みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
2024年9月に発売されたエコフローの1000Whクラス最新機種『EcoFlow DELTA3 Plus』に引き続き、11月には『EcoFlow DELTA3』が発売されます。
エコフロ―のポータブル電源『EF Delta』『DELTA2』の流れをくむモデルで、高い性能と先進の技術を兼ね備えています。
今回の記事では、『EcoFlow DELTA3』と『EcoFlow DELTA3 Plus』を徹底分析しています。
●DELTA3とDELTA3 Plusはどこが違うのかを知りたい!
●DELTA3/DELTA3 Plusが進化した特徴を、DELTA2との比較で知りたい!
●DELTA3 PlusとDELTA2の詳細スペック比較を見たい!
●DELTA3/DELTA3 Plusはライバル機種と比べてどうなのかを知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。
DELTA3/DELTA3 Plusは、1.業界最速充電時間(高い充電能力)2.内蔵バッテリーの進化(長寿命と安全性)3.拡張機能の向上(汎用性と拡張できる容量の大きさ)が特に魅力のポータブル電源です
エコフロー公式オンラインストアでは、新春キャンペーン開催中
目次
1. EcoFlow DELTA3とDELTA3 Plusの違い
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』はエコフローの大人気機種『DELTA2』の後継機で、2020年4月に次世代ポータブル電源として登場した『EF DEELTA』の流れを汲んでいます。
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』がどんな機種かは追って紹介しますが、まずは両者の違いを紹介します。
両者で異なる次5点を次の章で詳しく紹介します。
相違点 | EcoFlow DELTA3 | EcoFlow DELTA3 Plus |
色使い | 黒が基調 | シルバーが基調 |
USB出力 | USB-A:18Wx2口 CSB-C:100Wx2口 | USB-A:36Wx2口 CSB-C:140Wx2口 |
ソーラー入力 | 最大500W | 最大1000W |
UPS | 電子機器との通信機能「なし」 | 電子機器との通信機能「あり」 |
通常価格 | 139,700円 | 149,600円 |
1) DELTA3とDELTA3 Plusは「色使い」が違う
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の違いの1つ目は「色使い」です。
『DELTA3』(写真上)は黒が基調の色使いで、『DELTA3 Plus』(写真下)はシルバーが基調となっています。
その他のデザインに大きな違いはありませんが、『DELTA3 Plus』の横面にはECOFLOWのロゴの上に銀色の横線が入っているのも特徴です。
写真をクリックすれば、拡大してご覧いただけます。なお上下に2つ写真が掲載している場合は、上がDELTA3,下がDELTA3 Plusの商品ページに掲載されている写真です
2) DELTA3とDELTA3 Plusは「USB出力ポート」が違う
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の違いの2つ目は「USB出力ポート」です。
出力ポートの数はどちらも13口(ACx6口、USB-Ax2口、USB-Cx2口、シガーソケットx1口、DC5521x2口)で同数です(写真上:DELTA3、写真下:DELTA3 Plus)。
しかしUSB-Ax2口とUSB-Cx2口の出力W数だけ異なっており、『DELTA3 Plus』の方が急速に充電できます。
給電方法 | EcoFlow DELTA3 | EcoFlow DELTA3 Plus |
USB-A出力 | 2口 5V⎓2.4A、9V⎓2A、12V⎓1.5A (各最大 18W合計36W) | 2口 5V/9V/12V⎓3A (各最大36W 合計72W) |
USB-C出力 | 2口 5/9/12/15V⎓ 最大 3A、20V⎓ 最大 5A(各最大 100W、合計 200W) | 2口 5/9/12/15V⎓ 最大 3A、20V/28V⎓ 最大 5A(各最大 140W 合計280W) |
3) DELTA3とDELTA3 Plusは「ソーラー入力W数」が違う
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の違いの3つ目は「ソーラー入力W数」です。
『DELTA3』『DELTA3 Plus』で使われているソーラー入力ポートは1口最大500Wのもので、『DELTA3』は1口、『DELTA3 Plus』には2口搭載されています(DELTA3 Plusはデュアルソーラー入力と呼ばれています)。
