みなさんこんにちは !
使う頻度が増えれば増えるほど、ポータブル電源を2台持っていてよかったなぁと思う ありーな です
我が家にはJackery1500とJackery 1000Proの2台があります
比べてみるまではさほど違いを意識していませんでしたが、この2台ではできることに大きな違いがあったのです
実は購入前に、こんなことを考えていました…
もし災害が起きた時でも、調理器具をつないで温かい料理がつくれたらいいなぁ
そこでJackery 1500とJackery 1000Proを使い、家にある調理家電(炊飯器や電気ポット、電子レンジ、オーブントースター)を動かしてみました
何ができて、何ができないのかが分かりましたので、これからポータブル電源を買う人はぜひ参考にしてください
目次
Jackery 1500(PTB152)で調理家電を動かしてみた
Jackery 1500(PTB152)検証結果
今回はジャクリの大容量ポータブル電源「Jackery 1500(PTB152)」を検証に使いました。
上の図のとおり、「炊飯器」でご飯を炊くかたわら「電子ケトル」「オーブントースター」「電子レンジ」の順で調理を行いました。
つまり「炊飯器+調理家電1台」の計2台同時に料理しています。
検証に使用した「Jackery 1500(PTB152)」のスペックは以下の通りです。
【Jackery 1500のスペック】
容量:1,534Wh
定格出力:1,800W
最大出力:3,600W
結論を言うと、検証を通してJackery 1500は一度も電気が落ちるすることはありませんでした。定格出力や最大出力を見て分かる通り、このサイズのポータブル電源があれば「炊飯器+調理家電1台」を使いたい家庭には安心です
調理に使用した電化製品と作ったもの
炊飯器:Panasonic スチームIHジャー炊飯器
2013年製のパナソニックの炊飯器を使って白米2合を「通常モード」で炊きました。
背面に貼られたラベルには「電圧100V(ボルト)、消費電力1,210W(ワット)」という表記がある炊飯器です。
炊飯中ポータブル電源の表示パネルには、炊飯状況に応じて「OUTPUT 5W~1,224W」が表示されていました。
炊きあがりまでの時間は56分かかりました。
オーブントースター:BRUNOダブルヒータートースターBOE031
炊飯器でご飯を炊きながら、まずはオーブントースターで冷凍のハッシュドポテトを焼きました。
袋に書かれた指示では「1,200Wのトースターで余熱後、片面を7分ずつ焼く」とありましたが、我が家のオーブントースターは1,000Wの両面焼きでした(2017年製、電圧100V、消費電力1,000W)
そのため1分間の余熱をした後、こんがりと焼き色が付き、中までアツアツになるまで(両面焼きで15分間)焼きました。
電子レンジ:SHARPウォーターオーブンAX-HC4-S
次に電子レンジを使い冷凍シュウマイを温めました。
使用した電子レンジは2007年製のヘルシオで、「電圧100V、消費電力1,460W」です。
シュウマイの袋に書かれた指示通り、600Wで4分温めましたが、ポータブル電源に表示された最大の瞬間出力は2,157Wでした。
炊飯器と電子レンジの使用でも、電気が落ちることはありませんでした。
電気ケトル:T-fal(ティファール) KO2611JP
最後にティファールの電子ケトルで600CCのお湯を沸かしました。
インスタント味噌汁を3人分を作るための200CC x 3人分の熱湯です。
使用したのは2018年製の電子ケトルで「電圧100V、消費電力1,250W」です。
炊飯器と並行して動かしていたため、瞬間的に表示された最大出力は2,210Wでしたが、電気が落ちることなく3分半ほどで沸きました。
この記事で紹介した検証結果はあくまでも我が家の調理家電を使った場合の結果です。メーカーや機種によってそれぞれ出力等が異なりますので、実際に動かせるかどうかはご自宅の調理家電をお確かめください
1サイズ下のJackery 1000Proだとどうなるのか?
Jackery 1500であれば調理家電を2つ並行しても電気が落ちることなく料理が作れることが分かりましたが、それより下のサイズのポータブル電源だとどうなのでしょうか?
