みなさんこんにちは ! ありーなです
ポータブル電源用のソーラーパネルをマンションのベランダに置いてソーラー充電したいのだけど、どんな風に設置したらいいのかな?
そんな声にお応えして、今回はマンションやアパートのベランダでポータブル電源用ソーラーパネルを使う方法を紹介します。集合住宅のベランダは日当たりが限られるから、ソーラーパネルを乗せたり吊るしたりいろいろな方法で対応している事例です
この記事を読むとこのようなことが分かります
【この記事でわかること】
・ベランダの高い位置にしか光が当たらないときの設置(乗せる)事例
・ベランダの一部にしか光が当たらないときの設置(吊るす)事例
ぜひ最後までご覧ください
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目次
マンションベランダでのソーラーパネル 状況別設置例
集合住宅(マンションやアパート)のベランダは家によって広さも、日当たり具合も異なります。
手すり壁の形状や高さなどによってソーラーパネルを設置できる方法も制約されるため、「この方法がいい!」というものはありません。
可能であればソーラーパネルをベランダに「置く」のが一番安全ですが、日当たり次第ではベランダに置いただけでは発電してくれません。
そこでこの記事では「乗せる」「吊るす」など、その他の設置事例をケース別に紹介します。
この事例も参考にして、ご自宅にあったやり方でソーラーパネルを設置してみてください。
マンションのベランダにソーラーパネルを設置するときは、何よりも「安全」に気をつけてください。高さのあるベランダからソーラーパネルが落下してしまうと、それはすぐさま重大な事故につながります。突風や地震など、予期せぬ出来事はいつ起こるか分かりません
この記事で使っているソーラーパネルはジャクリーの「Jackery SolarSaga 200(2335 x 540mm 重さ8Kg)」1枚と「Jackery SolarSaga 100(1220 x 535mm 重さ4Kg)」2枚の合計3枚です
ポータブル電源を「乗せる」事例
ベランダの「端(へり部分)」にしか太陽光が当たらないケース
上の写真の事例では、ベランダの手すり壁がコンクリートなため光をさえぎっています。
この季節はベランダの端(ヘリ部分)にしか日が差し込まないため、光が届くところまでソーラーパネルを持っていくほかありません。
そこで椅子を土台にして、その上にソーラーパネルを乗せました。
ベランダの端(ヘリ)にソーラーパネルを置くということは、落下の危険性が一層高まります。
つぎの点に気を配り、落下することがないように設置しています。
【パネルをベランダのヘリに置く時に注意すること】
✔ 落下しないように、手すり壁の高さを超えない位置にパネルを設置する
✔ 土台(椅子)は、風で飛ばされない程度の「重さ」があるものを使用する
✔ ソーラーパネルはしっかり土台などに固定する
この事例で使ったJackery SolarSaga 100は、重さ4Kgの軽いソーラーパネルです。軽いということは飛ばされる危険も増すため、2重の安全対策をしています。写真では見えませんが、ソーラーパネルは「セキュリティワイヤー」で椅子とつないでいます。また1枚のパネルに2個ずつ「重し」を吊るしています
ベランダの「高い位置」にしか光が当たらないケース(重いパネル)
ベランダの高い位置にしか光が当たらないケースは2通り紹介します。
1つ目は「重い」ソーラーパネル(Jackery SolarSaga 200:重さ8Kg)の場合で、上の写真のように「布団干しスタンド」にパネルを広げて乗せています。
2つ目は「軽い」ソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100:重さ4Kg)の場合で、その事例は次の章で紹介します。
布団干しスタンドの上にすのこを敷き、その上にJackery SolarSaga 200を乗せている1つ目の事例は、ベランダの端(ヘリ部分)からの距離をとれない場合は危ないのでできません。
重さのあるソーラーパネルだけに、落下したら大変だからです。
布団干しスタンドの乗せた時には次の点に注意しています。
【布団干しスタンドに乗せるときに注意すること】
