みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
「もしもの時」に事業をストップさせないために、BCP対策は万全ですか?
特に電源確保は重要なポイントです。
そこで注目したいのがポータブル電源。
場所を選ばず電力供給を可能にし、事業継続を力強くサポートします。
しかし、いざ選ぶとなると、容量や出力など、何を基準にすれば良いのか迷う方も多いはず。
この記事では、BCP対策に最適なポータブル電源の選び方などを紹介します。
●BCP対策における電源確保の重要性を知りたい!
●BCP対策用のポータブル電源の選びのポイントを知りたい!
●BCP対策におけるポータブル電源の活用事例を知りたい!
●BCP対策用ポータブル電源のおすすめメーカー・機種を知りたい!
●ソーラーパネル・発電機と組み合わせたBCP対策を知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。
災害時、事業継続のために電源確保は重要です。BCP対策におけるポータブル電源の重要性から選び方、活用事例に加え、信頼と実績ある3社(ブルーティ、エコフロー、ジャクリのおすすめ機種も紹介します
目次
1. BCP対策における電源確保の重要性
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近年、地震や台風などの自然災害が多発し、それに伴う停電のリスクも高まっています。
大規模な停電が発生した場合、企業の事業活動は大きな影響を受け、業務の停止や顧客への対応の遅延など、様々な問題が発生する可能性があります。
BCP(事業継続計画)とは、このような緊急事態が発生した場合でも、事業を継続するための計画です。
BCPにおいて、電源の確保は非常に重要な要素の一つです。
なぜなら、多くの業務は電気を必要とする機器に依存しており、停電が発生すると業務が停止してしまうからです。
ポータブル電源は、BCP対策において非常に役立つツールです。
その理由は、以下の通りです。
【ポータブル電源がBCP対策として役立つ理由】
✓ 持ち運びのしやすさ(可搬性):
・ポータブル電源は、持ち運びが容易なため、必要な場所に移動して使用することができます
✓ 手軽さ:
ポータブル電源は、コンセントに差し込むだけで充電でき、手軽に使用することができます
✓ 多様な機器への対応力:
ポータブル電源は、様々な種類の電気機器に対応しており、パソコンやスマートフォン、照明など、必要な機器に電力を供給することができます
✓ 室内で使える:
ポータブル電源は排気ガスを出さず音が静かなため、室内でも使えます
✓ 電気を自給自足できる:
ポータブル電源は、ソーラーパネルと連携して充電することができます。これにより、長期間の停電時でも電力を確保することができます
✓ 安全に長期保管ができる:
ポータブル電源は、適切に保管すれば長期間使用することができます。燃料もいらないので、非常時への備えとして、安心して保管しておくことができます
ポータブル電源や折り畳み式ソーラパネルは、工事不要ですぐに使えるのがメリットです。ガソリンなどの燃料も使わないので、安心・安全です
2. ポータブル電源を選ぶ前に:BCP対策の目的を明確化
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BCP(事業継続計画)対策においてポータブル電源を導入する目的は、事業中断のリスクを最小限に抑え、迅速な復旧を可能にすることです。
そのため、ポータブル電源選びの前に、BCP対策でポータブル電源に求める役割を明確化することが重要です。
【BCP対策でのポータブル電源の役割を明確にする】
✓ バックアップ対象機器の洗い出し:
・停電時に稼働させるべき機器をリストアップします。PC、サーバー、通信機器、照明、医療機器など、事業継続に必要な機器を網羅的に洗い出しましょう
✓ 必要な電力容量と稼働時間の算出:
・バックアップ対象機器の消費電力を確認し、必要な電力容量と稼働時間を算出します。停電が長時間続く場合や、複数の機器を同時に稼働させる場合は、より大容量のポータブル電源が必要になります
✓ 想定される停電時間と頻度:
・過去の停電事例や地域の電力供給状況などを参考に、想定される停電時間と頻度を把握します。これにより、必要なバックアップ時間やポータブル電源の耐久性を判断できます
✓ 優先順位付け:
・どの機器を優先的に稼働させるかを決定します。人命に関わる機器や、事業継続に不可欠な機器を優先的にバックアップするようにしましょう
これらの情報を整理することで、ポータブル電源選びの基準が明確になり、最適な製品を選ぶことができます。
3. BCP対策用ポータブル電源選びのポイント
