ホルムズ海峡封鎖で何が起こる?ポータブル電源の重要性

みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです

中東情勢の緊迫化が深刻さを増し、私たちの生活に欠かせないエネルギー供給への不安が高まっています。

特に、原油の主要な輸送ルートであるホルムズ海峡が封鎖された場合、日本への影響は計り知れません。

「ホルムズ海峡封鎖」という言葉を聞いて、「もしかしたら、自分の生活も大きく変わってしまうかも?」と不安を感じていませんか?

この記事では、ホルムズ海峡が封鎖された場合に起こりうる事態を詳しく解説し、私たちが今、どのような対策を講じるべきか、特にポータブル電源の重要性に焦点を当ててお伝えします。

なぜホルムズ海峡の封鎖が問題なのかを知りたい!
ホルムズ海峡封鎖で起こり得る3つの問題を知りたい!
今ポータブル電源を備えるべきかを知りたい!

そんな方はぜひ続きをご覧ください。

エネルギーのほとんどを中東に依存している日本にとってホルムズ海峡封鎖は大問題です。起きるかもしれない3つの問題を見れば、ポータブル電源を備えることの重要性が分かります


目次

1. なぜホルムズ海峡の封鎖が問題なのか?

日本のエネルギー事情:中東依存からの脱却は難しい?

日本のエネルギー自給率は10%程度と言われますが、原油に限るとほぼ100%(99.7%)を海外に依存しています。

国内に届いた原油は精製され、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、重油、LPガスなどの石油製品になりますが、その原油の94.1%はホルムズ海峡を通る中東からの輸入です。

原油の輸入が止まれば、車やトラックの燃料、火力発電所の燃料、石油化学製品の原料が枯渇し、日本人の生活に大きな影響をおよぼします。

以前の記事「ポータブル電源は必要ない?電力不足リスクから見たポタ電とソーラーパネルの必要性」で、日本には約8ヶ月分(2025年1月時点)の石油が備蓄されていると書きました。

一見すると十分な備蓄があるように見えますが、実際に輸入がストップした場合、何が起きるかは不透明です。

「備蓄は産業用に回されるので、一般市民の生活は制限される」

「封鎖がいつまで続くか見えないので、備蓄があったとしても暮らしは制限される」

ネットで調べると、このような意見も出てきます。

普通に考えれば、私たちの暮らしが制限されるのは間違いないでしょう。

2. ホルムズ海峡封鎖で起こりうる3つの大問題

ホルムズ海峡が封鎖されたら、以下のようなことが考えられます。

1) ガソリン価格の高騰: 
ガソリンはもちろん、灯油や軽油など石油製品全般が不足し、価格が大幅に上昇します。物流も滞り、生活必需品の価格高騰にもつながります

2) 計画停電の実施: 
火力発電の燃料となる原油が不足するため、電力供給が不安定になります。東日本大震災のように、大規模な計画停電が実施される可能性も否定できません

3) 電気料金の際限ない高騰: 
電気料金は輸入価格に影響を受けます。もし封鎖が長引けば、電気料金は青天井に上がり続けるでしょう


1) ガソリン価格の高騰

もしホルムズ海峡が封鎖されたら、中東に依存している原油輸入が滞り、ガソリン価格が大幅に高騰する可能性が考えらえます。

ガソリン価格の高騰は、私たちの生活に直接的な影響を与えます。

① 交通費の増加

毎日の通勤や通学で車を使っている場合、ガソリン代が大幅に増え、家計を圧迫します。

週末の買い物やレジャーなど、車での移動が多い家庭も同様です。

遠出する機会も減ってしまうかもしれません。

② 物価の上昇

食料品や日用品の輸送コストが上がり、スーパーやコンビニでの価格が高くなる可能性があります。

タクシーや運送業など、燃料を多く使うサービスの料金も値上がりするでしょう。

③ 消費の抑制

ガソリン代や物価高の影響で、多くの人が節約志向になり、高額な商品や旅行など、贅沢品の購入を控えるようになるでしょう。

④ 経済への影響

運送業や製造業など、燃料を多く使う企業はコスト増に苦しみ、経営が悪化する可能性があります。

消費者の買い控えや企業活動の停滞は、景気後退を招く可能性も否定できません。

⑤ 生活の変化

車を使う頻度を減らし、公共交通機関や自転車の利用を検討する人が増えるでしょう。

近場でのレジャーや自宅での娯楽を楽しむなど、ライフスタイルが変わる可能性もあります。

ガソリン価格の高騰は、私たちの生活に様々な形で影響を与えます。日々の生活を見直し無駄な消費を抑えるなど、家計を守るための対策が必要になってきます


2) 計画停電の実施

「計画停電」と聞くと東日本大震災の時のことを思い出しますが、ホルムズ海峡封鎖がきっかけで計画停電が実施される場合、その規模は想像をはるかに超えるものになるかもしれません

