ポータブル電源

「電気毛布をジャクリのポータブル電源で使いたい」という人の疑問に答えます

電気毛布をジャクリのポータブル電源
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みなさんこんにちは ! ありーなです

ありーな

車中泊で使うことが多い電気毛布。「電気毛布をジャクリのポータブル電源で使いたい」という人が抱く疑問(電気毛布は何時間使えるの? 電気毛布を使うときに知っておくべきことは?どのポータブル電源を選べばいいの?)に答えます。物価が高騰する中迎えるこの冬は、エアコンや電気ヒーターを使わず電気毛布を使うのもおすすめです。ソーラー発電した無料の電気で電気毛布を使えば、電気代負担を大きく減らせます

1. ジャクリポータブル電源で電気毛布はどれくらい使えるの?

ジャクリの商品ページで見かけるこのようなイラスト。

ポータブル電源を使い電化製品を動かしたときの、使用可能時間や充電可能回数の参考値です。

例えば上のイラストの赤丸部分で言えば、消費電力55Wの電気毛布をJackery 240NEWで使った場合、約3.7時間使えるということを意味しています。

ポータブル電源は機種により容量が違うため、同じ消費電力の同じ家電を使った場合でも使える時間は異なります。

メーカー商品ページに掲載されているイラストを見比べることで、そのポータブル電源で何にどれくらい使えるのかをイメージすることができます。

1) ジャクリが公表している電気毛布使用可能時間(公称データ)

それでは、ジャクリの各ポータブル電源で「電気毛布」を使った場合、どれくらいの長さ使うことができるのでしょうか?

商品ページに載っているイラストのデータで見べてみましょう。

下の一覧表は、各商品ページに載っているイラストから電気毛布に関する数字を抜き出してまとめたものです。

消費電力が異なる電気毛布(50W or 55W)で計測しているケースや、電気毛布の計測結果自体載っていない機種もありますが、ジャクリが公開している公称数字です。

機種名電気毛布(50W)電気毛布(55W)
Jackery240約4時間
Jackery240NEW約3.7時間
Jackery300Plus約4時間
Jackery400約6時間
Jackery600Plus約8時間
Jackery708約10時間
Jackery1000約13時間
Jackery1000Pro約14時間
Jackery1000NEW約12時間
Jackery1000Plus約14時間
Jackery1500約17時間
Jackery1500Pro約17時間
Jackery2000NEW約25時間
Jackery2000Plus記載なし記載なし
Jackery2000Pro記載なし記載なし
Jackery3000Pro約34時間

2) わが家の電気毛布ではどれだけの時間使えるの?

「55W(もしくは50W)の電気毛布を使える時間数は分かりましたが、我が家の電気毛布は70Wなんです」

そんな場合は、ジャクリ公式サイトの商品ページにある「稼働時間のシミュレーション(上写真)」を使いご自宅にある電化製品の消費電力(W数)を入力してください。

ポータブル電源は機種によって容量が違うので、「稼働時間のシミュレーション」を使う場合は、お目当ての機種の商品ページ掲載のものを使う必要があります。

参考まで、Jackery 240NEWの「稼働時間のシミュレーション」のリンク を貼りました(開いたページの中ほどにあります)。

稼働時間が一瞬で計算されますので、試してみてください。

「稼働時間のシミュレーション」の稼働時間算出方法

ジャクリのポータブル電源の稼働時間は、全機種共通、以下の数式で算出されます。つまり「稼働時間のシミュレーション」を使わなくても、この数式に当てはめるだけで稼働時間が簡単に分かります

稼働時間 =

ポータブル電源容量 × 0.8 ÷ 電化製品の消費電力

ポータブル電源容量に掛けられている「0.8」は、電気を変換するときに生じる「DC(直流)・AC(交流)変換効率」の値です。20%の変換ロスが生じてその分の電気は使えないと想定しています

3) ジャクリ人気機種の 電気毛布稼働時間 一覧

「電気毛布」の消費電力がどれくらいなのかを確かめるため、価格.comの人気売れ筋ランキング上位の商品で調べました。

掛け毛布と敷き毛布で多少の違いがありましたが、一般的な電気毛布は40~80Wの範囲内に収まりそうです。

【電気毛布 売れ筋商品の消費電力】

掛け毛布:60~80W程度

敷き毛布:40~55W程度(最大75W)