✔ パネルがズレ落ちないように、パネルの下に「すのこ」を敷いて安定させた(すのこは結束バンドで固定して落ちないようにしています)
✔ セキュリティーワイヤーを使い、布団干しスタンドとパネルをしっかり固定した
Jackery SolarSaga 200もSolaraSaga 100もパネルの4隅に穴が開いています。パネルに穴が開いているため、セキュリティーワイヤーなどを使ってパネルを固定しやすいデザインです
ポータブル電源を「吊るす」事例
ソーラーパネルはそもそも「置いて使う」ように設計されています。
ベランダスペースの関係などで「吊るす」しか仕方がない場合も多々ありますが、「吊るして使う」のは本来の使い方とは異なります。
吊るすことでパネル自身の重さが負荷となり、劣化を早めたり破損する原因になりますのでご注意ください。
「スタンドを使用せずに使用(吊り下げて使う等)するとパネル面に負荷が掛かり故障の原因になります」と記載しているメーカーもあります
ベランダの「一部」にしか太陽光が当たらないケース
上の写真では、パイプハンガーにJackery SolarSaga 100を「縦」に吊るして使っています。
Jackery SolarSaga 100は重さも軽く(4Kg)長さも短い(1220mm)ため吊るすことができますが、Jackery SolarSaga 200は重く(8Kg)長い(2335mm)ため吊るすことができません。
太陽光がベランダの「一部の狭い範囲」にしか当たらない場合、縦にして使えるソーラーパネルは便利です。
とくにJackery SolarSaga100のようにパネルの両端に「穴」が開いているデザインであれば、セキュリティワイヤーやS字フックを通して固定するのが容易です。
ソーラーパネルを縦に吊るして使うときは、次のような注意が必要です。
【パネルを縦に吊るして使うときに注意すること】
✔ 安定性が悪くなるため、土台と一緒に倒れないように注意する
✔ 倒れたときを想定し、ベランダから落下しない位置に置く
✔ パネル自体の重さで破損しないように、パネル下部に台を置きパネルにかかる負荷を弱める
ベランダの「高い位置」にしか光が当たらないケース(軽いパネル)
上の写真では、パイプハンガーにJackery SolarSaga 100を「横」に吊るして使っています。
先に説明した通り重さと長さのあるJackery SolarSaga 200のようなソーラーパネルは、横にしても吊るすことは困難です。
パネルの両端の「穴」にS字フックを通して固定していますが、横にした場合は次のような注意が必要です。
【パネルを横に吊るして使うときに注意すること】
✔ 安定性が悪くなるため、土台と一緒に倒れないように注意する
✔ 倒れたときを想定し、ベランダから落下しない位置に置く
✔ 折り畳み式のパネルなので、固定したフックが動いてしまうと真ん中の折り目から折れ曲がってしまう。固定箇所が動かないように工夫する
(事例では、ポールと同じ太さのS字フックを使用してずれを防いでいる)
ソーラーパネルの落下防止におすすめな固定器具
セキュリティワイヤー
最後にソーラーパネルの落下防止のために使う固定器具を紹介します。
事例で使っていたのはステンレス製のセキュリティワイヤーです。
ワイヤー部分はステンレス製なので、雨風の当たるベランダでも安心して使えます。
最大荷重約35Kgで、照明音響機器の落下防止や地震による家具の転倒防止に使われるワイヤーです。
長さが50cmあるのでソーラーパネルを固定するには少し長く感じることもありますが、カラビナ(留め具)が取り外しできるので便利です。
カラビナ部分は鉄製なので長く使っていると多少錆びてきます。もし錆がひどくなったとしても、取り換えできるのは便利です
まとめ
ソーラパネルをマンション・アパートのベランダで使っていると、季節や時間帯によって日の当たる位置・高さが変わります。
ポータブル電源に効率的にソーラー充電するためには、限られた条件の中で柔軟にパネル位置を変えることも重要です。
今回紹介した事例も参考にしつつ、ご自宅のベランダに適した設置方法を探してみてください。
マンションベランダでのソーラー発電については、こちらの記事もご覧ください
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