みなさんこんにちは !
最近はご飯を炊くのもホットクックでするようになった ありーな です
ホットクックを使い始める前までは、ご飯はもちろん炊飯器で炊いていました
「エコ炊飯モード」を使い省エネに努めてきましたが、今ごろになってふと気になりました…
「エコ炊飯モード」は、本当にエコだったのだろうか?
というわけで「エコ炊飯モード」はどれだけエコ(省エネ)なのか、を調べてみました
ぜひ最後までご覧ください
白米3合を3回ずつ炊飯した時の消費電力量を比べる
ポータブル電源のモニターには、電池がどれだけ残っているかが分かるバッテリー残量が表示されます。
この「電気の量が見える」ことがポータブル電力の一つのメリットであり、電化製品の使用前と使用後を比べれば電気をどれだけ使ったかが分かります。
今回はポータブル電源に炊飯器をつなぎ、3合の白米を炊飯した時の使用した電力量を比較しました。
詳細は次の通りです。
使用機材:炊飯器 | Panasonic SR-SB102(5.5合炊き) |
使用機材:ポータブル電源 | Jackery 1500 |
実験内容 | 白米3合をエコ炊飯モード、早炊きモード、銀シャリ(標準)モードで各3回炊飯した時の電力使用量を比較する |
エコ炊飯モードは多少エコだが大きな違いは出なかった
回数 | エコ炊飯モード | 早炊きモード | 銀シャリモード (標準) |
1回目 | △14% | △13% | △16% |
2回目 | △16% | △16% | △19% |
3回目 | △11% | △13% | △15% |
(平均) | △13.66% | △14% | △16.66% |
エコ炊飯モード、早炊きモード、銀シャリ(標準)モードで炊飯した時の電力使用量についてまとめました。
理由は分かりませんが、同じモードで炊飯した場合でも毎回電力使用量が異なりました。
3回の計測を平均すると、エコ炊飯モードの電力消費が△13.66%と最も少なくなりましたが、早炊きモードの△14%とほぼ変わらない結果となりました。
炊飯器の取扱説明書にある表記
モード | 特徴 | 炊飯時間 | スチーム |
エコ炊飯モード | 標準の炊き方 (時間と電力量に配慮) | 43分 | × |
早炊きモード | 早く炊く | 22~33分 | × |
銀シャリモード (標準) | 美味しさにこだわりたい | 56分 | ○ |
炊飯器(Panasonic SR-SB102)の取扱説明書には上のような表記があります。
取扱説明書の記載を見る限り、エコ炊飯モードとは銀シャリ(標準)モードと比べてエコということのようです。
エコ炊飯モードの炊き方は、標準(銀シャリモード)と同じで、時間と電力量に配慮されています。
よってエコ炊飯モードの電力消費(平均△13.66%)は銀シャリ(標準)モードの電力消費(平均△16.66%)と比べて、3%程の省エネになっています。
取扱説明書には、3合炊飯時のエコ炊飯モードと銀シャリモードの消費電力が次のように記載されています
エコ炊飯モード | 140Wh |
銀シャリ(標準)モード | 255Wh |
一方で、エコ炊飯モードは早炊きモードと比べてエコとは言えそうもありません。
炊飯時間が43分かかるエコ炊飯モードに対して、早炊きモードは「より早く(22~33分)」炊ける設定です。
早炊きモードは炊飯時間が短いため電力消費も少なく、エコ炊飯モードの電力消費が△13.66%に対して早炊きモードの△14%とほぼ変わらないのはこのためです。
省エネのためだからといっていつでも「エコ炊飯モード」を使う必要はなさそうです。時間がないときなど「早炊きモード」を使っても、「エコ炊飯モード」と同じくらいの省エネ効果を得られます
まとめ
エコ炊飯モード、早炊きモード、銀シャリ(標準)モードの各モードで3回ずつの炊飯をしてみた結果、エコ炊飯モードとは銀シャリ(標準)モードに対して「エコ」と言っていることが分かりました。
あくまでも「美味しさにこだわった炊き方をしながら時間と電力量に配慮している」という意味です。
「早炊きモード」について取扱説明書には「ややかために炊き上がります」と書かれており、ある意味「美味しさよりも早さを重視した設定」ということのようです。
その結果、エコ(省エネ)という面では、エコ炊飯モードも早炊きモードも大差がないということが分かりました。