ポータブル電源

【Jackery 1000Plusレビュー】使ってみて感じた良いところ、イマイチなところ

Jackery1000Plusレビュー
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みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです

リン酸鉄リチウムイオン電池搭載のPlusシリーズとして2023年7月に発売されたJackery 1000Plus。実際に使ってみて感じた良いところ、イマイチなところを具体的な写真や動画を交えて紹介します。

Jackery 1000Plusはどんなポータブル電源なのか全体像を知りたい!
Jackery 1000Plusを使って分かった良いところイマイチなところを知りたい!
Jackery 1000Plusのレビュー詳細を知りたい!
Jackery 1000Plusを安く手に入れる方法を知りたい!
Jackery 1000Plusの詳細スペックを知りたい!

そんな方はぜひ続きをご覧ください。

ありーな

Jackery 1000Plusは重量・サイズは少し大きくなりますが、あらゆる用途(キャンプや車中泊、防災用、普段使いなど)で重宝する万能型大容量ポータブル電源です。ジャクリの1000Whクラスポータブル電源で唯一エクストラバッテリー接続で容量を拡張できます

Jackery 1000Plusの全体像

ジャクリの製品ラインナップで、Jackery 1000Plusはリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のPlusシリーズで2番目に大容量です。

スペック・機能をまとめて見ると、あらゆる面でハイスペックなポータブル電源だと分かります。

ありーな

特に基本スペック(容量1264.64Wh、定格出力2000W、最大出力4000W)の大きさやサイクル数(4000回:70%)の多さが優れており、人気メーカー4社(Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackery)の容量1000Whクラスのポータブル電源ランキングで断トツのスペックです

※ 記事内に出てくる「容量1000Whクラス」とは、容量1000~1499Whで人気ポータブル電源メーカー4社 (Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackery)の製品を指しています

 容量1000Whクラスポータブル電源ランキングは、こちらをご覧ください 

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使ってみて感じた良いところ、イマイチなところ

詳しいレビューに入る前に、まずはこの記事の結論から。

Jackery 1000Plusを使ってみた結果、「Jackery 1000Plusはこんな人に向いている商品」だと感じました。

キャンプやアウトドア、防災や普段使いと、さまざまな用途に使える万能なポータブル電源が欲しい人

家にある電化製品のほとんどが使えるスペックを持った、できるだけ軽いポータブル電源が欲しい人

ポータブル電源選びが初めてで、どの機種がよいのか悩んでいる人

ありーな

Jackery 1000Plusに限らず、ジャクリ製品はポータブル電源を初めて買う人におすすめです。使いやすさやサポート体制、長期保証、信頼性、購入者の口コミなど、ジャクリ製品共通の魅力についてはこちらをご覧ください

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1) Jackery 1000Plusの良いところ

上の結論に至った根拠のポイントを、まとめて紹介します。

Jackery 1000Plusを実際に使ってみて、これらの点が「良いところ」と感じました。

〇 家にあるほとんどの電化製品が使える定格出力(2000W)と大容量 (1264.64Wh)
 ・容量1000Whクラスで、定格出力2000WあるのはJackery1000Plusだけ
 ・容量1000Whクラスで、Jackery1000Plusは最大容量

〇 毎日使っても10年使える長寿命
 ・容量1000Whクラスで、サイクル数4000回(70%)あるのはJackery1000Plusだけ

〇充電速度の速さ(ソーラー充電能力の高さ)
 ・AC、ソーラー共に、充電速度は急速
 ・容量1000Whクラスで、800Wまでソーラー入力できるのはJackery1000Plusだけ

〇 スタイリッシュで使いやすさにこだわったデザイン
 ・オレンジと黒のスタイリッシュなデザイン
 ・大きさの割には天面が平らで物が置きやすい形状
 ・重さを軽減してくれる、持ち運び安い折り畳み式の持ち手

