昨日「東京都中央卸売市場編」をお送りした「個人客が買い物できる公設市場」シリーズ。
今回は神奈川県にある公設市場(中央市場と地方市場)を紹介します。
中央市場は農林水産大臣(国)の認可を受けて開設した卸売市場で、地方市場は各都道府県の知事の認可により設置された市場です。
全ての市場に電話して確認しましたが、個人客が年末の買い出しができる市場は4か所ありました。
東京都の公設市場と比べると個人客の買い物がしやすいところが多い印象です。
年末の買い出しや備蓄品の買い出しの参考としてください。
この記事を読むと、次のようなことが分かります。
✔ 神奈川県の公設卸売市場のどこで買い物ができるのかが分かります
✔ 2022年の年末に個人でも買い物ができる市場がどこかが分かります
是非最後までご覧ください。
大切な人を守るために「将来に備えること」を日々探究している50代の「あり~な」がお伝えします!
2022年の年末に個人客が買い物できる市場
横浜市中央卸売市場(中央公設卸売市場:総合)
横浜市中央卸売市場は、個人が普段は利用できませんが毎月第1、第3土曜日に水産仲卸棟で一般開放を行っており、食堂・物販エリアも利用できます。年末は12月28日~30日に年末一般開放が予定されており、水産物部の仲卸売場が一般開放されます。
【住所】
横浜市神奈川区山内町1番地
【アクセス】
横浜駅東口バスターミナル4番乗り場から市営バス48系統コットンバーバー行「中央市場前」下車徒歩1分
JR「横浜駅」下車徒歩20分程度、京浜急行「神奈川駅」下車徒歩15分程度
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 不可 |
休市日 | 日曜・祝日(水曜に休市日あり) |
一般公開等定期イベント | 水産仲卸棟一般開放:毎月第1、第3土曜日 8:00~10:00 食堂・物販エリアは9:00~14:00 ※青果棟の一般開放はなし |
2022年末予定 | イベント:年末一般開放 12月28日~30日まで 8:00~10:00 |
車での来場 | 可(但し年末一般開放時は不可 臨時駐車場あり) |
取扱い部門 | 水産、青果、関連食品、飲食 |
横浜南部市場(地方公設卸売市場:総合)
横浜南部市場は、個人の買物は禁止とまでしていないため、水産棟は早めの時間であれば買い物することができます。毎月第2、第4土曜日に水産土曜市を行っており、市場価格で魚介類を購入できます。年末は12月28日~30日に水産棟年末大売出しが予定されており一般の人も買い物ができます。敷地内には「食の専門店街」「ブランチ横浜南部市場」があり、こちらの施設では普段でも食事や買い物ができます。
【住所】
横浜市金沢区鳥浜町1番1
【アクセス】
シーサードライン「南部市場駅」下車徒歩5分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 原則不可 ※禁止ではないため、水産棟は早めの時間であれば可 |
休市日 | 日曜・祝日(水曜に休市日あり) |
一般公開等定期イベント | 水産土曜市:原則第2、第4土曜日 8:00~10:00 |
2022年末予定 | イベント:水産棟年末大売出し 12月28日~30日まで 7:00~10:00 |
車での来場 | 可(青枠の駐車場) |
取扱い部門 | 水産 |
その他 | 食の専門店街:野菜・肉・魚などの買物ができます。 12月26日~30日は歳末大売出し(7~10時)が開催されます ブランチ横浜南部市場:市場のようなショッピングセンター |
川崎市中央卸売市場北部市場(中央公設卸売市場:総合)
川崎市中央卸売市場北部市場は、個人の買物は禁止とまでしていないため、水産棟は店によっては買い物することができます。毎週土曜日には関連組合朝市が行われており、各種食品や日用品、調理道具などが購入できます。年末はカレンダーにあるとおり水産棟と関連商品棟は12月30日までの営業です。
【住所】
川崎市宮前区水沢1丁目1番1号
【アクセス】
東急田園都市線あざみ野駅、小田急線向ヶ丘遊園駅、東急田園都市線たまプラーザ駅、JR南武線・小田急線登戸駅などからバス利用
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 原則不可 ※禁止ではないため、水産棟は店によっては可 ※関連事業者の店舗・食堂等は個人利用可 |
休市日 | 日曜・祝日(水曜に休市日あり:水産、青果 花きは土曜) |
一般公開等定期イベント | 関連組合朝市:毎週土曜日 7:30~10:30 |
2022年末予定 | イベント:特になし ※水産および関連食品は12月30日まで |
車での来場 | 可(北門守衛室で通行証をもらってから駐車場利用) |
取扱い部門 | 水産、青果、花き、関連食品、飲食 |
川崎市地方卸売市場南部市場(地方公設卸売市場:総合)
川崎市地方卸売市場南部市場は川崎幸(さいわい)市場とも呼ばれています。普段の個人の買い物は水産仲卸売場等や関連商品売場棟、食堂エリアで可能です。毎月第2土曜日には「いちばいち」が行われており、年末は12月29日~30日の予定で「歳末いちばいち」が開催されます。
【住所】
