みなさんこんにちは ! ありーなです
小さめのポータブル電源が欲しいのですが、モバイルバッテリーで有名なアンカーのポータブル電源はどうですか?
アンカーは以前、三元系リチウム電池を搭載した中・小容量のポータブル電源を何台も出していました。しかし現在はそれらの生産を中止し、リン酸鉄リチウムイオン電池搭載のポータブル電源に切り替えています。現時点ではまだ4機種だけですが、それらの機種のスペックや特徴、機種選びのポイントを紹介します。機種選びの際にお役立てください
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目次
Anker(アンカー)とは
「Anker」は2011年に中国湖南省長沙市で設立された「Anker Innovations Limited」のモバイル充電ブランドです。
Googleのエンジニアだったスティーブン・ヤンを中心に、Google出身者を中心に設立された「Anker Innovations Limited」は、「Anker」の他にもオーディオブランド「Soundcore」やスマートホームブランド「Eufy」、プロジェクターブランド「Nebula」といった姉妹ブランドを展開しています。
モバイルバッテリーなどのスマートフォン・タブレット関連製品を高品質で低価格で提供している同社は、アメリカ・日本・ヨーロッパなど世界140ヶ国以上でビジネスを行っています。
アンカーについての詳細は、こちらの記事で他メーカーと比較しな柄紹介しています
Anker(アンカー)ポータブル電源の他社にない特徴
ポータブル電源のリーディングカンパニーであるアンカーは、他社にはないさまざまな特徴を備えた商品やサービスを展開しています。
✔ 世界No.1モバイル充電ブランドとしての信頼と実績
⇒モバイルバッテリーや充電器など、国内オンラインシェア1位
✔ 高い研究開発力と独自の技術力
⇒Power IQやSurge Pad機能、急速充電技術HyperFlashなど
✔ 高い品質を裏付ける長期保証
⇒中・小容量ポータブル電源の全商品で5年の長期保証
✔ 中・小量機種で全機種にLEDライトが搭載されている
⇒他社ポータブル電源は中・小容量機種でもLEDライトが付いていない機種も多いのですが、アンカーはすべての機種にLEDライトが付いて災害対応を重視しています
✔ 全ての機種でリン酸鉄リチウムイオン電池を採用
⇒リン酸鉄リチウムイオン電池は安全性が高く長寿命
Anker(アンカー)中・小容量ポータブル電源を選ぶポイント
ポータブル電源を選ぶときの条件は人それぞれ違います。
ポータブル電源を選ぶ際に想定される条件について、Ankerの中・小容量ポータブル電源(容量1000Wh未満)4機種を相対的に評価しました。
該当する4つの機種の中で順位が付けられるものについては「1位」「2位」「3位」…、機能の有り無しについては「有」「無」と記載しています。
自分の好みに一番近い機種はどれかを見極める際の参考としてください。
機種選びの際のポイント | Solix C800 | Anker 535 | Anker 522 | Anker 521 |
できるだけ容量が大きなポータブル電源が欲しい | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
消費電力が大きな電化製品を使えるポータブル電源が欲しい | 1位 | 2位 | 3位 | 3位 |
できるだけ軽いポータブル電源が欲しい | 4位 | 3位 | 2位 | 1位 |
できるだけ小さなポータブル電源が欲しい | 4位 | 3位 | 1位 | 1位 |
できるだけ充電速度が速いポータブル電源が欲しい | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
できるだけ安全なポータブル電源が欲しい | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
できるだけ長寿命なポータブル電源が欲しい | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
50/60Hz切替ができるポータブル電源が欲しい | 有 | 有 | 有 | 有 |
寒い場所にも強いポータブル電源が欲しい | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
暑い場所にも強いポータブル電源が欲しい | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
保証期間が長い(5年以上)のポータブル電源が欲しい | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
将来容量を拡張できるポータブル電源が欲しい | 無 | 無 | 無 | 無 |
スマホで遠隔操作できるポータブル電源が欲しい | 有 | 無 | 無 | 無 |
LEDライトが付いたポータブル電源が欲しい | 有 | 有 | 有 | 有 |
UPS(無停電電源装置)機能が付いたポータブル電源が欲しい | 有 | 有 | 無 | 有 |
アンカーのWEBサイトを見ると、今回紹介する4機種のほかにも中・小容量ポータブル電源が7機種載っています。これらの機種についてアンカーに確認したところ、三元系リチウムイオン電池搭載機種で現在すでに生産を終了しているとのことでした
【生産終了したアンカー中・小容量ポータブル電源】
Anker PowerHouse/Anker PowerHouse 100/Anker PowerHouse 200/Anker PowerHouse II 300/Anker PowerHouse II 400/Anker PowerHouse II 400 Plus/Anker PowerHouse II 700
