みなさんこんにちは ! ありーなです
わが家のマンションベランダでソーラー発電をしたいのですが、どんなソーラーパネルを選べばよいですか?
そんな声にお応えして、マンションベランダで使うソーラーパネルについて紹介します。ベランダ用としてはポータブル電源とソーラーパネルのメーカー純正セットがおすすめですが、セットのソーラーパネルを選ぶときのポイントを紹介します
この記事を読むとこのようなことが分かります
ぜひ最後までご覧ください
目次
ポータブル電源と折り畳み式ソーラーパネルセットがおすすめ
マンションのベランダは家族みんなが日常的に使う生活エリアです。
洗濯物を干すために使われたり、植物や野菜を育てているかもしれません。
そんな生活エリアであるマンションベランダで使うソーラーパネルであれば、ポータブル電源と折り畳み式ソーラーパネルの純正セットがおすすめです。
【ポータブル電源と折り畳み式ソーラーパネルの純正セットがおすすめな理由】
1) ポータブル電源とソーラーパネルの純正セットなら、誰でも簡単に扱えるから
2)「折り畳み式」ソーラーパネルなら、角度の調整や出し入れが容易だから
1) ポータブル電源とソーラーパネルの純正セットなら、誰でも簡単に扱える
ポータブル電源とソーラーパネルの純正セットなら、家族のだれが使う場合でも簡単に扱えるメリットがあります。
ソーラーパネルとポータブル電源をつなぐのはプラグを指すだけで簡単で、発電効率が落ちることもありません。
もし何かトラブルが起きた時でもメーカー保証で対応できるため、ポータブル電源のあつかいが不慣れな人でも安心して使えます。
金額の安いソーラーパネルも売られているため、互換性のあるソーラパネルを買ってきてポータブル電源につないでソーラー発電したい人もいるかと思います。
非純正を使うことはもちろん可能ですが、次の点に注意が必要です。
✓ ポータブル電源とソーラーパネルをつなぐ「プラグ」を合わせる必要がある(プラグ形状が異なる場合は、別途プラグ購入が必要となる)
✓ 正常に発電できるかどうかは、やってみないと分からない
✓ 純正と比べると発電効率が落ちる可能性もある
✓ 非純正を使ってポータブル電源が故障した場合、メーカーの保証外となる場合がある
2)折り畳み式ソーラーパネルなら、角度の調整や出し入れが容易
ソーラパネルには「折り畳み式」の他に「据置型」がありますが、マンションのベランダに常時据え置ける(常設できる)家は限られます。
据え置きができないなら折り畳み式しか方法はありませんが、マンションベランダで使うならむしろ折り畳み式の方が便利です。
多くのベランダは太陽の日の当たる時間や角度が、1日の中でも季節によっても変わります。
据置型のソーラーパネルだと動かすことができませんが、折り畳み式のソーラーパネルなら、太陽の位置に応じてパネルを動かすこともできますし、角度を調整することも可能です。
ベランダはそもそもソーラー発電をするためにあるわけではありません。
洗濯物や布団を干したりするベランダにソーラーパネルが据え置かれていたら、邪魔になることも多くあります。
その点折り畳み式のソーラーパネルは、生活の状況に合わせて出し入れできて便利です。
マンションベランダ用ソーラパネルを選ぶ5つのポイント
「マンションのベランダ」と一口に言っても、その状況は一軒一軒異なります。
広めのベランダもあれば狭いベランダもありますし、太陽の光が良く差し込むベランダもあれば差し込みにくいベランダもあります。
だからこそ自分のマンションベランダにあったソーラーパネルを選ぶことが大切で、選ぶためのポイントを紹介します。
【マンションベランダ用ソーラパネルを選ぶ5つのポイント】
1) サイズが大きすぎず、コンパクトなソーラーパネル
2) 重さは重すぎず、軽すぎないソーラーパネル
3) 風邪で飛ばされないように、固定しやすい造りのソーラーパネル
4) 変換効率の高いソーラーパネル
5) 保証期間が長いソーラーパネル
EcoFlow、Jackery、Bluetii、Ankerのソーラパネルを見ながらそれぞれのポイントについて説明します。
1) サイズが大きすぎず、コンパクトなソーラーパネル
マンション・アパートのベランダは広さがあまりない上に、日々の暮らしでひんぱんに行き来する場所です。
ベランダの広さに合わない、邪魔になるようなサイズのソーラーパネルを買ってしまうと、時が経つにつれ使われなくなってしまうかもしれません。