入力電圧/電流はどちらとも同じで、違うのは1口なのか2口なのかと言う点だけです。
2口付いている『DELTA3 Plus』の方がより多くのソーラーパネルをつなげるので、増やしたソーラーパネルの分だけ急速充電が可能となります。
充電方法 | 項目 | EcoFlow DELTA3 | EcoFlow DELTA3 Plus |
ソーラー充電 | 入力W数 | 最大500W 11-60V, 最大電流15A (500W)x1ポート | 最大1000W 11-60V, 最大電流15A (500W)x2ポート |
充電時間 | 2時間(500W) | 70分(1000W) 2時間(500W) |
ソーラー充電ポートは本体裏面に付いています。カバーで隠れているため「2)出力ポート」のところに掲載した写真では確認できませんが、『DELTA3』は1口、『DELTA3 Plus』は2口になっています
4) DELTA3とDELTA3 Plusは「UPSの機能」が違う
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の違いの4つ目は「UPS(無停電電源装置)」です。
突然の停電が起きたときなど、切替時間10ms(ミリ秒)の予備UPSとして機能する点は、『DELTA3』『DELTA3 Plus』どちらとも同じですが、『DELTA3 Plus』だけ「電子機器との通信」が可能です。
写真下にある通り、『DELTA3 Plus』の商品ページにだけその点が書かれています。
参考まで下に抜粋します。
【DELTA3 PlusのUPS機能】
DELTA3 PlusはNASサーバおよびHID通信に対応しており、バッテリーが切れる前にデータを保存してシャットダウンするようサーバに信号を送ります。これにより、停電時のデータ整合性および機器の安全性が確保されます
※EcoFlow 公式WEBサイト DELTA3 Plus商品ページより抜粋
5) DELTA3とDELTA3 Plusは「通常価格」が違う
『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の違いの5つ目は「通常価格」です。
『DELTA3』は139,700円、『DELTA3 Plus』は149,600円なのでその差は9,900円ですが、実際に購入できる金額は、どこで買うか?いつ買うか?により異なります。
公式ストアではセールや割引クーポン配布などが頻繁に行われていますので、購入時は各店舗の金額を比べて購入することをおすすめします。
EcoFlow公式オンラインショップ4店舗のセール・お買い得情報は、こちらの記事でご覧いただけます。
2. EcoFlow DELTA3とDELTA3 Plusの特徴
次に『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の特徴を紹介します。
「1.EcoFlow DELTA3とDELTA3 Plusの違い」で紹介した通り、両機種の違いは5点だけです。
それ以外は同じなため、ここでは『DELTA3 Plus』と前世代機種『DELTA2』の比較を通して『DELTA3』と『DELTA3 Plus』の特徴を紹介します。
1) 業界最速充電時間(高い充電能力)
充電方法 | 項目 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus |
AC充電 | 入力W数 | 最大1200W(X-Strean) 100-120V, 10A | 最大1500W 100-120V, 15A |
充電時間 | 80分(100%) 50分(80%) | 56分(100%) 40分(80%) | |
ソーラーパネル充電 ※ | 入力W数 | 11-60V, 最大電流15A(最大500W) | 最大1000W 11-60V, 最大電流15A(500W)x2ポート |
充電時間 | 2.5時間(400W) 4.5時間(220W) 6.5時間(160W) 9時間(110W) | 70分(1000W) 2時間(500W) | |
シガーソケット充電 | 入力W数 | 12/24V対応 既定値は8A | Alternator Charger800W |
充電時間 | 11時間(96W) | 1.3時間 | |
発電機充電 | 使用機種 | EcoFlowスマート発電機 | EcoFlowスマート発電機 (ハイブリッド) |
充電時間 | 80分(最大1100W) | 56分(1400W) |
※先に紹介した通り、DELTA3のソーラーパネル充電はDELTA3 Plusと異なる
DELTA3 PlusのAC入力は56分で100%充電が可能です。
容量が同じDELTA2(1024Wh)は満充電まで80分必要だったので、比べると24分(30%)短縮されたことになります。