〇静音性の高さ
 ・充電時でも出力時でも高い静音性

〇容量を5058Whまで増やせる拡張性の高さ
 ・容量1000Whクラスで、ここまで拡張できるのはJackery1000Plusだけ

〇スペックの割に軽い重量
 ・大容量、高出力の割には、軽くて扱いやすい

〇USB出力ポートすべてが急速充電対応
 ・USB-Cが2口とも100W対応、USB-Aが2口とも18Wの急速充電対応

〇欲しい機能を搭載した多機能機種
 ・EPSやアプリ連携(Bluetooth/Wi-Fi)、LEDライトなど搭載
 

※ 「容量1000Whクラス」とは、容量1000~1499Whで人気ポータブル電源メーカー4社 (Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackery)の製品を指しています

2) Jackery 1000Plusのイマイチなところ

次に、「イマイチかなぁ」と感じたポイントをまとめて紹介します。

△ 持つ人によっては「重い」と感じてしまう重量
 ・14.5Kgある本体は、力の弱い人にとってはかなりの重さに感じます

△ 小さめの車で使うには大きすぎるサイズ
 ・大きめの車ならいいとして、小さめの車で快適に使うのは厳しいかも

△ Jackery Plusシリーズから変更になった、少し持ちにくくなった持ち手
 ・持ち手部分が減ったのと共に、一部分指に負担がかかるような作りになった

△ 立ち上げに数秒かかる主電源
 ・Jackery Basic/Proシリーズでは主電源がなかったためJackery 1000Plusの主電源をイマイチと感じるが、他社製品は主電源ありが主流

△ 小さくて凹凸の少ない出力ボタン
 ・暗い場所など手探りで見つける必要があるときに探しづらい

△ 12V車からしか充電できないシガーソケット充電
 ・24V車から充電することはできない

ありーな

具体的なレビューを、次の章で説明します。文中に出てくるピンク色の下線は「良いところ」、水色の下線は「イマイチなところ」です

Jackery 1000Plusのレビュー

それではいくつかの項目にそって、具体的なレビューを紹介します。

・掲載されている写真はクリックすると拡大して見られます

・動画内で紹介しているファン回転音などは聞こえづらいため、ボリュームを調整してご覧ください

1) Jackery 1000Plusのサイズ感・重量感

Jackery 1000Plusのサイズは356×260×283mm(3辺合計899mm)で、容量1000Whクラスのポータブル電源の中では少し大きめです。

350mlの缶ビールと大きさを比べてみました。

ありーな

サイズが大きめなのは、クラストップレベルの容量(1264.64Wh)を持っているため当然とも言えます。容量1Wh当りのサイズに換算して比べてみると、Jackery1000Plusはなんと容量1000Whクラストップの小ささ(0.71mm/Wh)です

① 車内で使った時のサイズ感

Toyotaの1000CC乗用車(ヤリス)の車内でJackery 1000Plusを撮影しました。

Jackery 1000Plusは奥行も高さもある程度あるため、小さい車に入れると助手席の足元でも、助手席の上でもかなり大きく感じます

助手席の足元に置いた場合、折り畳み式の持ち手が頭上のグローブボックスに当たってしまい引き出してからでないと持ち手を使えませんでした

重さもあるので足元から引き出すにはかなりの力が必要になります。

ありーな

このサイズのポータブル電源を乗せて快適に過ごすなら、ある程度大きめの車が欲しいところですね

② 家の中で使った時のサイズ感

ポータブル電源の普段使いを想定して、キッチン(写真左)とテーブル(写真右)で使った様子を撮影しました。

Jackery 1000Plusは奥行が多少長い形状なため、その分スペースを占めてしまいます

使う予定の場所に置けるのかどうかは、購入前に確認しておく必要があります。

ありーな

奥行が少し長いというデメリットは、天面が平面になるという特徴でカバーしているのかもしれません。天面が平らであれば、少し広くなった分ポータブル電源の上に物が置きやすくなっているとも言えます

③ 手で持った時のサイズ感・重量感

重さは14.5Kgなので、2L入りのペットボトルの水 7.25本分(水1本=約2Kg)です。

上の写真は152cmの小柄な女性に持ってもらったときの様子ですが、14.5Kgはかなり重そうです。

見た目も大きく感じます。

片手で持ち上げることはかろうじてできますが、危険なので片手で持つのはやめた方が良いでしょう。

両手なら持っていられますが、持ち運ぶとなるとかなり厳しそうです。

Jackery 1000Plusを扱うにはそれなりの力が必要なので、力の弱い人でポータブル電源を持ち運んで使うことを考えている場合は、慎重な検討が必要です。

一方でこれだけのスペック(容量1264.64Wh、定格出力2000W)を持ちながら、重さが14.5Kgというのは「かなり軽いという見方もできます。

ある程度力のある人なら、14.5Kgはさほど苦労なく持ち運びができる範囲ではないでしょうか?