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BCP対策用ポータブル電源を選ぶ上で、大切なポイントを紹介します。
各社が立てるBCP対策の目的などによってもポイントは多少変わることもありますが、共通して重要なポイントです。
1) 容量・出力の大きさ
会社の規模やポータブル電源を使う場所・目的によって必要な容量・出力は異なりますが、BCP対策用としては、少なくとも容量1000Wh以上、出力1500W以上の機種を選ぶのがおすすめです。
これにより、複数の機器を同時に使用したり、長時間の停電に対応したりすることができます。
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ
充電方法が多いほど、被災時の様々な状況に対応できます。
ソーラー充電はもちろんのこと、発電機充電、鉛電池充電、シガーソケット充電、EV充電など、複数の充電方法に対応したポータブル電源を選ぶことが望ましいです。
また、充電速度が速い機種であれば、短時間で充電を完了させることができます。
3) 安全性・耐久性
BCP対策用のポータブル電源は、安全性も重要な要素です。
バッテリーの種類やバッテリーマネジメントシステム(BMS)の有無などを確認し、安全性に配慮した信頼性の高いメーカーの商品を選びましょう。
現時点ではリン酸鉄リチウムイオン電池や半固体電池を搭載したポータブル電源がおすすめです。
また、耐久性も重要なポイントです。
一般的に、安全性の高い商品は耐久性にも優れている傾向がありますが、防水・防塵機能や耐衝撃性などを売りにしている機種もあります。
ポータブル電源メーカー各社は、ポータブル電源を保護するための専用バッグや防塵防水バッグなどのアクセサリーを販売しています。これらのバッグに入れて保管することで、ポータブル電源を振動や衝撃から守り、故障のリスクを軽減することができます
4) UPS/EPS機能
UPS(無停電電源装置)/EPS(非常用電源システム)機能が付いているポータブル電源であれば、突然の停電時でも接続している機器への電力供給を継続し、大切なデータを守ることができます。
特に、パソコンやサーバーなど、データの保護が重要な機器に使用する場合には必須の機能です。
5) 拡張性
会社規模の拡大やBCP対策強化などにより、ポータブル電源の必要性が増えることも考えられます。
その場合、ポータブル電源を増やすこともできますが、エクストラバッテリーを追加できる拡張性の高い機種であれば、将来的なニーズの変化にも柔軟に対応できます。
6) 保証期間・アフターサービス
最近のポータブル電源の保証期間は長期化する傾向にありますが、2~3年程度の機種も存在します。
ポータブル電源の法定耐用年数は6年ですが、リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種なら「毎日使っても10年使える」と謳われるほど長寿命です。
ポータブル電源の保証期間は、できるだけ長期保証が受けられる機種を選ぶことが大切です。
また、保証期間だけでなく、アフターサービスの内容も確認しておきましょう。
これらのポイントを総合的に考慮し、自社にとって最適なポータブル電源を選びましょう。
人気のポータブル電源メーカーが販売する最近の機種では、通常5年間の長期保証が付いているものが一般的です。しかし、メーカーの公式店舗以外で購入した場合、長期保証が適用されなかったり、故障時のアフターサービスを受けられなかったりするケースがあるので注意が必要です。ポータブル電源を購入する際は、保証内容やアフターサービスについて事前にしっかりと確認し、信頼できる店舗で購入しましょう
【ポータブル電源の出力波形】
ポータブル電源のAC出力ポートから供給される電気は、家庭のコンセントと同じ交流(AC)電気です。この交流電気の波形を「出力波形」といい、出力波形が安定していないと、接続した電気製品の寿命が短くなったり、正常に動作しない可能性があります。最近のポータブル電源のほとんどは、安定した電力を供給できる「正弦波」を採用しています。そのため、BCP対策用ポータブル電源選びのポイントとしてはあえて入れていません
4. BCP対策におけるポータブル電源の活用事例
以下に具体的な活用事例を3つのケースに分けてご紹介します。
1) ポータブル電源のオフィスでの活用例
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BCP対策において、ポータブル電源は様々なシーンで活用できます。
オフィスでは、ポータブル電源を以下の用途で活用することで、事業継続性を高めることができます。
【オフィスでの活用事例】
・サーバー、PC、ネットワーク機器のバックアップ:
停電時でも、ポータブル電源から電力を供給することで、重要なデータやシステムを維持することができます
・照明、空調の稼働:
停電時でも、オフィス内の照明や空調を稼働させることで、従業員の安全確保や業務効率の維持に繋がります
・従業員の連絡手段確保:
携帯電話の充電にポータブル電源を活用することで、従業員間の連絡手段を確保し、安否確認や指示伝達を円滑に行うことができます
2) ポータブル電源の町工場・中小工場での活用例
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町工場など中小規模の生産現場では、ポータブル電源を以下の用途で活用することで、生産活動の維持や安全確保に貢献します。
【工場での活用事例】
一部の生産設備:
停電時でも、ポータブル電源から電力を供給することで、一部の小型機械や工具などを動かすことができます
非常用照明の確保:
停電時でも、工場内の非常用照明を点灯させることで、従業員の安全を確保することができます
事務所の電源、通信機器の電源:
停電時でも、現場事務所の照明やPC、作業員間の通信機器などの電源としてポータブル電源を活用することで、業務を継続することができます
ポータブル電源は、生産現場でのBCP対策として活用できる可能性はあるものの、大規模な電力供給が必要なケースでは、力不足です。工場内で、停電時に最低限稼働させるべき設備や機器をリストアップし、それぞれの消費電力を確認する必要があります
2) 建設現場での活用例
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建設現場では、ポータブル電源を以下の用途で活用することで、作業効率の向上や安全確保に繋がります。
【建設現場での活用事例】
電動工具の電源:
停電時でも、電動工具の電源としてポータブル電源を活用することで、作業を継続することができます
通信機器の電源:
現場事務所や作業員間の通信機器の電源としてポータブル電源を活用することで、連絡手段を確保することができます
現場事務所の電源:
停電時でも、現場事務所の照明やPCなどの電源としてポータブル電源を活用することで、業務を継続することができます
このように、ポータブル電源は様々な場所でBCP対策に役立ちます。導入を検討する際は、使用用途に合わせて適切な容量や機能を持つ製品を選ぶことが重要です。
5. BPC対策用ポータブル電源のおすすめメーカー
BCP対策用ポータブル電源を選ぶなら、信頼と実績のあるメーカーの製品がおすすめです。
品質・性能はもちろんのこと、安全性やアフターサービスも重要なポイントです。
ここでは、特におすすめのポータブル電源メーカーを3社紹介します。
1) EcoFlow(エコフロー)
EcoFlow(エコフロー)は、2017年に中国深圳で設立された企業で、高い技術力と独自技術、幅広い製品ラインナップを誇ります。
独自の急速充電技術やアプリ連携機能など、機能性に優れたポータブル電源のラインナップが充実しています。
公式WEBサイトでは「大口注文について 」というページで、企業や団体などからの大口注文に対応しています。
一定数以上を購入したときに受けられる「割引サービス」や「見積書の発行依頼」などが紹介されています。
2) Bluetti(ブルーティ)
ブルーティは、2009年に中国の深圳で設立され、世界70以上の国と地域で製品を販売しています。
最新技術を積極的に導入していく社風のメーカーで、高い拡張性を持った大容量・高出力機種のラインナップが充実しています。
公式WEBサイトでは「Bluetti大口割引サービス 」というページで、企業や団体などからの大口注文に対応しています。
ページ下部にあるフォームから、Bluettiへの問合せも可能です。
【Bluetti大口割引サービス】
購入台数 | 割引率 | |
ポータブル電源 エクストラバッテリー | ソーラーパネル | |
5-10台 | 8%OFF | 10%OFF |
11-20台 | 12%OFF | 20%OFF |
21+台 | 15%OFF | 30%OFF |
また、ポータブル電源(蓄電池)の導入を検討している公的機関(官公庁、自治体様など)に向け「公的機関様向け相談窓口 」も用意しています。
ページ内の無料相談フォームを使い、相談が可能です。
3) Jackery(ジャクリ)
Jackery(ジャクリ) は2012年にアメリカのシリコンバレーで設立された企業で、ポータブル電源やポータブルソーラーパネルのパイオニア的メーカーです。
使いやすさや堅牢性、耐久性、安全性を持ったポータブル電源が特徴で、ソーラーパネルとの連携にも強みを持っています。
公式WEBサイトでは「法人・自治体専用ページ 」で、企業や公共団体などからの大口注文に対応しています。
大口割引サービスや見積書の発行などをしています。
ページ内のお問い合わせフォームを使い、相談が可能です。
\各メーカーの詳細は、こちらの記事もご覧ください /

6. おすすめのポータブル電源紹介