なおDELTA3 Plusより容量が小さな「RIVER2 Pro(768Wh)」でも満充電するのに70分かかりますので、DELTA3 Plusの充電速度がいかに早いかが分かります。
ソーラーパネルでの充電時間もかなり急速です。
500WのDC入力ポートが2口付いたことで、入力W数(最大)はDELTA2の2倍の1000Wになりました。
その他のお充電方法も急速で、800W走行充電器(Alternator Charger)ならば1.3時間、1400WのEcoFlowスマート発電機(ハイブリッド)なら56分で満充電可能です。
DELTA3 Plusの充電能力で一番うれしいのはソーラー充電能力の大幅な向上です。ソーラーパネルを1000Wまでつなげるので、大き目のソーラーパネルや複数のソーラーパネルを置けるスペースがある家庭にとってはかなりの朗報です
2) 大容量・高出力なスペック
機種名 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus | 差 |
容量 | 1024Wh | 1024Wh | 0 |
定格出力 | 1500W | 1500W | 0 |
定電圧機能 | X-Boost 1900W | X-Boost 2000W | +100W |
最大出力 | 3000W | 3000W | 0 |
EcoFlow DELTA3 Plusは、1000Whクラスのポータブル電源としては十分なスペックを備えています。
「定電圧機能(X-Boost)」が100W増えたという点だけが、DELTA2からの変わった部分ですが、これはDELTA2から備わっていた容量1024Wh、定格出力1500W、最大出力3000Wというバランスが、このサイズのポータブル電源には適していたとも受け取れます。
DELTA3 Plusのスペック(容量・定格出力など)について少し詳しく見てみましょう。
① 容量(DELTA2: 1024Wh ⇒ DELTA3 Plus: 1024Wh)
容量が大きければそれだけ長時間電化製品を動かすことができますが、DELTA3 Plusは上図にあるような電化製品を使えます。
実はこの図は、DELTA3 Plusの商品ページには載っておらず、DELTA2の商品ページから持ってきました。
どちらも同じ容量(1024Wh)の機種なので、DELTA3 Plusでも当然ながら同じように電化製品を使えます。
なおDELTA3 Plusの商品ページにはこの図は載っていませんが、それとは別に次のようなデータが掲載されています。
計測した電化製品の消費電力(W)が載っていませんが、参考まで載せておきます。
用途 | 電化製品名 | 消費電力 | 使用可能時間 |
家庭用バックアップ | テレビ | 記載なし | 8時間 |
Wi-Fiルーター | 記載なし | 58時間 | |
電子グリル | 記載なし | 0.7時間 | |
アウトドア | 扇風機 | 記載なし | 18時間 |
RV | ポータブルエアコン | 記載なし | 2時間 |
現場作業 | ドローン | 記載なし | 20時間 |
カメラ | 記載なし | 100時間 | |
ノートパソコン | 記載なし | 16.67時間 |
「使用可能時間」は、使う電化製品の消費電力によって異なります。例えばDELTA3 Plusで消費電力30Wのテレビを使った場合と、45Wのテレビを使った場合では、「使用可能時間」は変わります。DELTA3 Plusの商品ページには「消費電力」が書かれていないため、上の表はあくまでも参考程度とお考え下さい(実際は逆算すればおよその消費電力を算出できますが、公称値としての記載はありません)
② 定格出力(DELTA2: 1500W ⇒ DELTA3 Plus: 1500W)
一般家庭で使われているコンセントの出力は1500Wです。
そのためポータブル電源の定格出力が1500Wあれば、家庭で使っているほぼすべての電化製品が使えます。
DELTA3 Plusの定格出力は1500Wあるので、車中泊やキャンプで使う電化製品はもちろんのこと、停電時に家庭で使う時にも不便はありません。
一部の高出力家電(エアコンやIHクッキングヒーターなど)で使えないものもありますが、調理家電やヒーターなど、出力が大きめな家電でも問題なく使えます
③ 定電圧機能(DELTA2: 1900W ⇒ DELTA3 Plus: 2000W)
「定電圧機能」とは、ポータブル電源の「定格出力」を超える消費電力を持つ電化製品でも、電化製品側の消費電力を下げることによって使えるようにする機能です。
DELTA3 Plusの定格出力(1500W)を超えて電化製品を使いたい場合、消費電力2000Wまでの機器なら動かせます。
ただし定電圧機能は、電化製品を動かすことを優先して電化製品側の消費電力を下げるため、使えはしますが電化製品本来のパワーでは動きません。
パワーが落ちた状態で動かしているので、例えば電子ケトルでお湯を沸かす場合、通常よりも長い時間が必要となります。