国と電力会社各社は、東日本大震災の教訓を活かし「計画停電の考え方」を取りまとめ、公表しています。

各社とも「計画停電は1日2時間程度」「停電地域はグループ単位で毎日変更する」といった案を出していますが、本当にこの程度で済むのでしょうか?

中東からの輸入がストップすると、日本全国で燃料不足が発生します

その時何が起きるのかは誰にも分かりません。

停電が起きて冷蔵庫が使えなくなると、中の食品が腐ってしまう可能性があります。そのため、1日に何時間もぶっ通しで計画停電を実施する可能性は低いと思いますが、実施回数や継続期間が増えるかもしれません。そのようなリスクを想定して準備をしておく必要がありそうです


3) 電気料金の際限ない高騰

ホルムズ海峡が封鎖され、エネルギー輸入が滞れば、電気代が高騰する可能性があります。

日本の電気料金は、輸入燃料価格に連動して「燃料費調整単価」が上下する仕組みになっています。

これは2023年に行われた電気料金改定で、「燃料費調整単価の上限」が撤廃されてしまったからです。

もしホルムズ海峡が封鎖され、輸入する燃料価格が上昇すれば、電気料金は際限なく値上がるかもしれません

政府は物価高の対策として電気代などの補助を実施していますが、いずれも期間限定で、1kWhあたり数円程度の補助です。

参 考

【物価高対策による電気代補助】

世界的なエネルギー価格の高騰などにより引き起こされた物価高の対策として、政府は電気料金等に対する補助を行ってきました

・電気・ガス価格激変緩和対策事業:
2023年2月~2024年4月使用分 1kWh当り7円割引
2024年5月使用分 1kWh当り3.5円割引

・酷暑乗り切り緊急支援:
2024年8月~10月使用分 1kWh当り4円割引

・電気・ガス料金負担軽減支援事業補助金:
2025年1月~2月使用分 1kWh当り2.5円割引
2025年3月使用分 1kWh当り1.3円割引

※補助による割引は低圧の料金



今後、電気代がどれくらい高騰するかは不透明ですが、あらゆる物価が上昇している中で、電気代まで値上がりすると、家計への負担は非常に大きくなります。電気代補助があったとしても、家計への影響は限定的かもしれません


3. ホルムズ海峡封鎖への備えはポータブル電源が鍵

ホルムズ海峡の封鎖が実際に起こるかどうかは分かりませんが、エネルギー輸入が途絶えるような事態が起これば、それは自分や家族の危機に直結します。

ホルムズ海峡封鎖の可能性が高まっていると考えるなら、ポータブル電源を購入して備えるタイミングかもしれません

ポータブル電源は高いというイメージがありますが、実はそうでもありません。

特にソーラーパネルとセットで持っておけば、様々なリスクに対応できます。

ホルムズ海峡封鎖によって想定される計画停電や電気代高騰だけでなく、災害への備え、そして毎日の暮らしの中で使うことで電気代の節約にも貢献してくれます


まとめ:ホルムズ海峡封鎖で何が起こる?

私たちは今、普段と変わらない生活を送っていますが、中東で起きていることは日本の暮らしに大きな影響を与えます。

原油の9割以上を中東からの輸入に頼っている日本にとって、その輸入が滞れば生活が一変するのは明らかで、事態が起きてからでは遅すぎます。

ポータブル電源とソーラーパネルがあれば、停電時でも電気を自給できます。

計画停電や電気料金の高騰、もちろん災害時にも、自分や家族を守ることができます。

ホルムズ海峡の封鎖という大きなリスクが現実味を帯びてきた今こそ、ポータブル電源を購入して備えるべき時かもしれません。

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