ここでは、BCP対策におすすめのポータブル電源を超大容量(2000Wh以上)と大容量(1000Whクラス)に分けて紹介します。
「5. BPC対策用ポータブル電源のおすすめメーカー」で紹介した3社から、カテゴリー別におすすめ機種を各1台ずつ計6機種紹介します。
「3. BCP対策用ポータブル電源選びのポイント」で挙げた、6つのポイントに照らして選びました。
【BCP対策用ポータブル電源選びのポイント】
1) 容量・出力の大きさ
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ
3) 安全性・耐久性
4) UPS/EPS機能
5) 拡張性
6) 保証期間・アフターサービス
1) 超大容量モデル(容量2000Wh以上)のおすすめ
① Bluetti AC300+B300K :通常価格299,800円
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\ Bluetti AC300+B300Kをもっと詳しく/
1) 容量・出力の大きさ | 容量:2764.8Wh 定格出力:3000W 最大出力:6000W |
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ | 充電方法:AC、ソーラー、シガー、発電機、鉛蓄電池、EVステーション、風力 |
充電速度:AC:最速2.8時間 (100%) PV:1.6-2.1時間 | |
3) 安全性・耐久性 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン BMS:過充電・過放電保護/過電流保護/短絡保護/セルバランス/温度異常 |
4) UPS/EPS機能 | UPS:20Ms(ミリ秒)自動切換え |
5) 拡張性 | エクストラバッテリー:最大4台接続 最大11059Wh |
6) 保証期間・アフターサービス | 保証期間:4年 アフターサービス:日本法人で日本語対応 |
※ PV:ソーラー充電 BMS:バッテリーマネジメントシステム
【Bluetti AC300+B300K 】
・本体機能とバッテリーが分離したモジュール式
・大容量/高出力/純正弦波/長寿命 (サイクル数3500回(70%))
・急速充電/高ソーラー入力W数(最大2400W)
・20ms UPS/スマホ連携/パススルー/タッチスクリーン
・エクストラバッテリー(別売り)接続で容量拡張(最大4台11059Wh)
・充電方法多数(AC、ソーラー、シガー、発電機、鉛蓄電池、EVステーション、風力など)
・出力ポート(AC300:AC100Vx4/シガーソケットx1/RVポートx1/USB-Ax4/USB-Cx1/ワイヤレス充電x1、B300K:USB-Ax1)
・4年の長期保証
本体機能とバッテリーがモジュール化していることで、容量拡張の柔軟性、持ち運びと設置の容易性、メンテナンス性が期待できます
② EcoFlow DELTA Pro3:通常価格539,000円

\ EcoFlow DELTA Pro3をもっと詳しく/
1) 容量・出力の大きさ | 容量:4096Wh 定格出力:3600W 最大出力:7200W 定電圧機能:X-Boost 5100W |
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ | AC、デュアルPV、発電機、EV充電スタンド、カーチャージャー、シガーソケット |
充電速度:AC:X-Stream 50分(80%) PV:最速2時間10分 | |
3) 安全性・耐久性 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン BMS:X-Guard 過充電・過放電保護/過電流保護/短絡保護/セルバランス/温度異常 |
4) UPS/EPS機能 | UPS:10Ms(ミリ秒)自動切換え |
5) 拡張性 | エクストラバッテリー:最大2台接続 12288Wh 2台連結可能:本体2台+エクストラバッテリー計4台 最大24576Wh |
6) 保証期間・アフターサービス | 保証期間:最大5年 アフターサービス:日本法人で日本語対応 |
【EcoFlow DELTA Pro3】
・大容量/高出力/定電圧機能(5100W)/純正弦波/長寿命(サイクル数4000回(80%))
・静音 (30dB)/急速充電/高ソーラー入力W数(最大2600W)/10ms UPS/スマホ連携/パススルー
・エクストラバッテリー(別売り)接続で容量拡張(最大2台12288Wh)
・本体2台連結で容量/出力拡張(最大24576Wh、定格出力7200W)
・充電方法多数(デュアルPV、発電機、EV充電スタンドなど)
