みなさんこんにちは !
「ソーラーパネルとポータブル電源なしでは暮らしていけない」と思っている ありーな です
ソーラー発電した電気をポータブル電源に溜めて調理家電を動かせば、電気代・ガス代ゼロ円で節約料理が作れることは以前の記事で紹介しました
わが家では毎日のように節電料理を作っていますが、ポータブル電源をまだ持っていない人は「本当に節電できるの?」と思うかもしれません…
そこで考えました
ポータブル電源を使った節電料理を記事に書けば、まだポータブル電源を持っていない人の参考となるかもしれない
ということで、今回はJackery 1500を使って筑前煮とご飯を作ったときの様子を紹介します
ぜひ最後までご覧ください
目次
ソーラー発電した無料の電気を使った節電料理
今回使ったポータブル電源と調理家電の詳細は次のとおりです。
ソーラーパネルを使い太陽光発電し、その電力をJackery 1500に溜めてヘルシオホットクックを動かしています。
よって電気代もガス代も全くかかっていません。
項目 | 使った機器名とスペック |
ポータブル電源 | Jackery 1500 定格出力:1800W 容量:1534Wh |
調理家電(自動調理鍋) | シャープ ヘルシオ ホットクックKN-HW24G 調理容量2.4L(2~6人分) |
筑前煮作りには、電気・ガスだけでなく「水」も一切使っていません
筑前煮の調理にかかった時間とポータブル電源の電気残量
実際に調理してみたところ、筑前煮定食にかかった調理時間(ホットクック動作時)は約90分で、ポータブル電源の使用電気量は27%でした。
調理 | ポータブル電源の電気残量 |
筑前煮の調理:調理時間35分 | 100%から86%に減少(14%使用) |
ご飯の炊飯(3合):調理時間55分 | 86%から73%に減少(13%使用) |
合計:調理時間90分 | 100%~73%に減少(27%使用) |
調理の詳細について紹介します。
ヘルシオ ホットクックを使った筑前煮作り
まず最初に筑前煮を作り、その後にご飯を炊きました。
水を入れない無水調理で筑前煮を作る
今回はホットクックのメニュー集に従って筑前煮を作りました。
レシピにあった「たこのこ水煮」はなかったので入れませんでしたが、あとはレシピ通りです。
筑前煮は、水を一切入れないで作る「無水調理」です。
材料(4人分) | 量 | 調味料 | 量 |
鶏もも肉 | 1枚 | 酒 | おおさじ3 |
れんこん | 100g | しょうゆ | おおさじ3 |
にんじん | 200g | 砂糖 | おおさじ2・1/2 |
ごぼう | 65g | ごま油 | こさじ2 |
たけのこの水煮 | 0g(メニュ集では200g) | 塩 | 適量 |
水 | 0(無水調理) | だしパック | 1個 |
水を一滴も使わないので、災害時でも安心
ホットクックの内鍋に全ての野菜と調味料を入れます。
水は入れずに、あとはメニューを選んでスタートすれば、ホットクックが自動で調理してくれます
ホットクックの鍋は密閉性が高く、水を使わずに食材の水分だけを活用して煮炊きできます。
水を使わないので水に溶けやすい栄養素を逃さず、食材本来の美味しさ・甘味などを引き出せます。
これを「無水調理」と言い、筑前煮の他、肉じゃがや豚肉のトマトに混み、鯖の味噌煮といった煮物や、カレー・シチュー、ゆで料理などが作れます。
今後水道代が高騰したり災害などで水が貴重になった時に、ホットクックの「無水料理」は大きな助けになります
ホットクック(自動調理鍋)は簡単操作で手間いらず
ホットクックはタッチパネルで、メニューを選ぶだけの簡単操作です。
筑前煮を作る場合は上の写真のとおり、作りたいメニュー(筑前煮)を選んでスタート(調理を開始する)を押すだけです。
その後ホットクックが自動で調理してくれますので、あとは何もすることがありません。
ホットクックには「まぜ技ユニット」という機能が付いていて、加熱の進行に合わせて適切なタイミングと力加減で鍋内を自動でかき混ぜてくれます。
「無水調理」と「まぜ技ユニット」のおかげで、煮崩れもなくのおかげで味もしっかりしみこみます。
調理中は何も気にせず機械任せできるので、忙しい毎日でも、することが多い緊急時でも安心です。
仕上がりはアツアツで、具材は味が染みて柔らか
ホットクックは調理が終わる1分前と10秒前、そして終了時に声でお知らせしてくれます。
調理が終了してふたを開けると真っ白な蒸気が上がり、グツグツと煮えていました。
野菜は全く煮崩れしておらず柔らかく仕上がっています。
驚いたのはその味です。
お鍋を使ってこれまで何度も筑前煮を作ってきましたが、これほど味が染みた筑前煮を作れたことがありません。
手間と時間を掛けてお鍋で料理してきたのがばからしくなるほど、味がしっかり染みて、やわらかく美味しい仕上がりでした。
これだけおいしい料理が手間なく作れるのは本当に驚きです。気持ちが沈みがちな災害時でも節電・節約時でも、ホットクックがあれば明るい食卓を囲めそうです。ソーラーパネルとポータブル電源で「無料の電気」を作りホットクックを使って節電・節約料理が作れるのは、ある意味最強です
ご飯を炊く(炊飯)
筑前煮を作った後に、ホットクックでご飯も炊きました。
前回の記事では定格出力1000Wのポータブル電源(Jackery 1000Pro)で炊飯しましたが、今回は定格出力1800WのJackery 1500を使った炊飯です。
ホットクックでする「炊飯」自体は前回と同じ
今回も3合のご飯を炊きました。
ご飯に使う水の量も、前回同様に我が家の炊飯器で炊く場合と同量です。
炊飯操作も簡単で手間いらず
炊飯操作はタッチパネルでメニューを選択するだけです。
何合炊くかの数字を上下ボタンを使い「3合」にセットし、スタートをすれば55分で炊飯完了です。
炊きあがりは今回も文句なし
今回のご飯も美味しく炊き上がりました。
我が家の炊飯器の消費電力は1210Wですが、ホットクックは800Wです。
これだけ消費電力が違うのに、ホットクックはほぼ同じ時間で同じ美味しさでご飯を炊いててくれます。
筑前煮と炊飯に要した時間は90分で、Jackery 1500には73%の電気が残っていました。つまり27%の電力量で一食分を作れるということになります
まとめ
今回、定格出力1800WのJackery 1500で消費電力800Wの調理家電を動かしました。
Jackery 1500の定格出力は調理家電の消費電力より大きいので(1800W>800W)、何の問題もなく調理をすることができました。
筑前煮とご飯を作っても27%の電力しか消費しておらず、災害時でも安心して使える容量があることが分かりました。
ソーラーパネルとポータブル電源があれば、太陽光で作った「無料の電気」を使い、何度でも「電気代・ガス代ゼロ円の調理」が作れます。
800Wという小さな消費電力の調理器具(ホットクック)があれば、多くの電気を消費することなく美味しい料理が手軽に作れます。
ホットクックは「無水調理」ができるため、水を一切使わずに食事を作ることさえできてしまいます。
ソーラーパネルとポータブル電源、ホットクックの3つがあれば、節電・節約にも災害時にも大きな力を発揮してくれます。
この記事ではJackery 1500を使っていますが、節電・節約や災害時にはJackery 1500Proがよりおすすめです。2023年1月末に発売された後継モデルで、容量(1512Wh)、定格出力(1800W)はほぼ変わりませんが、ソーラーパネルからの充電速度やサイクル数などが大きく進化しています