既に始まっている電気代の値上げは、これから迎える寒い冬の間も、その先に待っている春になってもますます厳しくなることが予想されています。
今後相当な期間、かなりの値上げが予想されているため、ほんの些細な節電であったとしても塵も積もればそれなりに大きな電気代節約につながります。
更なる電気料金値上げに備え、今やるべき電気代節約方法のポイントを3つに分けて紹介します。
まず1回目は、無駄な電気を削減するための取り組みです。
家電の清掃や設置方法の見直しなど、一度見直しを行えばこの先ずっと効果を出してくれる節電です。
電気代節約のための取り組みを年末の大掃除とあわせて試してみてください。
この記事を読むと、次のようなことが分かります。
✔ 今やるべき無駄な電気を削減する取組みが分かります。
✔ 家電の掃除が電気代削減につながることが分かります。
✔ 不必要な電気の削減が電気代節約につながることが分かります。
大切な人を守るために「将来に備えること」を日々探究している50代の「あり~な」がお伝えします!
目次
家電を掃除して無駄な電気を使わない
電化製品は毎日使っている間にほこりや汚れが付着し、いつの間にか無駄な電力を消費するようになっています。
このほこりや汚れを掃除/手入れすることで無駄な電力消費を抑えられ電気代節約に貢献します。
掃除は一度してしまえばしばらくは不要です。
年末の大掃除のときに家電も忘れずに掃除しちゃいましょう。
冷蔵庫の掃除/設置場所の見直しによる無駄な電気の削減
冷蔵庫のまわりにたまったほこりを掃除する
冷蔵庫は重量があるため、一度設置してしまうとなかなか動かす機会がありません。
そのため冷蔵庫のまわりには大量のほこりが積もり、それが原因で無駄な電力消費が増えています。
特に背面や底面の放熱部にほこりが溜まると放熱効率が悪化して冷蔵庫が冷えにくくなります。
冷蔵庫の設置場所を再度確認する
冷蔵庫の設置場所は最初の段階で決めた位置からめったに動かすことはありません。
設置した当時、電気代のことまで考えて冷蔵庫の置き場を決めていないとしたら、もしかしたら今の設置場所は無駄な電気代を生んでいるかもしれません。
冷蔵庫には庫内を冷やすために放熱部(庫外に熱を放出するための部分)があります。
その放熱部は冷蔵庫の左右上部などにありますが、放熱部が壁に密着していたり放熱部に物が置かれていたりすると冷却性能が低下して電力の無駄につながります。
冷蔵庫の設置は左右上部などに適切なすき間(放熱スペース)をとることが必要ですが、その場所は機種によって異なります。
詳しくはご自宅で使っている冷蔵庫の取扱い説明書を確認するのが一番ですが、参考までメーカー各社が出している放熱スペースについての説明リンクを載せておきます。
冷蔵庫の側面(放熱部)にちらしやポスターなどが貼られているだけでも冷却性能が低下して電力の無駄につながります。また直射日光が当たる場所やガスコンロ、エアコンの暖気が当たる場所に冷蔵庫を置くのも冷却性能に影響を与えるためよくありません
エアコンの掃除による無駄な電力の削減
エアコンフィルターにほこりなどが詰まると、冷暖房効率が低下し余計な電気を消費します。
これだけで電気代が5~10%無駄になるというから驚きです。
また室外機の吹き出し口周りに物を置くことでも冷暖房効率が低下し電気代が無駄になります。
エアコンフィルターの掃除は「2週間に1度が理想」と言われますがなかなかできるものではありません。とはいえフィルター掃除が電気代に影響するのであれば「毎月第一土曜日に掃除する」とやる日を決めて取り組もうかと思います。
掃除機の掃除による無駄な電力の削減
吸い取ったゴミが掃除機の中に溜まっていると、吸引力が落ちてしまいます。
吸引力が落ちるということは一度の掃除時間が増えるということですので、電気代もその分多くかかります。