Jackery 1000Plusを「キャンプやアウトドア、防災、普段使いなど、さまざまな用途に使える万能なポータブル電源」と書いたのは、ハイスペックながら重さが14.5Kgという特徴からです。

ありーな

ポータブル電源を持ち運ぶ場合、重さだけでなく持ち手の形状も大切な要素です。ジャクリのポータブル電源は「折り畳み式の持ち手」を採用しており、使いやすいと好評です。他の持ち手のポータブル電源と比べどんな違いがあるのかを参考まで紹介します

【ジャクリポータブル電源の持ち手】

「折り畳み式の大きな持ち手」はジャクリポータブル電源の特徴の一つですが、他の持ち手と使い比べるといくつかの良いところを感じます。

他社ポータブル電源で見られる「3種類の持ち手」と比較して、紹介します。
(左端のイラストはポータブル電源を真上から見たイメージです)

① 持ち手穴(1か所)と比べた時の、Jackery折り畳み式持ち手のメリット

持ち手穴(1か所)

・持ち手が本体の中心にあるので、バランスがとりやすい
・持ち手の幅が広く端まで握れるので、両手で持った時に窮屈にならない(肘を曲げやすい)

②持ち手穴(2か所)と比べた時の、Jackery折り畳み式持ち手のメリット

持ち手穴(2か所)

・掴む場所が決められておらずどこを掴んでも良いので、状況に合わせた持ち方ができる
・持ち上げるときに、上半身の重みを使い引き上げることができる
(持ち手穴(2か所)の機種は手のひらに力を入れて手首で持ち上げるイメージ)
・折り畳み持ち手の分高さが出るので、下までかがまなくても持ち上げられる

③ 固定式持ち手と比べた時の、Jackery折り畳み式持ち手のメリット

固定式持ち手

・持ち手を折りたためば邪魔にならない
・持ち手を折りたためば平らになるので、上に物が置ける
・固定式持ち手と遜色ないくらい、折り畳み式持ち手もしっかりしている

ありーな

Jackery 1000Plusの持ち手は1つだけ残念な点があります。

Jackery 1000Plusの持ち手(写真右)の持ち手(オレンジ部分)はJackery 1000Pro(写真左)より小さくなっています。小さくなっているだけならまだよいのですが、Jackery 1000Plusの方はオレンジの両脇の部分がむき出しで、その部分を掴むと指に負担がかかり痛みを感じるような作りになってしまいました。

このデザイン変更は、Jackery Plusシリーズから行われているようです

Jackery 1000Pro

Jackery 1000Plus

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2) Jackery 1000Plusの外観・デザイン

① 前面・裏面

ジャクリのポータブル電源は、ブランドカラーのオレンジと高級感のある質感を持ったカリフォルニア生まれのスタイリッシュなデザインが特徴です。

所有感を満たしてくれるデザインは、家の中ではインテリアとなじみ、外に持ち出せば周りの人からの注目を浴びます。

そんなJackery 1000Plusの前面には、ディスプレイやLEDライト、出力ボタン、出力ポートなどが配置され、裏面には入力ポートや拡張バッテリー接続ポートが配置されています。

Jackery 1000Plusの「前面」の良いところ、イマイチなところ

Jackeryのポータブル電源は前面に付いているディスプレイの見やすさが特徴です。

濃い黒のディスプレイ上にオレンジと白の文字がはっきりと浮かび、必要最低限のシンプルな表示で見やすさ抜群です。

一方、ジャクリのポータブル電源の「出力ボタン」は小さくて長細く、凹凸の少ない「デザインを重視したであろう形」をしています。

普段使う時には問題ありませんが、勉強机の下など少し暗くて見づらいところにポータブル電源を置いて使う場合、ボタンが見つけづらく少し不便に感じるかもしれません。

手探りで探すようなときには少し手間取ります。

ありーな

机の下に置いたポータブル電源のボタンを見つけづらく感じるかどうかは個人差があります。私の場合、加齢とともに視力が落ち、体が硬くなったこともあり、ボタンが見つけづらいと感じることが何度かありました