川崎市幸区南幸町3丁目126番地1
【アクセス】
JR南武線「尻手駅」から徒歩5分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 可能:水産仲卸売場等や関連商品売場棟、食堂エリアのみ ※水産仲卸売場等や関連商品売場棟は6:00~12:00、食堂エリアは6:00~15:00で利用可能 ※青果と花きは「いちばいち」のときに購入可能 |
休市日 | 日曜・祝日(水曜に休市日あり) |
一般公開等定期イベント | いちばいち:毎月第2土曜日 7:30~10:30 食鮮まつり:毎年11月 |
2022年末予定 | イベント:歳末いちばいち 12月29日~30日まで 7:00~(青果は8:00~) |
車での来場 | 可(満車の場合はコインパーキング利用) ※歳末いちばいちは混雑が予想されるため公共交通機関利用推奨 |
取扱い部門 | 水産、青果、花き、関連食品、飲食 |
個人客が全く利用できない市場
横浜食肉市場(中央公設卸売市場:食肉)
横浜食肉市場は、神奈川県で唯一の食肉市場です。業者だけが利用できる市場なため、普段個人は利用できませんしイベントもありません。
敷地内にある横浜食肉PR館は個人でも利用することができ、館内ではお土産用に「もつ」が売られています。
【住所】
横浜市鶴見区大黒町3-53
【アクセス】
京急「生麦駅」下車徒歩15分
JR鶴見駅・京急鶴見駅(東口)・JR新子安駅から市営バス「食肉市場前」下車1分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 不可 |
休市日 | 土日曜・祝日 |
一般公開等定期イベント | 特になし |
2022年末予定 | イベント:特になし |
車での来場 | 不可 |
取扱い部門 | 食肉 |
その他 | ※横浜食肉PR館は個人でも利用できます |
小田原市公設青果地方卸売市場(地方公設卸売市場:青果)
小田原市公設青果地方卸売市場は、仲卸のない業者専門の市場です。業者だけが利用できる市場なため、普段個人は利用できませんしイベントもありません。
市場の隣に小田原総合食品卸売市場(かものみや市場)があり魚や野菜などの店舗が並びますが公設市場とは直接関係はありません。
【住所】
小田原市酒匂978番地
【アクセス】
JR東海道本線「鴨宮駅」下車徒歩17分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 不可 |
休市日 | 土日曜・祝日 |
一般公開等定期イベント | 特になし |
2022年末予定 | イベント:特になし |
車での来場 | 不可 |
取扱い部門 | 青果 |
その他 | 市場の隣には小田原総合食品卸売市場(かものみや市場)があり魚や野菜などを買うことができます。 |
平塚市水産物地方卸売市場(地方公設卸売市場:水産(消費地))
平塚市水産地方卸売市場は業者専門の市場です。業者だけが利用できる市場なため、普段個人は利用できませんしイベントもありません。
【住所】
平塚市千石河岸28番11号
【アクセス】
JR「平塚駅」南口下車徒歩約20分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 不可 |
休市日 | 土日曜・祝日 |
一般公開等定期イベント | 特になし |
2022年末予定 | イベント:特になし |
車での来場 | 不可 |
取扱い部門 | 水産 |
小田原市公設水産地方卸売市場(地方公設卸売市場:水産(消費地))
小田原市公設水産地方卸売市場は業者(買い請け人)専門の市場です。業者だけが利用できる市場なため、普段個人は利用できませんしイベントもありません。
【住所】
小田原市早川1丁目10番地の1
【アクセス】
JR「早川駅」下車徒歩約7分
箱根登山線「箱根板橋駅」下車徒歩約12分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 不可 |
休市日 | 土日曜・祝日 |
一般公開等定期イベント | 特になし |
2022年末予定 | イベント:特になし |
車での来場 | 不可 |
取扱い部門 | 水産 |
三浦市三崎水産物地方卸売市場(地方公設卸売市場:水産(産地))
三浦市三崎水産物地方卸売市場は業者(買い受け人)専門の市場です。業者だけが利用できる市場なため、普段個人は利用できませんしイベントもありません。
【住所】
三浦市三崎5丁目245番地7
【アクセス】
京浜急行電鉄三崎口駅からバスにて「三崎港」バス停下車で徒歩5分
【一般客の利用について】
通常時の利用 | 不可 |
休市日 | 土日曜・祝日 |
一般公開等定期イベント | 特になし |
2022年末予定 | イベント:特になし |
車での来場 | 不可 |
取扱い部門 | 水産 |
まとめ
神奈川県に9か所ある公設卸売市場の中で2022年の年末に個人が買い物できる市場は横浜中央卸売市場、横浜南部市場、川崎市中央卸売市場北部市場、川崎市地方卸売市場南部市場の4か所でした。
年末にイベントとして大売出しや一般開放をしているため、年末年始の買い出しや備蓄品の買い出しに適しています。