みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
「もし、今夜突然電気が止まったら…」
そんな想像をしたことはありますか?
停電時、私たちが本当に必要とするものは何でしょうか?
この記事では、停電の室内で本当に役立つのはポータブル電源だけということについて解説します。
ポータブル電源が、他の電源確保手段とどのように違うのかを明らかにし、その有能性を深く掘り下げていきましょう。
●停電時に電力確保できる手段について知りたい!
●電力確保の手段の限界を知りたい!
●ポータブル電源が他の電力確保手段より優れている点を知りたい!
●停電時にどんな場面でポータブル電源が役立つのかを知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。
停電時に家にある電化製品の多くを使えるのはポータブル電源だけです。発電機やモバイルバッテリーなどその他の電力確保手段もありますが、それぞれに限界があるからです
目次
1. 停電時に電力確保できる手段
家庭における停電時、一般的に考えられる電力確保の方法は次の4つです。
・発電機
・モバイルバッテリー
・カセットガス
・ポータブル電源
まず最初にポータブル電源を除く3つの方法について説明します。
1) 発電機
発電機は、ガソリンやカセットガスなどの燃料を使い、エンジンを回すことで電気を作る機械です。
電気が止まってしまった時でも、燃料さえあれば電気を作れるため、一見すると非常に便利なものに思えます。
また、発電機は高出力な電力を供給できるため、様々な電化製品を動かすことができるというメリットもあります。
発電機は、工事現場やイベント会場など、電気が使えない場所で、家電製品や照明器具、電動工具などを動かすために使われているのが一般的です。
また、災害時など、停電が発生した際には、一時的に電力を供給するために利用されることもあります。
アウトドアやキャンプなど、電源のない場所で電気を使いたい場合にも便利です。
2) モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を充電するために使われる小型の蓄電池です。
持ち運びが便利で、外出先でバッテリー残量が少なくなった時に、手軽に充電できるのが特徴です。
近年では、大容量のモバイルバッテリーも販売されていますが、主にスマートフォンやタブレット端末、モバイルルーターなどの小型電子機器の充電に使用します。
外出先で、スマートフォンやタブレット端末のバッテリーが切れそうになった時に、コンセントがない場所でも手軽に充電できるため、普段使いに非常に便利です。
また、ポータブル扇風機やLEDライトなど、USB接続で動く小型家電にも利用できます。
3) カセットガス
カセットガスは、ブタンガスを充填した使い捨てのボンベで、カセットコンロなどのガス器具で使用されます。
手軽に入手でき、持ち運びも便利なため、調理器具や暖房器具の燃料として、家庭やアウトドアで広く利用されています。
カセットガスは、主にカセットコンロなどの調理器具や、カセットガスストーブなどの暖房器具の燃料として使用されます。
お湯を沸かしたり、簡単な料理を作る際に、手軽に火力を得ることができます。キャンプなどのアウトドアシーンでは、調理に欠かせない燃料として活躍しています。
2. 3つの電力確保手段の限界
1) 発電機の限界
発電機は、エンジンを搭載しているため、動作音が非常に大きいというデメリットがあります。
住宅地で使用すると近隣住民の迷惑になるため、使用場所が限られます。
また、屋内では、騒音が反響してさらに大きく聞こえるため、使用するのはほぼ不可能でしょう。
発電機は、燃料を燃焼させるため、一酸化炭素などの有害な排気ガスを排出します。
換気の悪い場所や屋内では、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があるため、使用には十分な注意が必要です。
排気ガスによる中毒は、最悪の場合、死に至る可能性もあるため、非常に危険です。
発電機を動かすためには、ガソリンやカセットガスなどの燃料が必要となります。
燃料の確保や備蓄は、手間がかかるだけでなく、保管場所や安全管理にも気を配る必要があります。
特に、ガソリンは消防法で保管できる量が定められているため、大量に備蓄することはできません。
発電機は、使用前にオイルや燃料の点検が必要であったり、使用後にも燃料を抜いたり、清掃をする必要があり、メンテナンスに手間がかかります。
また、長期間使用しない場合も、定期的にメンテナンスをする必要があり、これらの作業を怠ると、故障の原因にもなりかねません。
2) モバイルバッテリーの限界
モバイルバッテリーは、小型で持ち運びには便利ですが、容量が小さいため、家電製品を動かすには不向きです。
スマホやタブレットなどの小型電子機器の充電には使えますが、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品を動かすことはできません。