Jackery Plusシリーズからは「主電源(POWER)」ボタンが付きました。

これまでのJackery Proシリーズ、Basicシリーズには主電源は採用されておらず、「LCD(DISPLAY)」ボタンを押せばすぐに起動して使えました。

「主電源(POWER)」ボタンを押してから起動するまで数秒かかるため、Jackery Pro、Basicシリーズを使い慣れた人には不便に感じます

しかしながら「主電源(POWER)」があると蓄電した電気の自然放電を防ぐことが期待でき、他社製品のほとんどが「主電源(POWER)」を採用している状況です。

最近のポータブル電源は「主電源(POWER)」付が主流です

ありーな

主電源ボタンをポンッと押せば電源はONになりますが、起動するまで数秒かかります。OFFにするときはディスプレイが表示されている状態で、主電源ボタンを5秒程度長押しする必要があります。主電源はバッテリーの自然放電を減らす効果があるそうです

Jackery 1000Plusの「裏面」の良いところ、イマイチなところ

裏面には、ポートを保護するための「少し大きめのプラスチック製カバー(横11.5cm×縦8.5cm)」が付いています。

これまでのJackery製品(Jackery Proシリーズ)では「ポートそれぞれに分かれたゴム製カバー」が付いていましたが、そのカバーと比べると 開いたときに邪魔になる、②ぶつけたり蹴飛ばしたりして壊れないかが心配になる という点をイマイチと感じました。

しかしその一方で、カバーの開け閉めがしやすくなった、②閉めた時に凸凹がないためデザイン性が改善された という良い点です。

イマイチなところも良いところもあるので、どっちに感じるかは人それぞれです。

② 右面・左面

左右両面はオレンジ色のシンプルな通風孔が付いているだけで、ポートなどは一切ありません。

本体の中心に来るように、折り畳み式の大きな持ち手が付いています。

 

③ 上面・底面

Jackery 1000Plusには折り畳み式の持ち手が付いていますが、持ち手を収納した状態で、上面が平らになります。

奥行が多少長くなっており、その分ポータブル電源の上に物を置きやすい形状とも言えます。

底面にはブランドカラーでもあるオレンジ色のゴムマット(防振や滑り止め用)が付いており、細かな部分までデザイン性を追求していることが分かります。

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3) Jackery 1000Plusの入力(ポータブル電源に電気を溜める)

① AC入力(ACコンセントからの充電)

ACコンセントからの充電は、本体裏面の「AC入力ポート」に「AC充電ケーブル」を差し込んで行います。

先に書いた通り、充電時には「少し大きめのプラスチック製カバー」を開くため、壁と本体の間にカバー分の隙間(9cm程度)が必要です。

充電に使う「AC充電ケーブル」も、ブランドカラーの鮮やかなオレンジに統一されているのもおしゃれですよね。

充電速度も急速で、100分かからず満充電できました(公称最短1.7時間で満充電)

【Jackery 1000Plusの充電モード切替】

Jackery 1000Plusの充電モードは、「高速充電モード」と「静かな充電モード」の2つから選べます。

「静かな充電モード」への切替はスマホのアプリでのみ行えるため、本体のボタン操作で切替はできません

購入したときのデフォルトは高速充電モードとなっており、高速充電モードで充電したときでも静音値が42dB以下です。

高速充電時で42dB以下という数字は、他社ポータブル電源と比べてもかなり静かですが、「静かな充電モード」で充電すると静音値が30dB以下とさらに静かになります

ありーな

静音値42dB以下の「高速充電モード」では約1.7時間で満充電できますが、静音値30dB以下の「静かな充電モード」では満充電まで4~5時間かかります。充電時間の違いを考えると、静けさがよほど必要な時以外は「高速充電モード」の方が便利です。モード切替の頻度がさほど多くないことを考えると、切替えできるのがスマホからだけでもよさそうです

