みなさんこんにちは ! ありーなです
友だちから「今のうちにお肉も備蓄しといた方がいいよ」って言われたんですが、どう思いますか?
そんな疑問の声にお応えして、お肉の備蓄について説明します。お肉に関するリスクを紹介した上で、備蓄(長期保存)に適した肉製品も紹介します
ぜひ最後までご覧ください
この記事を読むとこのようなことが分かります
目次
今我々が食べている「お肉」をとりまくリスク要因
ここ数年、お肉に関するさまざまな出来事が起きています。
その多くは「今日常的に食べているまともなお肉が、今後どんどん食べにくくなる」と心配になるような出来事であり、肉好きにとって大きなリスクに写ります。
【お肉を取り巻くさまざまなリスク】
1) 畜産お肉への逆風リスク
・地球温暖化の一因が畜産にあるとする動き(世界規模)
・代替肉(フェイクミート)の市場拡大
・培養肉の販売承認と商品化(外国)
・新しいたんぱく源としての昆虫食推進
2) お肉の供給量減少リスク
・豚熱・鳥インフルエンザなどの流行(世界規模)
・畜産業者の減少(国内畜産従事者の高齢化・経営悪化や国の政策による)
3) お肉価格の高騰リスク
・国産肉 生産コストの高騰(輸入飼料やエネルギー価格の高騰)
・国産肉 輸送コストの高騰(物流2024年問題や輸入エネルギー価格の高騰)
・輸入肉 円安やコロナ後のミートショックによる価格高騰と買い負け
1) 畜産お肉への逆風リスク
お肉への逆風リスクとは、畜産によるお肉を減らしつつ、お肉に代わるたんぱく源を増やそうとする流れです。
畜産は大量の水や土地、エネルギーなどを必要とするので「環境負荷が高い」と主張し、地球環境を守るために畜産を減らすという流れが存在します。
そして、持続可能な解決策として代替肉(フェイクミート)や培養肉、さらには昆虫食までもがすでに強力に推進されています。
2) お肉の供給量減少リスク
お肉の供給量が減少するリスクの一つは、豚熱・鳥インフルエンザなどの病気の流行です。
世界中で起きている病気の蔓延は、数多くの家畜の殺処分とその後のワクチン接種につながり、お肉の供給量にも影響を与えます。
もし今後、疫病の大流行が起きるようなことがあれば、お肉の供給量を減少させるリスクとなり得ます。
また国内の畜産業者を取り巻く状況もお肉の供給量が減少するリスクです。
農林水産省の畜産統計を見ると、肉用牛や豚、採卵鶏およびブロイラーの飼養戸数は、毎年減り続けています。
その理由は高齢化や後継者不足、経営悪化によるものと考えられますが、その一方で飼養頭数はほぼ横ばいで推移しています。
その背景には1件1件の畜産業者が大規模化してリスクに対処しているという事情がありますが、これは大きなリスクとも言えます。
もし世界的な混乱が今後も続き、より一層のコスト高から経営悪化が進めば、お肉の供給量が一気に減るかもしれません。
3) お肉価格の高騰リスク
海外からの輸入に多くを頼っている我が国は、外国での出来事がきっかけとなり物やサービス価格が高騰するリスクを常に背負っています。
家畜を育てる飼料(家畜の餌となるトウモロコシなど)の自給率まで反映すると、我が国のお肉の自給率は牛肉で9%、豚肉6%、鶏肉は8%と言うから驚きです。
パンデミックや戦争に端を発した品不足、価格高騰、円安による輸入価格高騰はすでに我々の暮らしを苦しめていますが、その被害はまだまだ序の口です。
終わることなく引き起こされている不安定な出来事が、いつ荒波となって日本人の生活に襲いかかってくるかは分かりません。
国内で家畜を育てるにせよ、海外からお肉を輸入するにせよ、お肉価格が高騰するリスクは常に存在します。
海外からの輸入のリスクだけではなく、日本国内にもお肉価格高騰のリスクは存在します。それが物流2024年問題や人手不足など構造的・制度的なリスク要因です
備蓄(長期保存)におすすめな肉製品
ここからはお肉製品を備蓄(長期保存)するのにおすすめな商品を紹介します。
「備蓄するならできるだけ体に良いものが良い」というニーズにお応えして、化学調味料や添加物をなるべく使っていない商品を集めました。
お肉不足や備蓄の必要性が言われ始めるころには、真っ先に品不足か価格高騰するであろう人気商品ばかりです。
まだ手に入る内に買い集めておくことをおすすめします。
お肉を使って作られた「長期保存できるおかず」を備蓄するのも一つの方法です
牛肉を使ったおすすめ備蓄(長期保存)食品
あいこちゃん ご飯にかける牛カルビそぼろ焼肉味
あいこちゃんでおなじみの伊藤食品の最新商品。
ご飯やパン、サラダ、ラーメンなど、トッピングするだけでおいしい牛カルビそぼろ焼肉味です。
牛カルビは輸入ですが、化学調味料・増粘剤不使用で国内自社工場製造です
【原材料名】牛カルビ(輸入)、醤油、粒状大豆たん白、砂糖、白ワイン、ローストオニオン、にんにくパウダー、生姜粉末、(一部に小麦・牛肉・大豆を含む)
※牛カルビは主にアメリカ、オーストラリア等の輸入牛
【内容量】60g(1缶あたり)
【賞味期限】製造日より3年