・出力ポート(AC100Vx5/NEMA L6-30×1/AC100/200V NEMA L15-30×1/USB-Ax2/USB-Cx2/DC5521x1/DCアンダーソンx1)
・5年の長期保証
※ PV:ソーラー充電 BMS:バッテリーマネジメントシステム
エクストラバッテリーを追加すると容量(Wh)が増やせますが、本体を2台連結すれば容量と共に定格出力(W)も2倍にできます
③ Jackery 2000Plus:通常価格 285,000円
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\ Jackery 2000Plusをもっと詳しく/
1) 容量・出力の大きさ | 容量:2042.8Wh 定格出力:3000W 最大出力:6000W |
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ | AC、ソーラー、発電機、シガーソケット |
充電速度:AC:2時間(100%) PV:最速2時間 | |
3) 安全性・耐久性 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン BMS:過充電・過放電保護/過電流保護/短絡保護/セルバランス/温度異常 |
4) UPS/EPS機能 | EPS:20Ms(ミリ秒)自動切換え |
5) 拡張性 | エクストラバッテリー:最大5台接続 12256.8Wh 2台連結可能:本体2台+エクストラバッテリー計10台 最大24513.6Wh |
6) 保証期間・アフターサービス | 保証期間:最大5年 アフターサービス:日本法人で日本語対応 |
【Jackery 2000Plus】
・大容量/高出力/純正弦波/長寿命(サイクル数4000回(70%))
・静音 (30dB)/急速充電/高ソーラー入力W数(最大1400W)/20ms EPS/スマホ連携/パススルー
・エクストラバッテリー(別売り)接続で容量拡張(最大5台12256.8Wh)
・本体2台連結で容量/出力拡張(最大24513.6Wh、定格出力6000W)
・充電方法多数(AC、ソーラー、シガーソケット、(発電機))
・出力ポート(AC100Vx5 (20Ax4,30Ax1)/USB-Ax2/USB-Cx2/シガーソケットx1)
・5年の長期保証
※ PV:ソーラー充電 BMS:バッテリーマネジメントシステム
Jackeryの商品ページには発電機から充電できることが明記されていません。しかし、発電機の定格出力がポータブル電源の定格出力より上回っている場合、発電機からJackery 2000Plusへの充電は可能です。ちなみにJackery 2000Plusの定格出力は、高速充電モードで1450W、静かな充電モードで500Wです。仮に発電機の定格出力が900Wの場合、Jackery 2000Plusは静かな充電モードで充電できます
2) 大容量モデル(容量1000Wh以上)のおすすめ
① Bluetti AC240:通常価格259,800円
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\ Bluetti AC240をもっと詳しく/
1) 容量・出力の大きさ | 容量:1536Wh 定格出力:2000W 最大出力:3000W 定電圧機能:電力リフト 3000W |
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ | 充電方法:AC、ソーラー、シガー、発電機、鉛蓄電池 |
充電速度:AC:最速50分(80%) PV:90~120分 | |
3) 安全性・耐久性 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン/IP65防水防塵 BMS:過充電・過放電保護/過電流保護/短絡保護/セルバランス/温度異常 |
4) UPS/EPS機能 | UPS:15Ms(ミリ秒)自動切換え |
5) 拡張性 | エクストラバッテリー:最大4台接続 最大10136Wh |
6) 保証期間・アフターサービス | 保証期間:6年 アフターサービス:日本法人で日本語対応 |
※ PV:ソーラー充電 BMS:バッテリーマネジメントシステム
【Bluetti AC240 】
・大容量/高出力/電力リフト(3000W)/純正弦波/長寿命 (サイクル数3500回(80%))/IP65防塵・防水
・急速充電/高ソーラー入力W数(最大1200W)
・15ms UPS/スマホ連携/パススルー
・エクストラバッテリー(別売り)接続で容量拡張(最大4台10136Wh)
・充電方法多数(AC、ソーラー、シガー、発電機、鉛蓄電池)
・出力ポート(ACx3 (100V/20Ax2,TT-30Ax1)/USB-Ax2/USB-Cx2/シガーソケットx1/RVx1)
・6年の長期保証