X-Boost機能は「加熱デバイス(電気毛布、湯沸かし器、ヒートポンプ、ドライヤー、電子ケトルなど)」での使用に適した機能です。精密機器(パソコン・スマホなど)や高出力の電化製品(エアコン・電子レンジなど)の使用は推奨されていませんので注意が必要です
3) 内蔵バッテリーの進化
機種名 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus | 差 |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン IP65防水、防塵、防油 | 防水/防塵/防油 |
サイクル数 | 3000回(80%) | 4000回(80%) | +1000回 |
DELTA3 Plusに搭載されているバッテリーはDELTA2と同じ「リン酸鉄リチウムイオン電池」ですが、ポータブル電源の寿命の目安であるサイクル数が4000回(80%)とDELTA2より1000回増えました。
また、バッテリーパックがIP65等級の防水/防塵/防油性(本体の防塵防水等級はIP20)となった点や、バッテリーを三重で保護する「X-Guard」と言う独自の安全機能が新たに採用された点にも注目です。
「安心・安全に長く使える」と言う意味では、DELTA3 Plusはかなり進歩しています
4) 静音性の向上
ポータブル電源使用時にはファン回転音やインバーター動作音などが多少はするものですが、静音性が優れた機種であれば音による不満は軽減されます。
DELTA2の商品ページに静音性の記載はありませんでしたが、DELTA3 Plusの商品ページでは「30dBの超静音動作」としてX-Quietテクノロジーが採用されたことが載っています。
600Wで使う場合は30dB以下、1200Wのときでも40dB以下という静かさです。
2022年8月に発売されたDELTA2の場合もそうでしたが、EcoFlowのポータブル電源は商品ページで静音性について触れてきませんでした。しかし2023年5月発売のDELTA2 Max以降静音性がかなり向上し、商品ページにも記載されるようになりました
5) 拡張性の向上
EcoFlow DELTA3 Plusの拡張性の高さは大きな魅力です。
拡張バッテリーとの互換性が高く、DELTA 2専用エクストラバッテリー(1024Wh)、DELTA 2 Max専用エクストラバッテリー(2048Wh)、DELTA Pro 3専用エクストラバッテリー(4096Wh)、DELTA 3専用エクストラバッテリーに接続できます。
DELTA2の拡張性は最大3040Whでしたが、DELTA3 Plusは接続する拡張バッテリーの種類によって2048Wh、3072Wh、5120Whに拡張できます。
また、従来機種では「エクストラバッテリーポート」が本体側面にありましたが、DELTA3 Plusでは本体背面に変更されました。
このデザイン変更により、エクストラバッテリーを積み重ねて使うことや壁に寄せての配置することが可能となりました。
ポータブル電源購入後に容量を増やす方法は2通りあります。1つは拡張バッテリーを購入して使える容量を増やす方法、2つ目はポータブル電源をもう1台購入して使える容量を増やす方法です。拡張バッテリーを使い容量を増やす可能性がある人にとって、DELTA3 Plusの拡張性は魅力です
6) EPS/UPS機能の進化
DELTA2には30MsのEPS(非常用電源)機能が搭載されていましたが、DELTA3 Plusでは10MsのUPS機能に進化しました。
雷などの影響でコンセントからの電気が急に止まった場合、「30MsEPS」では30MS(ミリ秒)以内にポータブル電源からの給電に切り替えてくれました。
DELTA3 Plusの「10Ms UPS」では、切替速度が1/3の10Ms(ミリ秒)に早まったためより高度な精密機器(NAS装置、PCホスト、ラップトップなど)を安全に保護します。
NASサーバーやHID通信にも対応しており、バッテリーが切れるまでにデータを保存してサーバをシャットダウンするようにサーバーに信号を送る機能も付いています。
UPS機能付ポータブル電源は、最近頻発している台風や落雷、予期せぬ小規模停電などから大切な機器やデータを守ってくれます。ただし安定性の観点から、医療機器(例:医療用人工呼吸器)への電源供給源としての使用は推奨していませんので注意が必要です
7) 使いやすさ(操作性)の向上
【DELTA3 Plusの前面(左)と背面(右)】
【DELTA2の前面(右)と背面(左)】
DELTA3 Plusはデザインが一新されました。
DELTA2(写真下)では主電源(メイン電源ボタン)や液晶ディスプレイのある「前面(写真右)」にはUSB出力ポートだけが配置されており、使用頻度が高いAC出力ポートは「背面(写真左)」にありました。
DELTA3 Plus(写真上)ではレイアウトが大きく変わり、主電源や液晶ディスプレイがある「前面(写真左)」に使用頻度が高いAC出力ポートとUSB出力ポートが配置されました。