2023年11月に発売されたばかりの「ご飯にかける牛カルビそぼろ焼肉味」は現在お試し30%OFFキャンペーン中です。おひとり様1回限りで60gx24缶入りが3セットまで購入できます。24缶入りの通常価格は4,280円ですが30%OFFの3,000円で買えるチャンスです。
詳しくは こちら をご覧ください
アマゾンなどのショッピングモールにも出品されていますが、現在はメーカーから購入した方がお得です
そいたん 畑の肉と牛タンの甘辛醤油そぼろ
あいこちゃんでおなじみの伊藤食品の定番商品。
牛タンと大豆ミートを甘辛く味付けしたそぼろの缶詰です。牛タンは輸入ですが、化学調味料不使用で国内加工です
【原材料名】牛タン(輸入)、醤油、粒状大豆たん白、砂糖、白ワイン、ローストオニオン、山椒粉末、生姜粉末、(一部に小麦・牛肉・大豆を含む)
【内容量】60g(1缶あたり)
【賞味期限】製造日より3年
Hormel(沖縄ホーメル)発色剤無添加コンビーフハッシュ
牛肉とポテトを半々にブレンドしたコンビーフハッシュ(牛肉野菜煮)。ビーフ100%で発色剤無添加商品です
【原材料名】牛肉(輸入)、ばれいしょ、食塩、香辛料、砂糖
【内容量】70g(1袋あたり)
【賞味期限】製造日より1年間
豚肉を使ったおすすめ備蓄(長期保存)食品
わしたポーク
沖縄産の豚を使い塩と香辛料、沖縄産黒糖を使って味付けしたランチョンミートです。素材は全て国産で、化学調味料・結着剤・発色剤不使用の商品です。発色剤(亜硝酸ナトリウム等)を用いず塩漬けした「無塩せき」です。鶏肉も使用しています
【原材料名】食肉(豚肉(沖縄県産)、鶏肉(沖縄県産))、ばれいしょでん粉(遺伝子組換えでない)、食塩、黒糖、こしょう
【内容量】200g(1缶あたり)
【賞味期限】製造日から3年
人気商品のため一時かなり値上がりましたが、使用する豚を沖縄産から国内産に変えた商品を新発売したことにより値は落ち着いています(2023年11月現在)
沖縄ホーメル コープポークランチョンミート
子供に安心して食べさせられるポークが欲しいとの母親の声に応えて作られた商品で、素材は全て国産で、化学調味料・結着剤・発色剤不使用の商品です
【原材料名】豚肉(沖縄県)、ばれいしょでん粉(遺伝子組換えでない)、食塩(海水(沖縄県))、黒糖(沖縄県)
【内容量】200g(1缶あたり)
【賞味期限】製造日から3年
人気商品のため一時かなり値上がりしましたが、最近は落ち着いてきています(2023年11月現在)。近所にcoop(コープ)のスーパーがあればそこでも手に入ります
TOMINAGA 無塩せき ポークランチョンミート
富永食品の無塩せきランチョンミートです。保存料・着色料・甘味料不使用、発色剤(亜硝酸ナトリウム)不使用ですが、結着剤や添加物は入っています。前の2つは国内産の素材で作られていましたが、アメリカ産の豚肉を使っている点が特徴です
【原材料名】豚肉(アメリカ)、豚脂肪、結着材料(でん粉、大豆たん白)、食塩、砂糖、香辛料/酸化防止剤(ビタミンC)、香辛料抽出物
【内容量】190g(1缶あたり)
【賞味期限】製造日から3年
アマゾンの価格推移を見てみると、一度高騰したあと落ち着いた値段が最近また値上がり始めています(2023年11月現在)
鶏肉を使ったおすすめ備蓄(長期保存)食品
HOTEI(ホテイフーズ) 無添加サラダチキン
若鶏の胸肉を、オイルを使わずシンプルな水煮に仕上げたあっさりタイプのサラダチキンです。
食品添加物(化学調味料・リン酸塩)不使用、1缶当たりのカロリーが67Kcalと低脂肪なのもうれしい商品です
【原材料名】鶏肉、でん粉、食塩
【内容量】70g(1缶あたり)
【賞味期限】製造日から3年
一時値上がりしましたが、最近は落ち着きを見せています(2023年11月現在)
ミート21ショップ おうち居酒屋 鶏の炭火焼き
ミート21ショップの国産とり肉100%の炭火焼き(塩味)は楽天市場かアマゾンで購入できます。化学調味料(アミノ酸)、香料、保存料無添加の商品で、国産鶏肉100%使用、湯せんしてすぐに食べられる宮崎県の郷土料理です
【原材料名】鶏肉(国産親鶏肉)、食塩、胡椒(塩味)
【内容量】100g(1袋あたり)
【賞味期限】常温保存3年
塩味の他にも、タレ味やガーリックペッパー味、めちゃ辛ファイヤー味、にんにくガツン味、チキンカチャトラーヤ味がありますが、化学調味料(アミノ酸)、香料、保存料無添加の全てが該当するのは塩味のみです
牛・豚・鶏生肉の冷凍保存
最後に牛や豚・鶏肉の冷凍備蓄についても紹介します。
買ってきた生肉を真空パックにして冷凍庫に保存するだけですが、冷凍状態で1年ほど保存できます。
お肉の価格が安い内に、お肉が手に入る内にぜひお試しください
まとめ
最近の世界情勢や日本の状況を見ていると、肉製品を備蓄(長期保存)するならできるだけ早い方が良さそうです。
値上がりだけでなく入手困難となっていた人気の肉製品も、最近はまた手に入るようになってきて値段も安定しています。
備蓄に適した肉製品は、魚や野菜類と比べると極端に少なくなりますが、化学調味料や添加物を使っていない体に良い商品となればなおさら少数です。
まだ手に入る内に購入しておくことをおすすめします。
備蓄に関する記事は、こちらもご覧ください