紙パック式であれば定期的に紙パックを交換することで吸引力が落ちるのを防げますが、サイクロン式の場合は溜まったゴミをゴミ箱に捨てることを意識して、ダストカップ内を常にきれいにしておくことをおすすめします。
電子レンジの掃除による無駄な電力の削減
電子レンジは食品に含まれる水分子をマイクロ波で振動させることで加熱します。
そのため電子レンジ内に汚れがあると、マイクロ波がその汚れに反応することで温める効率が悪くなります。
庫内やターンテーブルはこまめに掃除することで、電気代の節約につながります。
ドライヤーの掃除による無駄な電力の削減
ドライヤーは内蔵されたファンの力で後方から空気を吸い込み、ニクロム線で温めた温風を前方から吹き出します。
そのため吸込口のフィルターにほこりや髪の毛などが付着するとそれが原因で吹き出す風量が弱まり、使用時間が延びることで電気代がかかります。
そのためフィルター部分を定期的に清掃する必要があります。
モニター(テレビ・パソコン)の掃除による無駄な電力の削減
TVやパソコンの画面(モニター)がほこりなどで汚れていると画面が暗く感じることがあります。
テレビやパソコンは画面(モニター)の明るさを低く設定することで電力消費を少なくすることができます。
明るさ設定を低く設定して電気代を節約するためには、画面(モニター)を定期的に掃除する必要があります。
フィルターの掃除による無駄な電力の削減
空気清浄機や加湿セラミックファンヒーターのようにフィルターを使う家電は、フィルター部分に吸引したホコリや汚れを放置しておくと性能や運転効率が落ちてしまいます。
性能が落ちるとその分長く運転する必要が出てきますので、電気代節約のためにも定期的な清掃が必要です。
フィルターを使う家電(例えば除湿乾燥機や加湿器、換気扇等)は全て同じことが言えます。この際まとめて掃除しちゃいましょう
不必要な電気を削減して無駄な電気を使わない
待機電力(待機時消費電力)を削減する
少し古いデータですが、資源エネルギー庁によると2012年度のにおける家庭における待機時消費電力は世帯当たり全消費電力の5%以上を占めるそうです。
家電の性能向上により待機電力は近年減少傾向にあるようですが、使う家電の種類はどんどん増えているため待機電力量はあまり減っていないのかもしれません。
以前の記事で、これまで隠していた「個別スイッチの付いた6個口の電源タップ」をいつでもON/OFFできるように目に見える所に出したことを紹介しました。
この個別スイッチ付の電源タップは待機電力を減らすために有効です。
電気代が値上がる今回のタイミングは、家中のコンセントを全て確認する良い機会です。
いらない電源を抜いたり、個別スイッチ付の電源タップを導入したりして待機電力を減らしましょう。
ブルーレイやDVDレコーダーの主電源を切ったりコンセントを抜くと予約していた録画ができなくなるため注意が必要です。
充電のつけっぱなしをなくす
待機電力とは違いますが、スマホやカメラ、イヤホン、電気自転車のバッテリーなどを充電する時の電力も意外と無駄にしています。
100%まで充電し終わっているのにも関わらず、充電し続けていることがよくあるからです。
この無駄な電気を削減するために、最近はスマホの充電をするときにはスマホのタイマーをセットして取り忘れのないように工夫しています。
まとめ
更なる電気代値上げに備え、家庭でできる今やるべき節電方法の1つ目は「無駄な電気を削減する取組み」です。
毎日使っている電化製品にはほこりや汚れが付着し無駄な電気代を発生させる原因となっています。
年末年始の大掃除にあわせ、電化製品の大掃除にも取り組むことをおすすめします。
また待機電力を削減するために家中のコンセントを確認し、1つ1つ対策を打ついいタイミングでもあります。
今後しばらく続く電気代値上げの負担を少しでも軽くできるよう、些細な節電ですが今やっておけば後々効果が出てきます。