みなさんこんにちは ! ありーなです
冬になったら暖房器具をポータブル電源につなぎ、ソーラー発電で溜めた電気を使って電気代の節約をしたいと思っています
そんな声にお応えして、ポータブル電源で冬に暖房(電気ストーブやヒーター)を使いたい人が抱きそうな疑問にお答えします
この記事を読むとこのようなことが分かります
【この記事でわかること】
・どんな電気ストーブ/ヒーターがポータブル電源で使えるのかが分かります
・電気ストーブ/ヒーターの消費電力はどこを確認すればよいのかが分かります
・ポータブル電源が突然止まってしまったらどうすればよいかが分かります
ぜひ最後までご覧ください
目次
ポータブル電源で電気ストーブ/ヒーターを使う時の疑問
Q1 どんな電気ストーブ/ヒーターがポータブル電源で使えるの?
「どんな電気ストーブ/ヒーターがポータブル電源で使えるの?」に対する答えは、
ポータブル電源の定格出力より、電気ストーブ/ヒーターの消費電力が小さければ使えます
です。
今ポータブル電源を持っている人にも、これからポータブル電源を買う人にも同じことが言えますが、ポータブル電源で電化製品を動かせるかどうかは、次の数式で分かります。
電化製品の定格消費電力 ≦ ポータブル電源の定格出力
基本的には上の数式の通りですが、電気ストーブやヒーターの場合いくつか知っておくとよいことがありますので、その点を説明します。
1) 「強・中・弱」など、設定を変えると消費電力が変わる機種がある
電気ストーブやヒーターの中には「強・中・弱」や「ターボモード・標準モード・静音モード」など、好みに応じて設定を変えられる機種があります。
設定が変えられる機種の中には設定を変えると消費電力も変わる機種があるため、弱や静音モードであれば定格出力が小さなポータブル電源で動かせる場合もあります。
例えば上の写真にあるSHARPのセラミックファンヒーターの場合、「強」に設定すると消費電力が1,200Wですが、「弱」だと650Wに変わります。
この点についてはQ2で詳しく説明します
2) モード設定で消費電力は変わるが温度変更では変わらない機種もある
一方でもう少しややこしい機種もあります。
例えば上の写真にあるダイソンの空気清浄機付きファンヒーターは、モード(涼風モードと温風モード)変更では消費電力が変わります。
しかし同一モード内の温度変更では消費電力は変わりません。
つまり「温風モード」で動かす限り、温度を25℃に設定しても33℃に設定しても消費電力は固定で1,200Wかかってしまいます。
たとえば上で説明した1) 2)のヒーターをJackery 1000Pro(定格出力1,000W)で動かす場合、1) SHARPのヒーターは「弱(消費電力650W)」なら動かせますが、ダイソンのファンヒーターは「涼風モード」しか使えません。つまりダイソンのファンヒーターにJackery 1000Proをつないで冬の暖房(温風モード)としては使えません
Q2 電気ストーブ/ヒーターの消費電力はどこを見ればいいの?
「電気ストーブ/ヒーターの消費電力はどこを見ればいいの?」に対する答えは、
本体についているラベルだけでなく、取扱説明書を見てください
です。
単機能の電気ストーブやヒーターであれば本体に貼ってあるラベルを見ればよいのですが、Q1の1)で説明したような設定が変えられる電気ストーブやヒーターは取扱説明書も確認しておく必要があります。
このSHARPのファンヒーターの場合、本体に貼られたラベルには「定格消費出力1200W/1150W(50Hz地域で1200W、60Hz地域で1150Wの意味)」とだけ書かれています(写真左)。
しかし実際は設定ごとの消費電力は異なっており、取扱説明書には「強」の場合1200W/1150W、「弱」の場合650W/600Wと記載されていることが分かります(写真右)。
このSHARPのセラミックヒーターは、最初から「弱(消費電力650W)」に設定して使えば定格出力1000Wのポータブル電源でも使えるということです
Q3 暖房使用中にポータブル電源が突然止まってしまったけど大丈夫?
「暖房使用中にポータブル電源が突然止まってしまったけど大丈夫?」に対する答えは、
過電流が流れたことをポータブル電源が検知して、自動的に電流が遮断されただけなので大丈夫
です。
もしポータブル電源の定格出力より大きな消費電力の暖房をつないでしまっても、BMSが搭載されたポータブル電源であれば、安全装置が作動して自動的に電気を遮断してくれるので安心です。
BMSとはバッテリーマネジメントシステムの略で、信頼できるメーカーのポータブル電源であればバッテリーの安全性を高めるために必ず搭載されています。
ポータブル電源がストップした場合、暖房(電気ストーブ/ヒーター)のプラグを外して、それ以上その電化製品を使用しないようにしてください。
BMSにより電流が遮断されポータブル電源が停止するようなことが繰り返されると、バッテリーに負担がかかり故障の原因となります。できるだけ電気の遮断が起こさないように、電化製品を使う前にしっかりと消費電力を確認しておきましょう
ポータブル電源の定格出力とは、同時に使える電気の総量を指しています。たとえば定格出力が1000Wのポータブル電源の場合、消費電力が1200Wの電化製品1台を使う場合も、600Wの電化製品2台使う場合も定格出力を超えるため電流が遮断されてしまいます
Q4 おまかせ(自動)モードはポータブル電源でも使えるの?
「おまかせ(自動)モードはポータブル電源でも使えるの?」に対する答えは、
突然停止するリスクが高いので、おまかせ(自動)モードは使わない方が良い
です。
電気ヒーターなどの一部の機種についている「おまかせ(自動)モード」は、室温に応じて自動的に風量などを調整してくれます。
便利な機能ではありますが、運転中に消費電力が変わってしまうためポータブル電源での使用はおすすめしません。
災害時などに暖房器具をポータブル電源につないで使用するときは、できるだけ低い温度に設定し、余計な機能(首振りや加湿、除菌など)は全て停止して使うことをおすすめします。温度が高ければ高いほど、機能を使えば使うほど多くの電力を消費してしまいます
Q5 エアコンと電気ストーブ、より多く電気を使うのはどっち?
「エアコンと電気ストーブより多く電気を消費するのはどっち?」の答えは、
一概には言えませんが、一般的にはエアコンの方が消費電力が低い
です。
消費電力は使う機器の種類・サイズや設定などにより異なるため、一概には言えません。
しかし、エアコンと電気ストーブ/ヒーターの特性上、エアコンの方がトータルの消費電力が低くなるのが一般的です。
エアコンは室内温度を設定温度まで上げるときには大きな電力を消費しますが、設定温度に達した後は消費電力が下がります。
特に「自動運転モード」にしておけば、不必要な電気を節約してくれます。
一方電気ストーブ/ヒーターは設定に応じて消費電力が固定されるため、例えば「強」に設定していれば1,200W、「弱」に設定していても650Wを消費し続けてしまいます。
節電のための設定温度は、夏で28度、冬は20度が推奨されています。エアコンは設定温度を1度下げるだけで消費電力を約10%節約できるといわれていますので、推奨温度で運転することで消費電力がより一層抑えられます
まとめ
電気ストーブ/ヒーターは冬の暖房器具の中でも消費電力が多いと言われています。
災害時に電化製品を使うのであれば、消費電力を抑えられる機器の方が電気を有効に使えます。
もし電気ストーブ/ヒーターを使うのであれば、できるだけ消費電力が抑えられる設定にして使うことをおすすめします。
ポータブル電源でエアコンを使いたい人は、こちらの記事もご覧ください
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容量ごとのポータブル電源機種比較は、こちらの記事をご覧ください