この変更により使い勝手(操作性)が大きく上がると期待できます。
3. 前世代モデル「DELTA2」との詳細スペック比較
次に前世代モデル『DELTA2』と『DELTA3Plus』の詳細スペックを紹介します。
『DELTA3』と『DELTA3Plus』の違いは5つだけなので、今回も『DELTA3Plus』だけ載せていますが、吹き出しの形で『DELTA3』の違う点を補足しました。
また、次に前世代モデル『DELTA2』からの違いが分かるように、変更点のポイントを最右列に「差」として表示しています。
【基本スペック】
機種名 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus | 差 |
発売日 | 2022年8月 | 2024年9月 | – |
通常価格 | 143,000円 | 149,600円 | +6,600円 |
1Wh当り価格 | 139.65円/Wh | 146.09円/Wh | +6.44円/Wh |
サイズ | 400x211x281mm (3辺合計892mm) | 398x200x284 mm (3辺合計882mm) | -10mm |
重量 | 12Kg | 12.5Kg | +0.5Kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン IP65防水、防塵、防油 | 防水/防塵/防油 |
サイクル数 | 3000回(80%) | 4000回(80%) | +1000回 |
周波数 | 50Hz/60Hz切替 | 50Hz/60Hz切替 | – |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | – |
静音性 | (50dB) | 30dB(600W時) 40dB(1200W時) | -10dB以上 |
容量 | 1024Wh | 1024Wh | 0 |
定格出力 | 1500W | 1500W | 0 |
定電圧機能 | X-Boost 1900W | X-Boost 2000W | +100W |
最大出力 | 3000W | 3000W | 0 |
充電方法 | AC、ソーラー、シガー、発電機 | AC、ソーラー、シガー、発電機 | – |
出力ポート | 15口 | 13口 | USB-Aポート2口減 |
動作温度 | -10℃〜45℃ | -10℃〜45℃ | 0 |
充電温度 | 0℃〜45℃ | 0℃〜45℃ | 0 |
保管温度 | -10℃〜45℃ | -10℃〜45℃ | 0 |
保証期間 | 5年 | 5年 | 0 |
【基本スペック】でDELTA3とDELTA3 Plusが違う点は「通常価格」の部分だけです
充電方法 | 項目 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus | 差 |
AC充電 | 入力W数 | 最大1200W(X-Strean) 100-120V, 10A | 最大1500W 100-120V, 15A | +300W |
充電時間 | 80分(100%) 50分(80%) | 56分(100%) 40分(80%) | -24分(100%) -10分(80%) | |
ソーラーパネル充電 | 入力W数 | 11-60V, 最大電流15A(最大500W) | 最大1000W 11-60V, 最大電流15A(500W)x2ポート | +1ポート (+500W) |
充電時間 | 2.5時間(400W) 4.5時間(220W) 6.5時間(160W) 9時間(110W) | 70分(1000W) 2時間(500W) | -80分(最短) | |
シガーソケット充電 | 入力W数 | 12/24V対応 既定値は8A | Alternator Charger800W | – |
充電時間 | 11時間(96W) | 1.3時間 | ||
発電機充電 | 使用機種 | EcoFlowスマート発電機 | EcoFlowスマート発電機 (ハイブリッド) | – |
充電時間 | 80分(最大1100W) | 56分(1400W) | -24分 |
【入力(充電)】でDELTA3とDELTA3 Plusが違う点は「ソーラーパネル充電」の部分だけです
給電方法 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus | 差 |
AC出力 | 6口 100V, 15A 50Hz/60Hz, 1500W(X-Boost1900W) | 6口 100V, 15A 50Hz/60Hz, 1500W(X-Boost2000W) | 0 |
USB-A出力 | 4口 2x 5V, 2.4A(各最大12W 合計24W) 2x First Chargerx2 5V, 2.4A/9V, 2A/12V, 1.5A(各最大18W 合計36W) | 2口 5V/9V/12V⎓3A(各最大36W 合計72W) 充電プロトコル:QC3.0 | -2口 但し高速化 |