とはいえ公式オンラインストアには商品が掲載されており、現時点でもAmazonで購入できるようになっています(公式オンラインストアでは「Sold Out」と表示され購入できない)。「在庫がある場合は販売している」そうですが、アマゾンのページを開いてみると、中古品や公式店(Anker Direct)ではないページが表示されますので、購入する際はご注意ください
Anker中・小容量ポータブル電源機種一覧
Anker Solix C800 Portable Power Station
Anker Solix C800 Portable Power Stationは、2023年11月に発売された新機種です。容量768Whながら定格出力1200Wを誇り、1000Wを超える調理家電やドライヤーなども使えます。わずか58分で満充電できる急速充電機種で、UPS、アプリ連携などの機能も搭載しています。天面のふたを空けると収納スペースになっており小物を保管できるのも便利です
Anker 535 Portable Power Station
Anker 535 Portable Power Stationは、2022年2月に発売された機種です。容量512Wh、定格出力500Wのポータブル電源で、強化パネルの使用やバッテリーパック構造の強化などで、アウトドアでも安心して使える高い耐衝撃性能を誇ります。充電時間はACコンセントでもソーラーパネルでも80%までが2時間30分と急速です
Anker 522 Portable Power Station
Anker 522 Portable Power Stationは、2023年9月に発売された新機種です。容量320Wh、定格出力300Wで、前モデルのAnker521より容量が約30%増えています。高い耐衝撃性と長寿命を誇る小型軽量モデルで、キャンプやアウトドアなどにも使いやすい一台です
Anker 521 Portable Power Station
Anker 521 Portable Power Stationは、2021年12月に発売された容量256Wh、定格出力300Wのポータブル電源です。アンカーのポータブル電源で最少機種で、保管持ち運びに便利なエントリーモデルとして最適な一台です。満充電まで2.5時間、高い耐衝撃性能、長寿命、省電力モードなど他機種と同じようにさまざまな機能を持っています
Anker中・小容量ポータブル電源比較詳細
Ankerの中・小容量ポータブル電源4機種を項目ごとに比較した詳細を紹介します。
上で順位付けした相対的評価の根拠です。
ビジュアル的に分かりやすいように、機種ごとに色分けしています。
【機種ごとの色分け】
Anker Solix C800 Portable Power Station
Anker 535 Portable Power Station
Anker 522 Portable Power Station
Anker 521 Portable Power Station
基本スペック(容量・定格出力・最大出力)比較
上のグラフはそれぞれの機種の容量(Wh)を横軸、定格出力(W)を縦軸、最大瞬間出力(W)を円の大きさで表示しています。
容量(Wh)は電化製品をどれだけ長く動かせるか、定格出力(W)と最大瞬間出力(W)はどんな電化製品を動かせるかに関係してくる数字です。
機種名 | 容量 | 定格出力 | 定電圧機能 | 最大瞬間出力 |
Solix C800 | 768Wh | 1200W | ー | 1600W |
Anker 535 | 512Wh | 500W | ー | 750W |
Anker 522 | 320Wh | 300W | ー | 450W |
Anker 521 | 256Wh | 300W | ー | 450W |
このグラフから、次のようなことが見えてきます。
【Anker中・小容量ポータブル電源の基本スペックについて分かること】
・Anker中・小容量機種の中では、Solix C800の基本スペック(容量・定格出力など)は桁違いに大きい
⇒2番目に大きいAnker 535の定格出力・最大瞬間出力はC800の1/2以下
・Anker中・小容量機種で定電圧機能を搭載している機種はない
⇒大容量機種の中にはSurge Pad機能を搭載した機種が3機種ある
重量(重さ)比較
上のグラフはAnker中・小容量ポータブル電源の4機種を容量(Wh)の大きい順に左から並べ、それぞれの重量を比較したものです。
全ての機種がリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており容量が大きい機種ほど重くなるのが普通です。
1Wh当りの重量で見ると、2023年に新しく発売された2機種「Solix C800」と「Anker 522」は軽量化が図られていることが分かります。
機種名 | 容量 | 重量 | 1Wh当り重量 |
Solix C800 | 768Wh | 10.5Kg | 1.37g |
Anker 535 | 512Wh | 7.6Kg | 1.48g |
Anker 522 | 320Wh | 3.9Kg | 1.22g |
Anker 521 | 256Wh | 3.7Kg | 1.45g |
サイズ(3辺合計)比較
上のグラフはAnkerの中・小容量ポータブル電源4機種を容量(Wh)の大きい順に左から並べ、それぞれのサイズ(3辺合計)を比較したものです。
このグラフから、次のようなことが見えてきます。
【Ankerの中・小容量ポータブル電源のサイズについて分かること】
・Anker 522とAnker 521は同じサイズの筐体(容器)を使っている
⇒ただしUSBポートの構成など、デザインが一部異なる
Ankerの中・小容量ポータブル電源4機種のサイズ詳細は次の通りです
機種名 | 容量(参考) | 幅x奥行x高さ | 3辺合計 |
Solix C800 | 768Wh | 371x205x250mm | 826mm |
Anker 535 | 512Wh | 292x188x251mm | 731mm |
Anker 522 | 320Wh | 216x144x211mm | 571mm |
