みなさんこんにちは ! ありーなです
「ポータブル電源のスマホアプリって何?」「どうやってスマホとポタ電をつなぐの?」「アプリで何ができるの?」
そんな疑問にお答えします
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目次
ポータブル電源のスマートフォンアプリ
最近のポータブル電源は専用アプリを使いスマートフォンから操作できる機種が増えました。
アプリを使えばポータブル電源から離れた場所にいても操作・監視ができるため便利ですが、今回はそのアプリについて紹介します。
1) アプリを使うと何ができるの?
アプリでできることはメーカーによっても機種によっても多少異なりますが、大きく言うとポータブル電源の「監視」「操作」「設定」などが可能となります。
ポータブル電源が見えない離れた場所からでも、これらの機能が使えます。
それぞれについて詳しく見てみましょう。
① スマホでできるポータブル電源の「監視」
「監視」とは、ポータブル電源の状態を確認/モニターすることです。
【ポータブル電源の「監視」】
・電池残量の確認
・入力(充電)、出力状況の確認 など
② スマホでできるポータブル電源の「操作」
「操作」とは、ポータブル電源の機能を使うことです。
【ポータブル電源の「操作」】
・出力のON/OFF(AC/DCなど)操作
・入力(充電)モード・充電スピードの切替操作
・定電圧機能やLEDライトのON/OFF操作 など
③ スマホでできるポータブル電源の「設定」
「操作」とは、ポータブル電源の設定を追加/変更することです。
【ポータブル電源の「設定」】
・タイムアウト時間(電源/液晶画面など)設定
・デバイス名の変更
・充電/放電限度、省エネモードの変更 など
④ スマホアプリでできる「その他」の機能
「その他」にも、ポータブル電源と使う上で役立つ機能が搭載されています。
【「その他」スマホアプリでできること】
・デバイスの共有(複数人のスマホで使うための共有)
・マニュアルの閲覧
・本体スペック/シリアルナンバーなどの確認
・ファームウェアのアップデート など
2) 遠隔操作できる方法は?(スマホとポタ電の接続方法)
専用アプリをスマートフォンにダウンロードし手元にあるポータブル電源と接続すれば、遠隔操作ができるようになります。
接続方法は主に2通りありますが、ポータブル電源によって使える接続方法が違います。
① Bluetoothでの接続
1つ目の接続方法はBluetoothです。
Bluetoothはとても簡単に接続できるのがメリットですが、遠隔操作できる範囲が限られている点、通信速度が遅めな点がデメリットです。
一般的にはBluetoothの電波が届く範囲は数10m程度と言われており、外出先など離れた場所から遠隔操作することはできません。
近距離で遠隔操作するのが得意な接続方法です。
② Wi-Fiでの接続
2つ目の接続方法はWi-Fiです。
Wi-Fiは無線LANを使いインターネットと接続されるため、外出先など遠隔地からポータブル電源が接続できるのがメリットです。
一方で家庭内に無線LANのない家庭では接続できない点、接続するのにBluetoothより少し手間がかかる点がデメリットです。
遠距離でも遠隔操作できる接続方法です。
Bluetoothはスマホとポタ電をペアリング(機器同士の登録)すれば使えますが、Wi-Fiは無線LANネットワークにIDとパスワードで認証する必要があります。ポータブル電源はBluetoothとWi-Fiどちらかの接続に対応している機種と、両方の接続に対応している機種があります
スマートフォン専用アプリの実演
ポータブル電源のスマホアプリは、それぞれのメーカーが専用アプリとして用意しています。
アプリでできることはメーカーにより異なりますが、同じメーカーでも機種により多少の違いがあります。
今回は3つのメーカーの5機種のスマホ専用アプリを紹介します。
1) Bluettiポータブル電源用AC70のスマホアプリ
Bluettiのスマホアプリは見やすいTOP画面が特徴です。入力はグリッド(AC)、PV(太陽光)、出力はAC、DCに分かれ何Wの電気が出入りしているかが分かります。主電源をOFFできるのもBluettiならではの機能です。接続方法はBluetoothにのみ対応しています
2) EcoFlowポータブル電源RIVER2 Pro用のスマホアプリ