USB-C出力 | 2口 5/9/12/15/20V, 5A(各最大100W 合計200W) | 2口 5/9/12/15V⎓ 最大 3A、20V/28V⎓ 最大 5A(各最大 140W 合計280W) 充電プロトコル:UFCS(36W)/PD3.1/QC3.0 | 各+40W 合計+80W |
DC出力 | 3口 シガーソケットx1 12.6V, 10A(最大126W) DC5521x2 12.6V, 3A(各最大38W) | 3口 シガーソケットx1 12.6V⎓10A DC5521x2 12.6V⎓3A/3A | 0 |
【出力(給電)】でDELTA3とDELTA3 Plusが違う点は「USB-A出力」と「USB-C出力」の部分です
機能名 | EcoFlow DELTA 2 | EcoFlow DELTA3 Plus | 差 |
拡張バッテリー | 〇 最大1台(3040Wh) | 〇 最大1台 (2048/3072/5120Wh) | +2080Wh(最大) |
パススルー | 〇 | 〇 | – |
UPS | 〇 EPS 30Ms | 〇 UPS 10Ms | -20Ms |
アプリ連携 | 〇 Wi-Fi/Bluetooth | 〇 Wi-Fi/Bluetooth | – |
LEDライト | × | × | – |
【他機能)】DELTA3とDELTA3 Plusが違う点は「UPS」の部分だけです
4. EcoFlow DELTA3 Plusとライバル機種の比較
本ブログでは実績と信頼ある4メーカー(Anker、Bluetti、EcoFlow、Jackery)のポータブル電源をおすすめしています。
今回はEcoFlow以外の3メーカーのライバル機種とDELTA3/DELTA3 Plusを比較します。
「2.EcoFlow DELTA3とDELTA3 Plusの特徴」と同じく、今回も『DELTA3 Plus』と他社ライバル機種を比較します。
『DELTA3 Plus』と比較する他社ライバル機種は次の3機種です。
【EcoFlow DELTA3 Plusと比較するライバル機種①】
2023年11月に発売されたAnker Solix C1000 Portable Power Stationは、容量1056Wh、定格出力1500Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源です。超急速充電ポータブル電源(100%までわずか58分で充電可)で、1000Whクラスの他機種と比べると約15%の省サイズを実現しています。UPS、アプリ連携、拡張バッテリー連結、Surge Pad(2000W)などの機能も搭載しており、ベージュとグレーの2色から選べるのも特徴です
\ Anker Solix C1000をもっと詳しく /
【EcoFlow DELTA3 Plusと比較するライバル機種②】
2024年7月に発売されたJackery 1000NEW は、容量1070Wh、定格出力1500Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種ポータブル電源です。1070Whの容量を持ちながら10.8Kgと軽量でサイズもコンパクトコンパクト、最短1.7時間の高速充電(緊急モードなら最短60分)や4000回(70%)のサイクル数、20msで切り替わるUPS機能を搭載した多機能ポータブル電源です
\ Jackery 1000NEWをもっと詳しく /
【EcoFlow DELTA3 Plusと比較するライバル機種③】
2023年6月に発売されたBluetti AC180 は、容量1152Wh、定格出力1800Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源です。家にある電化製品のほとんどが使えるほどの出力(1800W)は、電力リフトで最大2700Wまで使えます。急速充電、3500回のサイクル数、ワイヤレス給電、アプリ連携、UPS機能など豊富な機能を備えた1台です
\ Bluetti AC180をもっと詳しく /
1) DELTA3 Plusとの「スペック(容量・定格出力・最大出力)」比較
※ 「水色」がAnker、「オレンジ」がJackery、「灰色」がEcoFlow、「紺色」がBluetti
まず最初は、スペック(容量・定格出力・最大出力)比較です。
上のバブルチャートでは横軸が「容量(Wh)」、縦軸が「定格出力(W)」、円の大きさが「最大瞬間出力(W)」を表しています。
右側にある機種ほど「容量」が大きく、より多くの電気を使えることを意味します。
より上に行くほど「定格出力」が大きく、より消費電力の大きな電化製品を動かすことができます。
また上向きに「矢印(↑)」の付いた機種は、「定電圧機能」を搭載したポータブル電源を表しますです。
グラフを表にすると次の通りです。