そこで次に、先に紹介した「稼働時間のシミュレーション」を使い、40~80Wの電気毛布を使った場合の各ポータブル電源の稼働時間を調べました。

その結果を、表にまとめましたので、ご自宅にある電気毛布の消費電力を確認した上でご覧ください。

ちなみにこの表に書かれた4機種は、2024年に発売されたばかりの新機種で、電気毛布を使うにもおすすめな機種ばかりです。

単位:約〇〇時間
機種名容量40W50W60W70W80W
Jackery240NEW256Wh5.14.13.42.92.6
Jackery600Plus632Wh12.610.18.47.26.3
Jackery1000NEW1070Wh21.417.114.312.210.7
Jackery2000NEW2042Wh40.832.727.223.320.4

電気毛布の類似商品「電気ひざ掛け」の消費電力

「電気毛布」と同じ方法で「ひざ掛け」についても一般的な消費電力を調べたところ、「ひざ掛け」の一般的な消費電力は5~60Wと分かりました。そこで先の表に載っていない「30W以下(5W~30W)の稼働時間」を調べ表にまとめました(40W以上は前出の表参照)

単位:約〇〇時間
機種名容量5W10W20W30W
Jackery240NEW256Wh4120.510.26.8
Jackery600Plus632Wh101.150.625.316.9
Jackery1000NEW1070Wh171.285.642.828.5
Jackery2000NEW2042Wh326.7163.481.754.5

2. 電気毛布をポタ電で使う時に知っておくとよいことは?

電気毛布をポータブル電源で使う時に知っておくとよいことをまとめて紹介します。

1) ソーラー発電した電気で電気毛布を使えば電気代を節約できる

冬の寒さをしのぐためには暖房を使わざるを得ませんが、その電気代負担はバカになりません。

電気代負担が大きくなる要因は、

1. 暖房器具(エアコンや電気ヒーターなど)は点けっぱなしにすることが多い

2.暖房器具(エアコンや電気ヒーターなど)は消費電力が大きい

からですが、その電気代を減らすことはできないのでしょうか?

そこで考えられるのが、ソーラー発電した電気をポータブル電源に溜め、その電気を使い暖房器具を動かすことですが、実はこの方法では電気代負担をほとんど減らせません。

なぜなら、エアコンや電気ヒーターは消費電力が大きく、ポータブル電源に溜めた電気で使える時間は限られてしまうからです。

短時間しか使えないなら、暖房として役立ちませんよね。

そこで考えられるのは、ソーラー発電した電気で「電気毛布」や「電気ひざ掛け」を使う方法です。

消費電力が小さな電気毛布や電気ひざ掛けなら、ポータブル電源でも長時間使えます

エアコンや電気ヒーターを極力使わずに、電気毛布や電気ひざ掛けを多用する。

起きてる間は電気ひざ掛けを使い、寝てる間は電気毛布。

全てを変えることは難しいかもしれませんが、この生活ができたなら電気代負担は大きく減らせます。

2) 電気毛布の設定温度を低くすれば、より長時間使用できる

一般的な電気毛布には「強・中・弱」などの温度調整機能が付いています。

強より中、中より弱の方が消費電力が小さいため、設定温度を低くすれば電気毛布をより長時間使えるようになります

例えばKODENの電気毛布 「敷きタイプVWA402H-HK(定格出力40W)」の場合、温度調整により次のような違いが生まれます。

温度調整表面温度消費電力
(1時間当り)
約52℃約23Wh
約36℃約14Wh
約20℃約2Wh

ありーな

熱が逃げにくくなるような工夫をして設定温度を抑えられれば、より長時間電気毛布を使うこともできますし、節電と言う意味でもより大きな効果が得られます

3) 極端に高温・低温な場所で使うと、使用可能時間が短くなる

ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は周辺温度の変化に影響を受けてしまいます。

ポータブル電源を極端に高温・低温な場所で使用すると、出力低下などの可能性があるため、ポータブル電源には「環境温度」が定められています。

電気毛布を使うときは特に「動作温度(ポータブル電源を適正に使用できる周辺温度の許容範囲)」を気にする必要がありますが、最近発売されたジャクリのPlusシリーズやNEWシリーズの動作温度は「-10℃~45℃」となっています。

ありーな

電気毛布を屋内で使う場合は動作温度を気にする必要ありませんが、冬の車内やテント内などで使う場合には注意が必要です。外気の影響でポータブル電源が冷えすぎてしまわないよう、保温バッグに入れるなど何らかの対策が求められます