それを検証するために1サイズ下の機種「Jackery 1000Pro」で全く同じ調理をしてみました。
「Jackery 1000 Pro」の基本スペックは次の通りです。
【Jackery 1000Proのスペック】
容量:1,002Wh(Jackery 1500より532Wh少ない)
定格出力:1,000W(Jackery 1500より800W少ない)
最大出力:2,000W(Jackery 1500より1,600W少ない)
製品ラインナップ上は1サイズしか違わないとはいえ、Jackery 1500と比べると定格出力も最大出力もかなり違います
「炊飯器+調理家電1台」の2台同時調理
Jackery 1500では「炊飯器+調理家電1台」の2台同時調理が問題なくできましたが、Jackery 1000Proでは全ての組合せで電気が落ちてしまいました。
炊飯器(1,210W)+オーブントースター(1,000W)
Jackery 1500の時と同様に、炊飯器を使うかたわらオーブントースターで冷凍のハッシュドポテトを焼きました。
電源を入れて少ししたら電気が落ちて止まってしまいました(炊飯器も同時に停止しました)。
炊飯器とオーブントースターを合わせた出力が、Jackery 1000Proの最大出力(2,000W)を超えてしまったようです。
炊飯器(1,210W)+電子レンジ(2,157W)
続いて炊飯器を使うかたわら、電子レンジを使い冷凍シュウマイを温めました。
こちらもすぐにJackery 1000Proの最大出力(2,000W)を超えてしまい、電気が落ちて止まってしまいました(炊飯器も同時に停止しました)。
炊飯器(1,210W)+電子ケトル(1,250W)
最後に炊飯器を使うかたわら、600CCの水を電子ケトル(ティファール)で沸かしてみました。
こちらもすぐにJackery 1000Proの最大出力(2,000W)を超えてしまい、電気が落ちて止まってしまいました(炊飯器も同時に停止しました)。
Jackery 1000Proの最大出力は2,000Wしかありませんから、炊飯器+調理家電1台の2台同時調理はどれもできませんでした
調理家電それぞれ1台ずつでの調理
2台同時ができなかったので、調理家電それぞれ1台ずつで動かせるかを確認しました。
オーブントースター(1,000W)
しばらくは順調に作動していましたが、3分30秒経ったあたりで電気が落ちて止まってしまいました。
出力は900W弱で安定していたのですが、なぜ止まってしまったのか良く分かりませんでした(2回試しましたが2回とも3分30秒あたりで電気が落ちてしまいました)。
電子レンジ(2,157W)
シュウマイの袋に書かれた指示通り、600Wで4分温めましたがすぐに電気が落ちてしましました。
「もしくは500Wで4分半」と書かれていたので試したところ、500Wであれば無事に最後までできました。
出力は平均して1,000W弱でした。
ただしポータブル電源の電気は、4分半だけで10%も消費してしまいました
電子ケトル(1,250W)
電子ケトル単体であっても、電気が落ちて止まってしまいました。
Jackery 1000Proの定格出力は1,000Wなのでそもそも無理だったようです。
炊飯器(1,210W)
炊飯器は時間と共に出力が変化しますが、少ない時で5W程度、多い時で1,050W弱でした。
Jackery 1000Proの定格出力は1,000Wですが、常時高い出力が出ているわけではないので最後まで電気が落ちることなくご飯は炊きあがりました。
所要時間は56分で、ポータブル電源の電気は21%ほど消費しました。
メーカーに問い合わせたところ「定格出力1000Wのポータブル電源でそれ以上の消費電力の電化製品を動かせたとしても、その使い方はバッテリーに良くない」と言われました。ポータブル電源を使うときにはご注意ください
まとめ
災害時などに料理することを想定するなら、高スペック(大容量・高出力)のポータブル電源が必要です。
ジャクリのポータブル電源であればJackery 1500以上が望ましいでしょう。
今回の記事ではJackery 1500を使って検証しましたが、これからポータブル電源を購入するのであれば、迷うことなく「Jackery 1500Pro」がおすすめです。
Jackery 1500Proは2023年1月末に発売された最新機種で、Jackery 1500と比べ充電時間や太陽光発電、耐久性などの面で各段に進歩しています。
詳しくはこちらの記事に書いていますので、是非ご覧ください。
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お買い得品についてまとめましたので、是非こちらもご覧ください。
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