充電時の音についてはこちらでご確認ください(ファン回転音は聞こえづらいのでボリュームを調整してお聞きください)。

 動画:高速充電モードと静かな充電モードのファン回転音 

② DC入力(ソーラーパネルやシガーソケットからの充電)

ソーラーパネルやシガーソケットからのDC充電は、Jackery 1000Plus裏面左下にある2つのDC入力ポートで行います(黄色部分)。

Jackery 1000Plusを購入すると、AC充電ケーブルと共に、車載用充電シガーアダプターとトランスジャック(DC7909⇒DC8020)が2つ付いてきます(写真左)。

トランスジャック(DC7909⇒DC8020)は、ジャクリのソーラーパネル(SolarSaga)から出ているケーブルプラグ(DC7909)をJackery 1000Plusのポートにつなぐときに間に挟んで使います(写真右)。

Jackery 1000PlusにはDC入力ポートが2つ付いており、最大入力W数が800Wあります。

容量1000Wクラスのポータブル電源で、ソーラー最大入力W数が800WもあるというのもJackery 1000Plusならではの特徴です。

800W分のソーラーパネルをつないで充電できるため、ソーラーパネルを何枚も置ける家庭にはより大きなメリットとなります(Jackery SolarSaga 200×4枚接続で、最短2時間で満充電)。

一方、シガーソケット充電は12V車のみ対応しており、24V車からの充電はできないので注意が必要です。

【Jackery 1000Plusのソーラー充電】

Jackery 1000Plusの商品ページにはソーラー発電時の満充電時間が次のように書かれています。

800Wで2時間、400Wで4.5時間、200Wで9時間、100Wで18時間

満充電(0⇒100%)までにかかるこの数字はある程度の参考にはなりますが、ポータブル電源を実際に充電するときは減った分だけ継ぎ足す「継ぎ足し充電」がほとんどです。我が家ではJackety 1000Plusを夕食作り使い、40~50%程減った電力を次の日にソーラー充電して継ぎ足しています。400W分のソーラーパネルを南向きのベランダに広げ、1日置いておけばだいたい100%まで充電できています。もちろん住んでいる家や天気によって状況が違うので一概には言えませんが、参考まで

③拡張バッテリーからの入力

Jackery 1000Plusは、拡張バッテリーをつないで容量を増やせるポータブル電源です。

裏面にあるプラスチック製カバー内右側にあるポート(黄色部分)から拡張バッテリーにつなぎますが、最大3台(合計5058Wh)まで容量を増やすことが可能です。

容量1000Whクラスのポータブル電源でここまで容量を拡張できる機種は他にはなく、拡張バッテリーが使えることでJackery 1000Plusの使い方は一気に広がります

ありーな

Jackery 1000Plusと拡張バッテリーがあれば、停電に備えたバックアップ電源として大量の電気を溜めておくことができます。キャンプやアウトドアでは、Jackery 1000Plus本体だけ持ち出して使えます

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4) Jackery 1000Plusの出力(ポータブル電源の電気を使う)

① AC出力ポートで家電を動かす

Jackery 1000Plus前面パネルの右下には3口のAC出力ポートが付いています。

「3口じゃ足りないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、もし足りない時は3又や電源タップをつないでポートを増やして使えます。

ディスプレイの右にある「主電源」を押して電源を入れた後、AC出力ポート脇の「AC出力ボタン」をONにすればAC出力ポートが使えます(ONになると緑色のライトが点灯します)。

3ポート合計2000Wまで出力が可能で、家庭にある電化製品のほとんどが使える他、複数の電化製品を同時に使えます

ありーな

Jackery 1000Plusで電化製品を動かしている動画を2本載せました。1本目は定格出力2000WのJackery 1000Plusで、消費電力800Wの自動調理器(ホットクック)と1250WのIH炊飯器を同時に動かしたときの動画、2本目は1200Wのドライヤーを動かした動画です。動作中のファン回転音などをお確かめください