EcoFlowのアプリはブラック画面でスタイリッシュなデザインです。アプリでできる機能が豊富なのが特徴で、AC充電スピードや充電/放電限度などをスライダーで細かく調整できます。TOP画面のデザインも2種類から選べます。接続方法はBluetoothとWi-Fiの両方に対応しています
3) Jackeryポータブル電源用のスマホアプリ
① Jackery 300Plus用のスマホアプリ
ジャクリのスマホアプリはシンプルで使いやすいのが特徴です。Jackery 300Plus用アプリは600Plusや1000Plusと違い充電モードの切替がなく、LEDライト切替も2段階です。接続方法はBluetoothとWi-Fiの両方に対応しています
② Jackery 600Plus用のスマホアプリ
Jackery 600Plus用アプリは充電速度切替(静音/高速モード)に加え、緊急充電モードのON/OFFができるのが特徴です。接続方法はBluetoothとWi-Fiの両方に対応しています
③ Jackery 1000Plus用のスマホアプリ
Jackery 1000Plus用アプリは出力切替がUSB/AC/DCの3種類あります。LEDライト切替もロー/ハイ/SOSの3段階の切替が可能です。接続方法はBluetoothとWi-Fiの両方に対応しています
【各社のスマホアプリでできること比較】
上で紹介した3社のスマホアプリについて、何ができるのかを一覧にして比較します
機能 | Bluetti | EcoFlow | Jackery |
監視 | 電池残量 出力/入力W数 | 電池残量 出力/入力W数 | 電池残量 出力/入力W数 |
操作 | 主電源OFF AC/DC ONOFF 充電モード切替 電力リフト機能ONOFF | AC/DC ONOFF AC充電スピード シガーソケット入力 DCモード X-Boost ONOFF | AC/DC ONOFF LEDライトONOFF 充電速度 緊急充電モード |
設定 | Ecoモード 画面スリープ時間 AC出力周波数 グリッド自己適応モード 炭素排出係数 | 充電/放電限度 デバイスタイムアウト 液晶画面タイムアウト ACタイムアウト 頻度(周波数) 温度の単位 | ディスプレイ設定 パフォーマンス設定 省エネモード 自動オフ時間 |
その他 | シリアルNo ユーザーマニュアル デバイスの共有 ホームページ表示 デバイス連携解除 | デバイス名変更 デバイスの共有 ファームウェア ユーザーマニュアル ヘルプとフィードバック 情報 ホームページスタイル | デバイスの共有 シリアルナンバー ファームウェアアップデート デバイス仕様 ユーザーマニュアル 接続解除 |
まとめ
ポータブル電源のスマホアプリについて「何ができるのか?」「どうやって接続するのか?」を紹介し、人気ポータブルメーカー3社(Bluetti, EcoFlow, Jackery)のスマホアプリを実際に実演してみました。
EcoFlowのスマホアプリでできることが一番多い印象ですが、どのメーカーのアプリも必要な機能は備えています。
アプリを確認するときは何ができるかも大切ですが、どんな接続方法に対応しているかも大切です。
アウトドアで少し離れた場所から遠隔操作したり、外出先から遠隔操作する可能性がある人は「Wi-Fi接続可能な機種」を選ぶのがおすすめです。
ポータブル電源の用語を説明しているシリーズ記事は、こちらの目次からご覧ください
【目次:シリーズ ポータブル電源の用語】
#1 ポータブル電源とは?使い道は?
#2 ポータブル電源の「容量」-考え方と選ぶポイント-
#3 ポータブル電源の「定格出力」-定格出力と使える家電の関係、定電圧機能-
#4 ポータブル電源の「最大出力」-最大出力の役割、起動電力との関係-
#5 ポータブル電源の「環境温度」-推奨温度、高温・低温環境でのリスクと対策-
#6 ポータブル電源の「寿命」-サイクル数の考え方、長持ちされる使い方-
#7 ポータブル電源の「出力ポート」-AC・DCポートの種類と用途-
#8 ポータブル電源の「バッテリー」-充電/放電の仕組み、リチウムイオン電池の種類・特徴-
#9 ポータブル電源の「波形と周波数」-波形と周波数の種類-
#10 ポータブル電源の「静音性」-確認方法・選び方-
#11 ポータブル電源の「スマホアプリ」-できること・実際の操作-
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