機種名 | 容量 | 定格出力 | 最大出力 | 定電圧機能 |
EcoFlow DELTA3 Plus | 1024Wh | 1500W | 3000W | X-Boost 1900W |
Anker Solix C1000 | 1056Wh | 1500W | 2000W | Surge Pad機能2000W |
Jackery 1000 NEW | 1070Wh | 1500W | 3000W | ー |
Bluetti AC180 | 1152Wh | 1800W | 2700W | 電力リフト2700W |
スペック面(容量、定格出力)で言うとBluetti AC180が最も優れています
2) DELTA3 Plusとの「サイズ(大きさ)」比較
2つ目は、サイズ(大きさ)比較です。
容量1000Wh以上のポータブル電源サイズはそれなりに大きくなります。
使う場所や使い方によってはサイズ(大きさ)が問題になりますので、購入前にサイズや形を確認してください。
上の写真は、それぞれの機種を1/17に縮小した写真です。
機種名 | サイズ (横×奥行×縦) | 3辺合計 |
EcoFlow DELTA3 Plus | 400x211x281mm | 892mm |
Anker Solix C1000 | 376x205x267mm | 848mm |
Jackery 1000NEW | 327×224×247mm | 798mm |
Bluetti AC180 | 340×247×317mm | 904mm |
3辺合計のサイズで言うと、最も小さいのが「Jackery NEW」で最も大きいのが「Bluetti AC180」です
3) DELTA3 Plusとの「重量(重さ)」比較
※ 「オレンジ」がJackery、「水色」がAnker、「紺色」がBluetti 、「灰色」がEcoFlow
3つ目は、重量(重さ)比較です。
容量1000Whクラスのポータブル電源の重さは約10~20Kgで、持つ人によっては重く感じるかもしれませんが、Bluetti AC180を除く3機種はかなり軽いのが特徴です。
上のグラフを表にしましたが、エネルギー密度(Wh/g)の載せています。
エネルギー密度が大きな機種ほど、小型軽量で長時間使えるポータブル電源と言えます。
機種名 | 重量 | 容量(Wh) | エネルギー密度 (Wh/g) |
EcoFlow DELTA3 Plus | 12.5Kg | 1024Wh | 0.08g |
Anker Solix C1000 | 12.9Kg | 1056Wh | 0.08g |
Jackery 1000 NEW | 10.8Kg | 1070Wh | 0.1g |
Bluetti AC180 | 16Kg | 1152Wh | 0.07g |
重量・エネルギー密度共に、最も優れているののが「Jackery NEW」で最も劣っているのが「Bluetti AC180」です。同程度のポータブル電源であればやはり軽い方が使いやすいと言えます
4) DELTA3 Plusとの「寿命(バッテリーの種類)」比較
機種名 | バッテリー | サイクル数 |
EcoFlow DELTA3 Plus | リン酸鉄リチウムイオン | 4000回(80%) |
Anker Solix C1000 | リン酸鉄リチウムイオン | 3000回(80%) |
Jackery 1000NEW | リン酸鉄リチウムイオン | 4000回(70%) |
Bluetti AC180 | リン酸鉄リチウムイオン | 3500回(80%) |
4つ目は、寿命(バッテリーの種類)の比較です。
比較している4機種は全てリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のポータブル電源ですが、同じバッテリーでもサイクル数に結構差があります。
サイクル数においてはEcoFlow DELTA3 Plusが他のポータブル電源より勝っています。
DELTA3 Plusのバッテリーはサイクル数が多いだけでなく、IP65防水、防塵、防油に対応している点、X-Guardと言う三重で保護する独自の安全機能を搭載している点もポイントです
5) DELTA3 Plusとの「AC充電(急速充電)/ソーラー充電時間」比較
機種名 | AC充電時間 | ソーラー充電時間 | (参考:容量) |
EcoFlow DELTA3 Plus | 80分 50分で80% | 2.5時間(400W) 4.5時間(220W) 6.5時間(160W) 9時間(110W) | 1024Wh |
Anker Solix C1000 | 急速充電技術HyperFlash 58分 通常モード90分 | 80%まで最短2時間 (PS400x2) | 1056Wh |
Jackery 1000NEW | 1.7時間(高速充電モード 5時間(静かな充電モード) 60分(緊急充電モード) | 3時間(400W) 8時間(200W) 15時間(100W) | 1070Wh |