 1.Jackery1000Plusで、消費電力800Wの自動調理器(ホットクック)と1250WのIH炊飯器を同時に使ってみました 

 2.Jackery1000Plusで、消費電力1200Wのドライヤーを強で使ってみました 

ありーな

Jackery 1000Plusの出力時の静音性は45dB以下で、他社製品と比べてもかなり静かです。静けさが求められる車の中や家の中で使うなら、できるだけファン回転音が静かな機種を選ぶことをおすすめします

② DC出力(DC出力ポートからの出力)

Jackery 1000Plus前面パネルの左下にはUSB-A出力ポートと、USB-C出力ポートがそれぞれ2口、右上にはシガーソケットのDC出力ポートが1口付いています。

出力ポートの隣にある「DC出力ボタン」を押すと、これらの出力ポートに通電します。

DC出力ポートで徴的なのは、USB-Cが2口とも100W出力に対応していることと、USB-Aが2口とも18Wに対応していることです。

ノートパソコンやスマホ、タブレットなど、ガジェットを急速充電するのにありがたい仕様です。

ありーな

シガーソケットのDC出力ポートはほとんどすべてのポータブル電源に搭載されています。「シガーソケット出力は何に使うの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、車中泊などで使う車載用電化製品(小型炊飯器や冷蔵庫、ケトルなど)はシガーソケットから給電するタイプが一般的です

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5) Jackery 1000Plusとスマートフォンの連携・遠隔操作

スマートフォンにアプリをインストールしてJackery 1000Plusと連携させると、離れたところからJackery 1000Plusを遠隔操作できるようになります。

できることは電力充電・使用状況のモニタリングや主電源などのON/OFF、充電モードの設定切替などですが、手元で操作ができるのは思いのほか便利です。

BluetoothだけでなくWiFiでも接続できるため、外出先などからポータブル電源を遠隔操作することが可能です。

スマホの遠隔操作で何ができるのかは、こちらの動画をご覧ください。

 スマホにタウンロードしたアプリでのJackery 1000Plus遠隔操作デモ 

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6) Jackery 1000PlusのEPS(非常用電源装置)機能

EPS:Emergency Power Supply(非常用電源装置)とは、突然の停電が発生し電気の供給が止まった場合など、電力が復旧するまで電力を供給し続けることを目的とした装置です。

Jackery 1000PlusのEPSは、停電が起きたとき20ms(ミリ秒)=0.02秒以内に自動的にポータブル電源からの給電に切り替えてくれますが、これは現在発売されているUPS/EPS機能付ポータブル電源の平均的なレベルです。

EPS機能を使うためには「壁の電源のコンセント」、「Jackery 1000Plus」、「パソコンなどの電化製品」の3つをつないでおく必要があるため、「迫りくる台風による停電に備えて3つをつないでおく」といった場面で使えます。

またペットの冷暖房や水槽の生命維持装置など、突然の停止が命取りとなるような機器の停電対策にも力を発揮します。

Jackery 1000PlusのEPS機能については、こちらの動画をご覧ください。

 Jackery 1000Plusにデスクトップパソコンをつなぎ、EPSを試してみました 

ありーな

ジャクリのポータブル電源はJackery 1000Plusや2000PlusなどがEPS、Jackery 600Plusや240NEWがUPSと表記していますが、どちらも20ms(ミリ秒)以内に通電を開始する同じ機能です。この違いは認証上の差異で起きているもので、今後統一するかどうかは現在検討中だそうです

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7) Jackery 1000PlusのLEDライト

Jackery 1000Plus前面パネルの左上には丸形のLEDライトが付いています。

ライトの隣にある「LEDライトボタン」で切り替えますが、モードは3種類(①ローライトモード ②ハイライトモード ③SOSモード)あります。

ポータブル電源にLEDライトが搭載されていると、突然の停電時にライトを探す必要がありません。

キャンプや車中泊などの暗がりで使うだけでなく、家の中で夜中にトイレに行くときの足下灯としても便利です。

 明るい場所、暗い場所でLEDライトを点けてみました 

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付録①:Jackery 1000Plusを安く手に入れる方法