モバイルバッテリーは、事前に充電しておく必要がありますが、停電が長引いた場合、充電する手段がなくなってしまうため、長時間の停電には対応できません。
災害時などには、いつ電気が復旧するかわからないため、モバイルバッテリーだけでは不安が残ります。
モバイルバッテリーは、主にスマホやタブレットなどの小型電子機器の充電に使うことを想定して作られています。
そのため、AC電源が必要となる家電製品を動かすことはできません。
3) カセットガスの限界
カセットガスは、カセットコンロやカセットストーブなど専用ガス機器で使えて便利ですが、電気を必要とする家電製品は使うことができません。
そのため、停電時に冷蔵庫を動かしたり、テレビを視聴したりといったことは、カセットガスだけではできません。
通常時であればカセットガスボンベを入手することは容易ですが、停電が起きたときなど、非常時には需要が急増し確保が難しくなります。
災害時など、ガスボンベが手に入らない状況も想定して備えておく必要があります。
カセットガスを使える機器は一部に限られ、普段家庭で使っている電化製品は使えません。
3. ポータブル電源が他の電力確保手段よりも優れている点
1) ポータブル電源のメリット
ポータブル電源は、発電機のように騒音や排気の問題がなく、屋内で使用することができます。
また、充電式なので、燃料を確保する必要もありません。
さらに、複数の出力ポートを備えているため、さまざまな電化製品を使用できます。
また、ソーラーパネルと接続すれば、太陽光発電で充電することも可能です。
ポータブル電源は、停電時にも安心して電化製品を使える、非常に優れた電源確保手段です。
2) ポータブル電源が他の電源確保手段よりも優れている点
ポータブル電源は、発電機のような騒音や排気の心配がなく、モバイルバッテリーのように容量不足で困ることもありません。
また、カセットコンロのように、使える家電製品が限られることもありません。
ポータブル電源は、これらの問題を解決し、停電時にも、電化製品を安心して使えるという、他の電源確保手段にはない大きなメリットがあります。
3) ポータブル電源はなぜ停電時に「電化製品の多く」を使えるのか?
ポータブル電源が「電化製品の多く」を使える理由は、複数のAC出力ポートを搭載しているからです。
これにより、家庭用のコンセントと同じように、幅広い電化製品を使うことができます。
また、ポータブル電源は、様々な電力に対応できるUSBポートやシガーソケットなどの出力端子を備えています。
電子レンジや冷蔵庫など、消費電力の高い電化製品も使える機種もあり、停電時でも、普段と近い生活を送るための電力確保が可能です。
ほぼすべてのポータブル電源にはAC出力ポートがありますが、家にある電化製品を使えるかどうかはそのポータブル電源の容量や出力の大きさなどに左右されます。家庭にある電化製品の多くを使いたい場合は、大容量で高出力なポータブル電源を選ぶ必要があります
4. ポータブル電源を活用して停電時の生活を守る
1) 停電時に特に困ることとポータブル電源の役割
パナソニックが2021年に実施した防災意識アンケート「もしもの備え白書」によると、実際に5時間以上の長時間停電を経験した1000人が「特に困ったこと」として挙げた上位3つは、冷蔵庫、照明、そして冷暖房器具でした。
また、長時間停電時に「動かなくて困った」と回答が多かった家電の上位3つは、テレビ、照明器具、電子レンジでした。
これらの冷蔵庫、冷暖房器具、照明器具、さらにテレビ、電子レンジといった電化製品は、ACコンセント出力に対応したポータブル電源があれば、作動させることができます。
つまり、ポータブル電源は、停電時に感じる不安や不便さを大幅に軽減してくれるのです。
ただし、これらの電化製品を長時間使用したい場合は、大容量のポータブル電源に加えて、電力を補充するためのソーラーパネルも必要となるでしょう。
2) ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせで、より安心な備えを
ポータブル電源は、蓄電した電気を使い切ってしまうと、それ以上電気を使うことができません。
しかし、ソーラーパネルと組み合わせることで、太陽光発電による充電が可能になります。
これにより、ポータブル電源の充電切れの心配を解消し、電気を自給自足できるようになり、より安心な停電対策となります。
5. 1) でも触れましたが、ソーラーパネルとポータブル電源をセットで持つことは、長期化する停電にも対応できる、心強い備えとなります。
まとめ:ポータブル電源は停電時の「命綱」
ポータブル電源は、停電時に電化製品を使えるようにしてくれる、まさに「命綱」とも言える存在です。
この記事で解説したように、他の電源確保手段には限界がありますが、ポータブル電源であれば、騒音や排気の心配もなく、屋内で安全に電化製品を使うことができます。
ポータブル電源を備えることは、家族の安全を守るための賢明な選択と言えるでしょう。
ぜひ、ポータブル電源を導入し、災害時に備えましょう。