Anker 521 | 256Wh | 216x144x211mm | 571mm |
縮尺1/20で大きさを比較するとこのようになります
充電速度(AC充電、ソーラー充電)比較
機種名 | 容量(参考) | AC充電 | ソーラー充電 |
Solix C800 | 768Wh | 急速充電技術HyperFlash 58分 | 最短2.8時間 (300W) |
Anker 535 | 512Wh | 80%まで2時間30分 (AC+USB-C急速充電機180W充電時) | 80%まで2時間30分 (100W) |
Anker 522 | 320Wh | 約2.5時間 | 80%まで2.7時間 (100W) |
Anker 521 | 256Wh | 80%まで1.5時間 100%まで2.5時間 (AC+USB-C急速充電機125W充電時) | 4時間 (100W) |
上の表は、それぞれの機種充電時間を比較したものです。
容量の違いがあるので比較はしにくいですが、Anker Solix C800の充電速度がひときわ高速になっています。
WEBサイトの商品ページでは、アンカー独自の急速充電技術HyperFlashを使い「世界最速の急速充電」を実現していることが書かれています。
出力ポート数
機種名 | 口数 | 内、AC | 内、USB-A | 内、USB-C | 内、DC |
Solix C800 | 10 | 5 100V 12A | 2 12Wx2 | 2 100Wx1 30Wx1 | 1 シガーx1 |
Anker 535 | 9 | 4 110V 4.54A | 3 12Wx3 | 1 60Wx1 | 1 シガーx1 |
Anker 522 | 6 | 2 100V 3A | 1 12Wx1 | 2 60Wx1 20Wx1 | 1 シガーx1 |
Anker 521 | 6 | 2 100V 1.82A | 2 12Wx2 | 1 60Wx1 | 1 シガーx1 |
上の表は、それぞれの機種で使える出力ポートの数を比較したものです。
ACコンセント、USB-A、USB-C、DC出力ポートがそれぞれいくつ搭載されているかが比較できます。
アンカーSolix C800のUSB-C(100W)にはアンカーの独自技術「Power IQ3.0」が使われています。「Power IQ」とはUSBポートに接続された機器を自動で検出し、機器に合わせた最大スピードで充電を行う技術です。Power Delivery (9V=3A/15V=3A/20V=5A)やQualcomm Quick Chargeなど、ほかの充電規格とも互換性があり、多くのスマホやタブレットなどを短時間で充電可能です
その他の機能(バッテリータイプ、サイクル数、拡張バッテリーなど)
機種名 | 容量 | バッテリー | サイクル数 | 周波数 | 動作温度 | 充電温度 | 保証期間 | 拡張バッテリー | アプリ連携 | LEDライト | UPS |
Solix C800 | 768Wh | リン酸鉄リチウムイオン | 3000回(80%) | 50Hz/60Hz切替 | -20℃〜40℃ | 0℃〜40℃ | 最大5年 | ー | 〇 | 〇 | 〇UPS 20ms |
Anker 535 | 512Wh | リン酸鉄リチウムイオン | 3000回(80%) | 50Hz/60Hz切替 | -20℃〜40℃ | 0℃〜40℃ | 最大5年 | ー | ー | 〇 | 〇簡易UPS |
Anker 522 | 320Wh | リン酸鉄リチウムイオン | 3000回(80%) | 50Hz/60Hz切替 | -20℃〜40℃ | 0℃〜40℃ | 最大5年 | ー | ー | 〇 | × |
Anker 521 | 256Wh | リン酸鉄リチウムイオン | 3000回(80%) | 50Hz/60Hz切替 | -20℃〜40℃ | 0℃〜40℃ | 最大5年 | ー | ー | 〇 | 〇簡易UPS |
上の表は、それぞれの機種に搭載されているその他の機能を比較したものです。
搭載されている機能の有無を比較しながら、自分の好みに一番近いポータブル電源を見つけてください。
Ankerの中・小容量ポータブル電源の最安値検索
アンカーのポータブル電源の正規品は公式オンラインストアの他、公式Amazon店、公式楽天市場店、公式ヤフー店、PayPayモール、auPayマーケットなどで購入できます。
それぞれのショップではセールや割引を随時開催していますので、最安値で販売しているショップを探した上で購入しましょう。
Anker Solix C800 Portable Power Station
Anker Solix C800は通常価格99,990円の商品です
Anker 535 Portable Power Station
Anker 535は通常価格64,900円の商品です
Anker 522 Portable Power Station
Anker 522は通常価格39,990円の商品です
Anker 521 Portable Power Station
Anker 521は通常価格29,900円の商品です
まとめ
人気のポータブル電源メーカーAnker(アンカー)の中・小容量ポータブル電源を選ぶときのポイントと、そのポイントごとに行った比較結果を紹介しました。
どのポータブル電源が自分にふさわしいのかは、ポータブル電源の使い道や使い方によって変わってきます。
人それぞれ重視するポイントが違いますので、自分のポイントに合わせて自分に適した1台を見つけてください。
【人気メーカー4社のセール情報】
Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackeryのセール、お買い得情報を紹介します
●アンカー公式オンラインストアで開催中のセールはありません
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他社の中小容量ポータブル電源との比較は、こちらの記事をご覧ください