みなさんこんにちは !
中学のころから数学や理科が苦手で、理系の勉強をした覚えがほとんどない ありーな です
「ポータブル電源には興味があるけど、出てくる用語はちょっと苦手」という人はいませんか?
実は私がポータブル電源に興味を持ち始めたころ、定格出力(W)や容量(Wh)と言った簡単な用語でさえもなかなか頭に入りませんでした
ポータブル電源がどうしても欲しかった私は…
ポータブル電源関連の用語を覚えるための、何か良い覚え方はないかな?
と頭をひねりました
その結果、「やかん」でイメージする方法にたどり着きました
このイメージが正しいのかは分かりませんが、「やかん」をイメージすることでスッと頭に入ってきました
本当に苦手という人は参考にしてみてください
目次
まずは電気を表す3つの単位を「やかん」で考えてみる
ポータブル電源の用語(容量・定格出力・瞬間最大出力)を「やかん」でイメージするために、まずは電気を表す単位がやかんで考えてみます。
電気を表す3つの単位(ボルト、アンペア、ワット)は、「やかん」で言うとそれぞれ次のものに該当します。
【電気を表す単位をやかんで例えると】
・ボルト(V):電気を押し出す力を表す(電圧)⇒ やかんの傾き
・アンペア(A):電気が流れる量を表す(電流)⇒ やかんの注ぎ口の大きさ
・ワット(W):消費される電気エネルギーを表す(消費電力)⇒ 流れる水の量
3つの単位の関係は次の計算式で表されます。
ボルト(V)× アンペア(A)= ワット(W)
上の写真にあるやかん①と②は全く同じ形・大きさの「やかん」です。
つまりやかんの注ぎ口の大きさ(A:電流)は同じですが、水を注ぐときの傾き(V:電圧)が②の方が大きいため、流れる水の量(W:消費電力)は①より②のやかんの方が多くなっています。
ポータブル電源の用語を「やかん」で考える
ポータブル電源の 容量(Wh)
Wh(ワットアワー)で表示される容量は「電気量」を表します。
1Wは電気が1秒間にする仕事の量(消費電力)を表すのに対して、1Whは1Wの電力を1時間使える電力量に相当します。
たとえば100Wの電球を2時間使える電力量は100W × 2h =200Wh、10時間使えるなら100W × 10h=1,000Wh=1KWh(キロワットアワー)となります。
つまり容量が小さな(200Wh)ポータブル電源は「小さなやかん(①)」、容量が大きな(1,000Wh)ポータブル電源は「大きなやかん(②)」とイメージできます。
ポータブル電源の 定格出力(W)
「定格出力」とは、継続して出力し続けられる一番大きな電力値を指します。
継続して出し続けられるということは、やかんで例えると「注ぎ口」です。
注ぎ口の細い①は定格出力が小さく、注ぎ口の太い②は定格出力が大きいことを意味します。
つまり定格出力が小さなポータブル電源は「注ぎ口が細いやかん(①)」、定格出力が大きなポータブル電源は「注ぎ口が太いやかん(②)」とイメージできます。
ポータブル電源の 瞬間最大出力(W)
ポータブル電源には「瞬間最大出力」という指標があります。
熱を発生させる電化製品やモーターを動かす電化製品の中には、スイッチを入れた時に瞬間的に大きな電力を消費するものがあります。
たとえば電子レンジや扇風機、冷蔵庫、エアコンなどです。
電化製品が瞬間的に消費する電力にもしポータブル電源が対応できなければ、その一瞬のために電化製品が使えなくなります。
この瞬間最大出力をやかんで例えると、「注ぎ口の根本の部分」です。
①のやかんの注ぎ口は根本から先端まで同じ太さですが、②のやかんの注ぎ口は根本が太くなっています。
つまり瞬間最大出力が小さなポータブル電源は「注ぎ口の根本があまり太くないやかん(①)」、瞬間最大出力が大きなポータブル電源は「注ぎ口の根本が太いやかん(②)」とイメージできます。
根本部分が太ければ瞬間的に多くの量の水を流せることから、起動時に瞬間的に大きな電力を流せるポータブル電源をイメージできます。
まとめ
今回の記事では「電気の3つの単位」や「ポータブル電源の用語」を理解するために「やかん」を用いたイメージを紹介しました。
電気やポータブル電源の世界は文系人間の頭を混乱させますが、私はこの方法で頭を整理することができました。
もし同じように混乱しがちな人がいたらぜひ「やかん」をイメージしてみてください。
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