Bluetti AC180 | 1.3~1.8時間(ターボモード1400W) 1.7時間(標準モード1000W) 4.9時間(静音モード260W) 45分で80% | 3時間(500W) | 1152Wh |
5つ目は、充電能力・速度(AC・ソーラー充電)の比較です。
ACやソーラー充電の他にもシガーソケットなどからも充電できますが、最も気になるのはAC(コンセント)とソーラー充電の速度です。
節電目的や普段使いでポータブル電源を使うなら、ソーラー充電能力を重視して機種選びをするのがおすすめです。太陽光で発電した「無料の電気」を短時間で溜められる機種であれば、それだけ節電にもつながります
6) DELTA3 Plusとの「その他の機能」比較
拡張 バッテリー | パス スルー | EPS UPS | アプリ 連携 | LED ライト | ワイヤレス 給電 | |
EcoFlow DELTA3 Plus | 〇 5120Wh | 〇 | 〇 10Ms | 〇 W/B | × | × |
Anker Solix C1000 | 〇 2112Wh | 〇 | 〇 20Ms | 〇 W/B | 〇 | × |
Jackery 1000NEW | × | 〇 | 〇 20Ms | 〇 W/B | 〇 | × |
Bluetti AC180 | 〇 4224Wh | 〇 | 〇 20Ms | 〇 B | × | 〇 |
最後(6番目)の比較ポイントは、「その他の機能」比較です。
4機種とも多機能なポータブル電源ですが、それぞれに多少の違いがあります。
拡張バッテリー
オプションで拡張バッテリーを購入して「容量」を増やせる機種であれば、購入後の選択肢が広がります。災害などに備えてより多くの電気を溜めることも可能です
パススルー
パススルー機能が付いていれば、ポータブル電源の充電中でも並行して電化製品を使うことが可能です。昼間にしかできないソーラー充電中に電化製品が使えないのであればかなり不便です
UPS(非常電源装置)
突然の停電で止まってしまうと困る電化製品が家にある場合、UPS機能は便利です。台風が迫る中、コンピューターや熱帯魚用酸素注入器などにポータブル電源をつなぎ突然の停電が起きるのに備える、という使い方も可能です
アプリ連携
スマホに入れたアプリと連携できる機種は、その場にいなくてもポータブル電源の操作・確認が可能できて便利です
LEDライト
ポータブル電源にライトが付いていれば、停電時や夜間の照明に役立ちます。廊下の足元灯替わりに家庭で使えばちょっとした電気代の節約にもなります
ワイヤレス給電
ポータブル電源の天板にスマホを置くだけで充電ができてしまうワイヤレス給電は、充電ケーブルを使う必要がなく便利です。USBケーブルと並行して使えるため、災害時に一度に複数人のスマホを充電できるメリットもあります
7) DELTA3 Plusとの価格比較
機種名 | 通常価格 | 2024年セール最安値 | 発売日 (参考) |
EcoFlow DELTA3 Plus | 149,600円 | 97,240円 (35%OFF) | 2024年9月 |
Anker Solix C1000 | 139,900円 | 83,900円 (40%OFF) | 2023年11月 |
Jackery 1000NEW | 139,800円 | 76,890円 (45%OFF) | 2024年7月 |
Bluetti AC180 | 139,800円 | 86,800円 (37%OFF) | 2023年6月 |
4つの機種の通常価格と2024年に開催されたセールでの最安値をまとめました。
セール価格は毎回異なるため、いつも最安値で購入できるわけではありませんが、これから来るブラックフライデーやクリスマス、年末年始のセールでは大きな割引が期待できます。
セール最安値を把握しておけば、ベストなタイミングで購入に踏み切ることができます。
【人気メーカー4社のセール情報】
Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackeryのセール、お買い得情報を紹介します
●アンカー公式オンラインストアで開催中のセールはありません
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まとめ
EcoFlowの最新機種『DELTA3』と『DELTA3 Plus』を理解するために、1. 両機種の比較、2. 前世代モデルの「DELTA2」との比較、3. 他社ライバル機種との比較を行いました。
比較を通して見えてきた特に優れた点は以下の3点です。
1.業界最速充電時間(高い充電能力)
2.内蔵バッテリーの進化(長寿命と安全性)
3.拡張機能の向上(汎用性と拡張できる容量の大きさ)
その他の性能・機能も高レベルでバランスがとれており、総合的に考えると現在最高ランクの1000Whクラスポータブル電源と言えるでしょう。