4) 電気毛布を2枚同時に使うときの稼働時間は「1/2」と考える

先に紹介した電気毛布の稼働時間は、電気毛布を1枚使った場合の時間数です。

もし電気毛布を2枚使うときは稼働時間が約1/2、3枚使うときは約1/3になると考えてください。

例. Jackery600Plusで消費電力50Wの電気毛布を使った場合

電気毛布1枚の場合:約10.1時間

電気毛布2枚の場合:約5.05時間

5) ポータブル電源のAC出力ポート数は少なくても大丈夫

小容量の小型ポータブル電源、例えばJackery 240NEWなどにはAC出力ポートが1口しか付いていません。

1つしかないAC出力ポートに電気毛布をつないでしまったら、同時に他の電化製品をつなぐことができないように感じますがそこは大丈夫です。

ポータブル電源のAC出力ポートが足りない場合は、3又コンセントや電源タップをつないでポートを増やして普通に使えるからです。

ちなみに、ジャクリポータブル電源7機種のAC100V出力ポートの数は次の通りです。

機種名容量定格出力AC100V
出力ポート
Jackery240NEW256Wh300W1口
Jackery600Plus632Wh800W2口
Jackery1000NEW1070Wh1500W3口
Jackery2000NEW2042Wh2200W3口

3. ジャクリのどのポータブル電源を選べばいいの?

ポータブル電源選びの参考に、電気毛布を使うのにおすすめのジャクリポータブル電源4機種を紹介します。

紹介する4機種は2024年に発売された最新機種で、スペックや機能、安全性、使いやすさなど、あらゆる面で優れています

実際に使う電気毛布の消費電力や使いたい時間数、使いたい枚数などを考慮しながら、自分の使い方に合った機種を選ぶ参考としてください。

1) Jackery 240NEW:2024年5月発売

2024年5月に発売されたJackery 240NEW は、容量256Wh、定格出力300Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の小型ポータブル電源ACで1.9時間、ソーラパネルで3.3時間の急速充電や緊急充電(AC1時間)に対応し、4000回(70%)のサイクル数、UPS機能、アプリ対応、LEDライト搭載の多機能機種ながら3.6Kgと軽量コンパクトなのが魅力です。スペック・機能共にJackery240から大幅にグレードアップしました

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2) Jackery 600Plus:2024年4月発売

2024年4月発売のJackery 600Plus は、容量632Wh、定格出力800Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の中容量ポータブル電源ACなら最速1.7時間、200Wのソーラーパネルなら4.3時間で満充電可能な急速充電や、4000回(70%)のサイクル数、20msのUPS機能、WiFi/Bluetoothで接続可能なアプリ対応など、7.3Kgとコンパクトなボディに多くの機能が搭載されています。緊急時には60分で充電できる緊急充電モードも備わっています

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3) Jackery 1000NEW:2024年7月発売

2024年7月に発売されたJackery 1000NEW は、容量1070Wh、定格出力1500Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の大容量ポータブル電源。三元系リチウム電池搭載機種Jackery 1000とJackery 1000Proの後継モデルでながらサイズは1000Proの20%OFF、重量は10.8Kgと軽量コンパクトです。最短1.7時間の高速充電(緊急モードなら最短60分)や4000回(70%)のサイクル数、20msで切り替わるUPS機能を搭載した多機能機種です

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【Jackery 1000NEW】普段使いにおすすめ 1000Whクラスポータブル電源Jackery 1000NEWはリン酸鉄リチウムイオン電池機種ながら軽量コンパクト。ハイスペック、多機能ながらリーズナブルな価格です。普段使いにおすすめなポータブル電源を比較しながら紹介します...

4) Jackery 2000NEW:2024年8月発売

Jackery 2000NEW は2024年8月に発売されたリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の超大容量ポータブル電源。家庭にあるほぼすべての家電が動かせるスペック(容量2042Wh、定格出力2200W)を持ちながら、同クラスの機種よりサイズは40%小さく、重量で34%の軽量化を実現しています。4000回のサイクル数で毎日使っても約10年間使える長寿命ACでは2時間、ソーラー400Wなら4時間でフル充電でき、緊急時に役立つ緊急充電モード(1.7時間で満充電)も備えています。世界初CTB技術採用やUL安全認証、UL1778認証済のUPSなど、他社製品にない魅力がいっぱいです

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まとめ

少ない電気で暖を取れる「電気毛布」は、車中泊やアウトドアだけでなく、屋内で使い電気代の節約にもつながる便利な電化製品です。

どこでも電気が使える「ポータブル電源」との相性はよく、ソーラーパネルで作った無料の電気を使えば電気代の負担を大きく減らせます。

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迫りくるリスクから大切なものを守るため、役立つのはポータブル電源と備蓄(食料・日用品など)です。備えておけば「安心感」や「心の余裕」が生まれ、まさかのときでも落ち着いて行動することができます。このブログでは今から備えておきたいポータブル電源と備蓄の情報・アイデアを紹介しています。詳しくは「プロフィール」をご覧ください