Bluetti AC240は、「ポータブル電源史上で最も過酷な条件に耐える」を目標に開発されたポータブル電源です。IP65防水防塵性能に加え、耐腐食性を高める特殊な材料とコーティング、温度管理、電気的保護など、20以上の革新的な特許を含む多岐にわたる保護技術(マルチプロテクター)が採用されています
② EcoFlow DELTA3 Plus:通常価格149,600円

\ EcoFlow DELTA3 Plusをもっと詳しく/
1) 容量・出力の大きさ | 容量:1024Wh 定格出力:1500W 最大出力:3000W 定電圧機能:X-Boost 2000W |
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ | AC、ソーラー、発電機、シガーソケット(AC/PVハイブリッド、PVデュアル) |
充電速度:AC:56分(100%) PV:最速70分 | |
3) 安全性・耐久性 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン/IP65防水、防塵、防油 BMS:過充電・過放電保護/過電流保護/短絡保護/セルバランス/温度異常 |
4) UPS/EPS機能 | UPS:10Ms(ミリ秒)自動切換え |
5) 拡張性 | エクストラバッテリー:DELTA3専用 最大1台接続 2048Wh/DELTA Pro3専用 最大1台接続 5120Wh |
6) 保証期間・アフターサービス | 保証期間:最大5年 アフターサービス:日本法人で日本語対応 |
【EcoFlow DELTA Pro3】
・大容量/高出力/定電圧機能(2000W)/純正弦波/長寿命(サイクル数4000回(80%))/IP65防水、防塵、防油
・静音 (30dB)/急速充電/高ソーラー入力W数(最大1000W)/10ms UPS/スマホ連携/パススルー
・DELTA3専用エクストラバッテリー(別売り)接続で容量拡張(最大1台2048Wh)
・スマート発電機アダプターを介してDELTA Pro3専用エクストラバッテリー接続で容量拡張(最大1台5120Wh)
・充電方法多数(AC、ソーラー、発電機、シガーソケット(AC/PVハイブリッド、PVデュアル))
・出力ポート(AC100Vx6/USB-Ax2/USB-Cx2/シガーソケットx1/DC5521x2)
・5年の長期保証
※ PV:ソーラー充電 BMS:バッテリーマネジメントシステム
EcoFlow DELTA3 Plusは重量12.5Kgで、軽量コンパクトなポータブル電源です
Jackery 1000Plus:通常価格168,000円
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\ Jackery 1000Plusをもっと詳しく/
1) 容量・出力の大きさ | 容量:1264.64Wh 定格出力:2000W 最大出力:4000W |
2) 充電方法の多さ・充電速度の速さ | AC、ソーラー、発電機、シガーソケット |
充電速度:AC:1.7時間(100%) PV:最速2時間 | |
3) 安全性・耐久性 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン BMS:過充電・過放電保護/過電流保護/短絡保護/セルバランス/温度異常 |
4) UPS/EPS機能 | EPS:20Ms(ミリ秒)自動切換え |
5) 拡張性 | エクストラバッテリー:最大3台接続 5058Wh |
6) 保証期間・アフターサービス | 保証期間:最大5年 アフターサービス:日本法人で日本語対応 |
【Jackery 1000Plus】
・大容量/高出力/純正弦波/長寿命(サイクル数4000回(70%))
・静音 (30dB)/急速充電/高ソーラー入力W数(最大800W)/20ms EPS/スマホ連携/パススルー/LEDライト
・エクストラバッテリー(別売り)接続で容量拡張(最大3台5058Wh)
・充電方法多数(AC、ソーラー、シガーソケット、(発電機))
・出力ポート(AC100Vx3/USB-Ax2/USB-Cx2/シガーソケットx1)
・5年の長期保証
※ PV:ソーラー充電 BMS:バッテリーマネジメントシステム
Jackery 1000Plusは容量1000Whクラスのポータブル電源の中ではトップクラスのスペックと機能を誇ります。容量が1264.64Whありながら、重量14.5Kgと持ち運びしやすいポータブル電源です
\各メーカーの最新セール・お買得情報は、こちらをご覧ください /
今回紹介した3社(Bluetti, EcoFlow, Jackery)では、このほかにもたくさんの機種を販売しています。各社の最新セール・お買得情報はこちらをご覧ください
7. ソーラーパネル、発電機と組み合わせたBCP対策