通常価格168,000円のJackery 1000Plusを、できるだけ安く買うための役立つ情報を載せておきます。

Jackery公式オンラインショップでの販売価格比較

Jackeryの公式オンラインショップは4店舗(公式オンラインストア、公式アマゾン店、公式楽天市場店、公式Yahoo店)ありますが、それぞれの店でのJackery 1000Plus販売価格が比較できます。

Jackery公式サイトで見る

Jackery公式オンラインショップでのセール情報

Jackeryの公式オンラインショップは1年を通じてセールを開催していますが、そのセールのお買い得情報を紹介しています。

ちなみに2024年に行われたジャクリ公式オンラインストアのセールにおいて、通常価格168,000円のJackery 1000Plus(単品)の最安値は117,600円 (30%OFF)、平均価格は124,600円でした(2024年5月末時点)。

付録②:Jackery 1000Plusの詳細スペック


【基本スペック】
機種名Jackery 1000Plus容量1264.64Wh
発売日2023年7月定格出力2000W
通常価格168,000円定電圧機能
1Wh当り価格132.84円最大出力4000W
サイズ356x260x283mm充電方法AC、ソーラー、シガー
重量14.5Kg出力ポート8口
バッテリーリン酸鉄リチウムイオン動作温度-10℃~45℃
サイクル数4000回(70%)充電温度0℃~45℃
周波数50Hz/60Hz切替保管温度0℃~25℃(1年間)
0℃~45℃(3ヶ月)
-20℃~45℃(1ヶ月)
出力波形純正弦波保証期間5年
ファン回転音30dB以下(静音モード)
42dB以下(高速モード)
45dB以下(出力時)
認証/認定UN38.3
【入力(充電)】
充電方法入力W数充電時間
AC充電100-120V, 最大15A1.7時間
(高速充電モード)
4-5時間
(静かな充電モード)
ソーラーパネル充電12-60V, 11A 2ポート電流制限22A
(合計800W)
2時間(800W)
4.5時間(400W)
9時間(200W)
18時間(100W)
シガーソケット充電12V対応7時間
USB-C充電
発電機充電
その他
【出力(給電)】
給電方法口数詳細
AC出力3100V~, 最大20A, 50/60Hz(合計2000W)
USB-A出力2Quick Charge3.0 5-6V, 3A, 6-9V, 2A, 9-12V, 1.5A(各最大18W)
USB-C出力25/9/12/15V, 3A, 20V, 5A(各最大100W)
DC出力1ソガーシケットx1 12V, 10A(合計120W)
その他
【他機能】
機能名有無詳細
拡張バッテリー最大3台(5058Wh)
パススルー
UPSEPS 20Ms
アプリ連携W-iFi、Bluetooth
LEDライト
その他

ジャクリ公式サイトJackery 1000Plusの商品ページはこちら

Jackery 1000Plusの取扱説明書はこちら

まとめ

Jackery 1000Plusは、容量1000Whクラスのポータブル電源の中でトップクラスのスペックと機能を持っています。

ポータブル電源を初めて使う人にも使いやすいジャクリ社の人気モデルで、キャンプやアウトドア、防災、普段使いとさまざまな用途に使える万能なポータブル電源です。

後悔することのないスペックと機能、実績、評価を持っているJackery 1000Plusは、ポータブル電源を初めて選ぶ人にぜひおすすめしたい一台です。

Jackery 1000Plusと他Plusuシリーズ機種との比較は、こちらの記事もご覧ください

ジャクリPlusシリーズ-Jackery 1000Plus,600Plus,300Plus比較-ジャクリのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源「Plusシリーズ」。人気の3機種 Jackery 300Plus、Jackery 600Plus、Jackery 1000Plusを比較しながら紹介します...

Jackery 1000Plusの他社製品との比較は、こちらの記事もご覧ください

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あり~な
迫りくるリスクから大切なものを守るため、役立つのはポータブル電源と備蓄(食料・日用品など)です。備えておけば「安心感」や「心の余裕」が生まれ、まさかのときでも落ち着いて行動することができます。このブログでは今から備えておきたいポータブル電源と備蓄の情報・アイデアを紹介しています。詳しくは「プロフィール」をご覧ください