しかし一方でサイズが小さいソーラーパネルは、出力が小さくなるため充電時間が長くかかります。
そのバランスをとりながら、自分の家に合ったソーラーパネルを選ぶ必要があります。
上の写真はポータブル電源の人気メーカー4社(エコフロー、ジャクリ、ブルーティ、アンカー)のソーラーパネルのイメージです。
縮尺1/20でそろえていますので、大きさを比較する参考としてください。
またサントリー天然水(2ℓ6本入り)の段ボール箱の大きさも参考まで載せていますので比較対象としてご利用ください。
2) 重さは重すぎず、軽すぎないソーラーパネル
ソーラーパネルが重すぎると、ベランダに出し入れするとき、パネルを開いたり閉じたりするときが一苦労です。
一方でソーラーパネルが軽すぎると、風に飛ばされてベランダから落下する危険性が高まります。
出し入れの頻度や誰が出し入れするのか、ベランダに吹き込む風の強さやソーラーパネルをどの位置で使うかによっても選ぶべきソーラーパネルは違ってきます。
上のグラフを参考にしながら自分の暮らしに合ったソーラーパネルを選んでください。
3) 風で飛ばされないように、固定しやすい造りのソーラーパネル
ベランダで使うソーラーパネルはその作りも重要なポイントです。
上で説明した通り、広さがないベランダで使うソーラーパネルは、「サイズが大きすぎず、コンパクト」で且つ「重さは重すぎず、軽すぎない」機種が求められます。
その上で最も気をつけるべきは「安全第一」であり、突風でソーラーパネルが飛ばされるといったまさかの事態を起こすわけには行きません。
ソーラーパネルは平面に置いてスタンドを立てて使うのが正しい使い方で、「スタンドを使用せずに使用(吊り下げて使う等)するとパネル面に負荷が掛かり故障の原因になります」とWEBサイトに載せているメーカーもあります。
しかし折り畳み式ソーラーパネルをベランダで使う場合、平面に置いて使うだけでは十分な発電が期待できないかもしれません。
そこでソーラーパネルを物干し台に括り付けたり、物干し台から吊るして使う必要が出てきますが、そのような使い方をするのであればソーラーパネルに穴が開いている形状の機種が便利です。
パネルを固定するためのひもやケーブル、フックなどを通して使うことができるからです。
ソーラーパネルを吊るして使うと、パネルの重さに重力が加わり劣化や故障の原因となります。比較的軽いソーラパネルであればまだよいのですが、重さのあるソーラーパネルを吊るして使うのは現実的ではありません
4) 変換効率の高いソーラーパネル
次のポイントはソーラーパネルの変換効率です。
変換効率とは、「太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換できる割合」をいいます。
変換効率が高いほど、同じ光の量からでもより多くの電気エネルギーを生むことができます。
上の散布図は4社のソーラーパネルを出力(W)と最大変換効率(%)でプロットしたものです。
上に行けば行くほど変換効率が高くなることを意味しますので、メーカーによって変換効率に多少の差があることが分かります。
ポータブル電源用ソーラーパネルの「変換効率」は20%を超えると高水準といわれていますが、最近の機種は23%を超えるものが普通になってきています
5) 保証期間が長いソーラーパネル
メーカー名 | 機種名 | 保証期間 |
---|---|---|
EcoFlow | 400Wソーラーパネル | 12ヶ月 |
220W両面受光型 | 12ヶ月 | |
160Wソーラーパネル | 12ヶ月 | |
110Wソーラーパネル | 12ヶ月 | |
60Wソーラーパネル | 12ヶ月 | |
Jackery ※ | SolarSaga 200(200W) | 3年+2年 |
SolarSaga 100(100W) | 2年+1年 | |
SolarSaga 80(80W) | 3年+2年 | |
Bluetti | PV350(350W) | 12ヶ月 |
PV200(200W) | 12ヶ月 | |
MP200(200W) | 12ヶ月 | |
PV120(120W) | 12ヶ月 | |
Anker ※ | Solix PS400(400W) | 18ヶ月+6ヶ月 |
Anker 531(200W) | 24ヶ月+6ヶ月 | |