1) BCP対策には、ソーラーパネルとセットで購入すべき
大規模な停電が起きたときでも事業を継続するためには、電気を確保し続ける必要があります。
ポータブル電源は電気が尽きてしまえばただの箱ですが、ソーラーパネルを持っていれば、ソーラー発電で電気を自給自足できます。
ソーラーパネルを広げる場所が取れるなら、できるだけ大きな出力(W)のソーラーパネルを持っておくのがおすすめです。
各メーカーともポータブル電源とソーラーパネルのセット販売をしているので、ぜひご覧ください。
① ブルーティのポータブル電源+ソーラーパネルセット
ブルーティは現在、出力350W、200W、120W、60Wの折り畳み式ソーラーパネル
を発売しています。
ブルーティの折り畳み式ソーラーパネル
・変換効率:23.4%
・防水防塵性能:IP65~67
・保証期間:1年
ポータブル電源の機種に合わせて、いくつかのセットを販売していますので、こちらからご覧ください。
② エコフローのポータブル電源+ソーラーパネルセット
エコフローは、持ち運び可能なポータブルソーラーパネル
と、住宅などに設置する据置型ソーラーパネル
の2種類を販売しています。
1.ポータブルソーラーパネル
・出力:400W、220W、160W、125W、60W
・変換効率:22.6~25%
・防水防塵性能:IP68
・保証期間:1年
2. 据置型ソーラーパネル
・出力:400W、100W
・変換効率:23%
・防水防塵性能:IP68
・保証期間:3~10年
ポータブル電源の機種に合わせて、いくつかのセットを販売していますので、こちらからご覧ください。
③ ジャクリのポータブル電源+ソーラーパネルセット
ジャクリは現在、出力200W、100W、80W、40Wのソーラーパネルを発売しています。
ジャクリのソーラーパネル
・変換効率:23~25%
・防水防塵性能:IP65~68
・保証期間:3年もしくは5年
ポータブル電源の機種に合わせて、いくつかのセットを販売していますので、こちらからご覧ください。
ポータブル電源の保証期間は、5年と長期の製品が増えていますが、ソーラーパネルは1年程度のメーカーがほとんどです。そんな中、Jackery(ジャクリ)のソーラーパネルは、3年もしくは5年と長期保証が受けられます
2) ソーラー充電できない時、発電機もあると安心
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ソーラーパネルがあれば電気を自給自足できますが、曇りや雨の日にはソーラー充電ができません。
そのため、ポータブル電源とソーラーパネルに加えて、発電機も備えておくと安心です。
大容量ポータブル電源の多くは発電機からの充電に対応しており、「6. おすすめのポータブル電源紹介」で紹介している機種も同様です。
ただし、BCP対策としてポータブル電源を発電機から充電することを想定する場合は、以下の点に注意が必要です。
【ポータブル電源充電に使う発電機を選ぶポイント】
✓ インバーター発電機を選ぶ
・インバーター発電機は、安定した正弦波の交流電流を生成しますが、一般的な発電機は出力波形が不安定な場合があります。不安定な波形の電流でポータブル電源を充電すると、内部の充電回路に負荷がかかり、故障の原因となる可能性があります
✓ ポータブル電源の入力電力を上回る出力の発電機を選ぶ
・ポータブル電源の入力電力を下回る出力の発電機を使うと、充電速度が著しく低下します。場合によっては充電が開始されなかったり、充電が中断されたり、不安定になったりする可能性があります
✓ 発電機の燃料タイプは、安全に保管できるものを選ぶ
・発電機の燃料は、ガソリンやカセットガス、LPガスなどさまざまありますが、安全に保管できるものを選ぶ必要があります。一般的には小型で保管しやすく、劣化の心配が少ないカセットガスが良さそうですが、各社の状況に応じて選びましょう
まとめ:BCP対策のポータブル電源の選び方とおすすめ
この記事では、BCP対策におけるポータブル電源の重要性から選び方、活用事例、おすすめメーカー、製品情報まで幅広く解説してきました。
BCP対策におけるポータブル電源の役割は、事業中断リスクの最小化と迅速な復旧です。
選ぶ際は、必要な電力容量や稼働時間、充電方法、安全性、拡張性などを考慮し、目的に合った製品を選ぶことが重要です。
信頼と実績あるメーカーのおすすめ機種として、特に大容量ポータブル電源に強みのある3社(EcoFlow、Bluetti、Jackery)の6つのポータブル電源をを紹介しました。
この3社は他にも多くのラインナップを揃えていますので、ぜひ各社のWEBサイトを確認してみてください。
また、BCP用としてポータブル電源を備えるなら、ソーラーパネルは必須ですし、発電機もあれば安心です。
この記事を参考に、自社のBCP対策に最適なポータブル電源を選び、万が一の事態に備えましょう。