Anker625(100W) | 18ヶ月+6ヶ月 |
折り畳み式ソーラーパネルをベランダに出し入れしていると、どうしても劣化が進みます。
出し入れ時にうっかりして落としてしまったり、ぶつけてしまうこともあるかもしれません。
そう考えると、保証期間が長いということはかなりのメリットだと言えそうです。
EcoFlowとBluettiの保証期間は1年ですが、Ankerは2年or2年半、Jackeryは3年or5年となっています。
ベランダで使う分にはそれほど高い防水・防塵性能は必要ありませんが、参考まで各機種の防水・防塵等級を載せておきます。IP65あれば十分だと思われます
IP(International Protection)コードは電気製品の防水・防塵性能を表す規格です。たとえば「IP67」の6の部分が防塵等級、7の部分が防水等級を表します。防塵等級は0~6の7段階、防水等級は0~8の9段階あります
メーカー名 | 機種名 | 防水・防塵 |
---|---|---|
EcoFlow | 400Wソーラーパネル | IP68 |
220W両面受光型 | IP68 | |
160Wソーラーパネル | IP68 | |
110Wソーラーパネル | IP68 | |
60Wソーラーパネル | IP67 | |
Jackery | SolarSaga 200(200W) | IP67 |
SolarSaga 100(100W) | IP65 | |
SolarSaga 80(80W) | IP68 | |
Bluetti | PV350(350W) | IP65 |
PV200(200W) | IP65 | |
MP200(200W) | IP67 | |
PV120(120W) | IP65 | |
Anker | Solix PS400(400W) | IP67 |
Anker 531(200W) | IP67 | |
Anker625(100W) | ー |
上の表に出てきたIP65、IP67、IP68の違いは次の通りです
防塵防水 | 等級 | 保護の内容 |
---|---|---|
IP65 | 防塵等級6 | 粉塵が内部に入らない |
防水等級5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない | |
IP67 | 防塵等級6 | 粉塵が内部に入らない |
防水等級7 | 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない | |
IP68 | 防塵等級6 | 粉塵が内部に入らない |
防水等級8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
まとめ
広々とした庭にソーラーパネルを広げて充電するのとは違い、マンションのベランダは制約が多くソーラー発電をするには不利な環境です。
それぞれの家のベランダの状況に合わせて、限られたスペースで限られた方法でソーラパネルを使わなければなりません。
そのためには購入前の入念な確認が必要で、自宅マンションのベランダに合ったソーラパネルを選ぶことが大切です。
【マンションベランダ用ソーラパネルを選ぶ5つのポイント】
1) サイズが大きすぎず、コンパクトなソーラーパネル
2) 重さは重すぎず、軽すぎないソーラーパネル
3) 風邪で飛ばされないように、固定しやすい造りのソーラーパネル
4) 変換効率の高いソーラーパネル
5) 保証期間が長いソーラーパネル
ポータブル電源とセットで売られている「純正」の折り畳み式ソーラーパネルは便利で扱いやすくておすすめです。
「純正セット」を買うとなれば、まずはポータブル電源を選んだ上でセットのソーラーパネルを選ぶことになりますが、その場合でも「マンションベランダ用ソーラパネルを選ぶ5つのポイント」を踏まえて自分の暮らしにあった機種を選んでください。
例えば、「400Wのソーラーパネル1枚買うのではなく200Wのソーラーパネルを2枚買う」、「200Wのソーラーパネル1枚買うのではなく100Wのソーラーパネルを2枚買う」という方がベランダ用には向いているかもしれません
マンションベランダでのソーラー発電については、こちらの記事もご覧ください
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